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休職した人がライブで飛び跳ねた話


こんにちは。
今まではほたる いかがとして、なるべく個人を
特定されないようにエッセイや、レビューを書いてきた。今回はどうしても書きたいことがある、しかし書くにあたり、自分をかなり晒さす必要がある。ネットで自分を晒すことには、かなり恐怖心がある。「ブスだったから」、「変な事していたから」など、1つでも自分より劣っているものを見つけると、途端に責めるこの世の中だ。
私も見ず知らずの人に、訳もなくボロクソ言われたくない。

ああ、怖いなー。
しかし、先日自分が成長したことをどうしても記録に残したい。良い時期が来たら消す覚悟で、無料記事で書いていこうと思う。


再びギターを持ち始めた

去年の春に数ヶ月間休職した。職場の人間に心をボコボコにされて、踏切真ん中で足が止まったくらいまで
追い詰めれた。回復するまで仕事や勉強は禁止、しかしこれと言った趣味もなく、毎日パニックを起こしていたが、ある日知人が新宿で路上ライブをしていたのに感化され、十数年ぶりにエレキギターを再開した。しかし、学生時代はあまりにも下手だったため、バンドにも入れてもらえないほどだ。
「あの時は時間は無かったが、今は時間はある」
1人部屋で、基礎練をやり始めた。

よくお世話になっております


緊張とコピバンライブ


「こういうのあるんだけど、どう?」
4月初めに路上ライブをした知人から、ある
コミュニティに誘われた。都内のあるスタジオが
定期的にコピーバンドライブを開催していた。
個人でも参加できるとのことで、知人もバッキングギターで参加したそうだ。課題曲を見たら、
自分が好きで歌える曲があり、勢いでコミュニティのチャットに入り、すぐ「ライブ出たいです!
」て意思表示した。

しかし、十数年のブランク+ギターが下手 というかなりレベルが低い上に、かなりのあがり症だ。小さい時の発表会なんかで頑張りすぎて失敗して、盛大に笑われたことがきっかけかもしれない。
参考:


だから当日まですごく怖かった。まだ会ったことない人といきなりセッションなど、精神不安定の人間が簡単に乗り越えられるものではない!!
ライブ1週間前から不眠になったり、うなされていた。ぼっちちゃんの気持ち、あの時よく分かった。

誰かになりたい

肝心の本番だが、あまりの緊張からか記憶が
ほぼない。当時観ていた人は、「手が震えていた」と言っていた。だろうな。
しかし、演奏や歌が上手い人たちを観て、「ああなりたいな」と思ったのは記憶があった。
その辺りから、「このライブでは、別の自分になろう!」と思うようになった。

しかし、それにはたくさんの課題がある。
毎回出るにはスケジュール調整や、ギターや歌のスキルアップだけでなく、理想の人になるには
まず人との壁を無くさないといけないなどなど。
もちろん、今でも沢山課題はある。というか、
音楽に打ち込むほど課題が増えていく。これは、
音楽に限らずだが。だから、最初は超困った。
いくら時間があるとは言え、どこから手をつければ良いか分からないし、不安定な状態だから
できる時とできない時の波も激しかった。
しかし、何故かあの時諦めなかったのは今でも不思議だ。今でも「自分変わりたい!別の自分になって、『ざまーみろ』と言いたい」があり、それがエンジンだったのだろう。


自分!!改造計画!!

それからもイベント開催があるたびに参加するようにした。大失敗する曲もあれば、なんか上手くいった曲もあった。しかし、自力では限界があった。今年からボーカルスクールも通い始めた。
「コピバンライブで成功する!自分改造!」の1つで動いた。
改めて思うと、自分の行動力てすごいな。
自己肯定感が0だからか、とにかく別人になりたい欲が人一倍あるから、だと思う。

これはあるあるだが、他人は人の変化に気づきやすい。特に主人がそうだ。ライブに出る時
自分は全く余裕がないのたが、主人は自分の
変化に褒めてくれる。嬉しい。
(子どもの時も、こうやって褒めて欲しかった)
スタジオのスタッフさんや、一緒に演奏した方からも変化の言葉をいただけたのも嬉しかった。
それも自分のエンジンとなり、さらに変わりたいと動くのだ。

昨日、半年前に出たライブの写真と直近で参加したライブの写真を比較したが、猫背が無くなっていて、感動した!うわぁい!!!
しかし、これは自分1人ではなく、このようなイベント開催してくれるスタジオの皆さんや、
スクールの先生、主人、路上ライブした知人たちなどのおかげだ。謝謝!


休職した人がライブで飛び跳ねた話

で、つい先日、コピバンライブにボーカルとして出た。毎回だが、会場行くたびに緊張して
トイレ近くなるのに、前よりかは普通に会場へ行けた気がする。
歌った曲はかなりノリの良い曲。テンション高くなる曲が良い。この曲を選んだのは、曲が好きなこと以外に、そのバンドに近づきたかったから。ライブでパンクでかっこいい人になれたら、最高だと思ったから。最近YouTubeで過去のライブあがっているけど、ダイブやモッシュが
飛び交っていて、「かっこよー!これ引き連れていくシャカラビかっこよー!」と思った。
ライブまでずっとシャカラビをYouTubeで観て、
動きをコピーしようとした。

「変身!!!」

本番は、過去1飛び跳ねた。明日の我が身考えず、首を振った。(次の日、整骨院行った)
変身を決めたら、緊張から楽しさに変わり、ナチュラルハイになった。スクールで教えてもらったこと、ぜーんぶ!!抜けたが、楽しすぎた。観客席の皆も、手を挙げて盛り上がってくれたことが嬉しかったな。過去1、達成感と満足感で満たされた瞬間だった。

ライブ終了後、主人は自分があまりにも変わったことに感動したそうだ。
そうだよな、休職して変わったように暗くなっていたり、緊張して顔色真っ白の当時の自分と比べたら、大きく変わったはずだ。
いつも応援してくれて、ありがとうね。

休職初日に見た景色

今後

主人が今回もライブの動画を撮ってくれたので、スクールの先生や、ライブには来れないけど
動画観たい友人たちに共有した。私は全く実感なかったが、「かっけぇ」や「成長している」などと、お褒めの言葉をいただいた。やはり、他人は変化に気づくんだな...。

ライブまでさんざん練習したので、1週間はお休みを取る。しかし、「ここで満足してはなんか、
やだなー」て思っている。ライブもそうだが、このように別人になって楽しめることを沢山したい。それにはまだまだ課題をこなさないといけないから、休み明けから鍛錬だ。もちろん、ストイックではなく、楽しんでやれたらなおよろし。


どんどん新たな自分に変身していこう。



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