氷王戦1回戦
こんぽた!
今回は先日行われた氷王戦の自戦記です。結構時間がたってしまいました。
氷王戦
氷王戦は、フリーズ将棋という特殊ルールを用いた将棋のVタイトル戦です。フリーズ〇〇(以下F〇〇)と言いながら指すと、相手は次の手番で指定された駒を動かせないと言うルールで、フリーズ将棋ならではの詰み筋があるのでどこまでも気が抜けない将棋です。詳しくは綾瀬綾さんのフリーズ将棋の動画をご覧ください。
VS エクトリアさん
フリーズ将棋のTOPプレイヤー、エクトリアさんが初戦の相手です。氷王やフリーズ署長になったこともある実力者。考案されたエクトリアシステム、通称エクシスは抜群の破壊力です。
先手ならエクシス、後手なら相手がエクシス模様なら64歩を突いて端角のにらみを緩和するのが作戦でした。どちらにせよ、目標は中央突破です。後手番を引きエクシス模様だったので予定通りに進めて以下の局面になりました。
ほたホーク
って沙久耶さんが名付けてましたが、F桂と宣言して桂を跳ねた局面です。桂交換をしたくて跳ねたんですが、ここでフリーズを使わないと先手からの64角(F銀)と突っ込んでくる手が嫌で、相手がフリーズを使ったらその直後はフリーズを使えないというルールを利用しました。正直F権を消費する価値があったかどうかは微妙です。
フリーズ使えなくても突っ込んでくるんかい!!!!!!
中央突破
フリーズ将棋は中央をF権残した状態での中央突破の威力が高いのでゴリゴリいってみたところ。相手のF角に対して、飛車取り放置してただのところに銀を出たこの手もフリーズ将棋ならではの手なのではないでしょうか。同歩にF銀の57角成でF権一回ながらも優勢を意識していました。
逸機
この直前、52金と上がった手が負けていれば敗着になったであろう手。ここでエクトリアさんがノンFで52角成としましたが、機を逸しました。感想戦では、ここでF飛車の52角成で逆転していたという結論に。同玉はF玉で詰んでしまうので同金と取りますが、そこで42銀!と放り込むのがフリーズ将棋らしい手筋の寄せ。金銀玉のどれでとってもF玉で詰みなので、最後のF権を消費しないと受けられません。一人本将棋状態+57の角も払われてしまうので、恐らく敗勢でしょう。なので、私は金上がりではなく、52銀とがっちり受けるくらいでよかったのでは?という話になりました。以下はF権残したまま攻めのターンが回ってきて勝てました。
次戦
何とか初戦を突破しました。次は二回戦目です。相手は……
お将棋お姉さんの綾瀬綾さんです。ここを勝つと決勝なので頑張りたいですが、強敵続きますねぇ……
対局日は5/5の23時からです。綾さんの枠でやりますので是非お越しください。
それではごきげんよう、また次の記事で。
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