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V名人戦B級風組 第一局自戦記

 奏でる棋譜は無限大!鹿角ほたるです。今期は自戦記を書こうと思いnoteを登録してみました。よろしくお願いします。

第三期V名人戦開幕

 第三期V名人戦が始まりました。今回は前期を超える42+名人という大所帯での開催となりました。盛り上がってくれるのは嬉しい限りですね。 私は前期に引き続きB級での参戦となりました。対戦相手は以下の通り。

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 風組はB級で唯一新規が2名参加なのですが、なんの因果か両名とも指したことがあるのでみんな知った顔と言うリーグ。一応全員に勝ったことがありますが、もるすこちゃんに直近では負けてるので一番の山はやはりもるすこちゃんになるのかなぁって印象です。振り駒ですし。しかし、やんさんも委員長も楽に勝てる相手では無いですし大変なリーグですね。順位だけが頼りw

第一局

 https://youtu.be/lN7icuYgMK4(自身の視点での配信)
 https://www.youtube.com/watch?v=BLgyaAmdcM8&t=2701s(中継)
 http://system.81dojo.com/ja/kifus/5773889(棋譜)
 たまたまですが、3期の開幕戦になったので多くの人に注目してもらえたのかなと。
 というわけでいーんちょ戦です。四間飛車党というのは以前指して知っていたので、どの作戦を持っていくか悩みました。

ミレニアム

 作戦として候補にあったのは以下の2つでした
・居飛車穴熊
・ミレニアム
 一応素直に相振りにするのも考えたんですが、ちょっと勉強不足が出てしまいそうなので対抗形にしようと思ってました。居飛穴は以前いーんちょと指したときにも指しててこれで勝ってるのでもう一回持っていくのもありなのかなと。そしてもう一つがミレニアム。これは素敵やんさんともるすこちゃんがミレニアムを指すということで対ミレニアムを確認していたところだったので、居飛車側を持って指してようかというのが理由でした。ちょうどShodanさんにミレニアム指して頂いたところですし、ミレニアムにすることに決定。対局までの一週間、Shodanさんのミレニアムの動画を一番見ていたのは私です。きっと。

序盤~中盤

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 うっかりにより指しにくい形に。どっかのタイミングで11角から馬を消せると錯覚していたのですが、生飛車と交換されてみると残った馬の威力が強くて玉形が常に不安です。ここから暫く防戦一方に。

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 だいぶ持ち直したかなと思ったのが桂打ったこの辺。直前に44歩を打たせることができて相手の馬の働きがだいぶ弱くなったので、攻めの足掛かりを作ることができました。とはいえ、今すぐは銀が取り返せるとは言え銀も浮いていれば歩切れもあり、まだまだ簡単ではない局面。まだ負けててもおかしくない気はしますね。この辺から、相手の歩を左側に打たせないことも意識し始めています。

終盤戦

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 玉は瞬間詰まないので、攻め切れるかどうかの勝負。怪しげな受けに時間攻めしたかったこともあって手拍子に62金と打ちましたが、ここは銀の方がより明快だっと思います。攻めを切らさないようにと成桂に紐を付けたくての金でしたが、余計な粘りをあたえたかもしれません。62銀打ちに構わず52飛と成桂を払うと、71角から詰みます。ちなみに、ここで詰むかどうかの話が出てましたね。確かに詰みそうではありますが、一応ぴよに聞いてみたら詰みでは無かったみたいです。ぴよの信頼度がどこまであるかですけど。

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 数の受けに数の攻めで行こうと必死に食らいついてる局面。「数のほたる」という迷言も飛び出してましたねw この直前も直後も63銀と取る手は見えるのですが、73金から63金(成銀)と取り返して攻めが切れないように頑張ろうと思ってました。本譜はこの直後の84角があまり受けになっておらず、以下自玉がZなこともあり寄せきり勝ちとなりました。

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短手数の詰みを逃したけど、長手数の詰みが残っている図。大体寄りだろーと手拍子で清算して詰みか必死かかければいいやと指してました。ちゃんと考えましょう……

おわりに

 中継では終始私がいいか五分みたいな話でしたが、39角から終盤入り口辺りまでは結構悪かった気がします。なんとか勝てて後2戦、どちらも頑張りたいと思います。まずは、4月頭の素敵やんさん戦(後手番)ですね。またミレニアムなんだろうなーやだなー(遠い目

 それではごきげんよう、また次の記事で。


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