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懐かしき写真:急行あがの

喜多方駅に入線してきたキハ55急行「あがの」と思われる一枚
1974年撮影

日中線(廃止)のSLけん引列車に乗るために父とともに訪れた福島県喜多方。
SL列車に乗ったその夜は、市内の笹屋旅館に宿泊。
竹久夢二などが逗留した旅館としても知られる。
当時、館内に夢二の絵が飾られていたような記憶がかすかにある。
当時の喜多方は今ほど有名な場所ではなく、喜多方ラーメンの店も単なる地元の食堂でしかなかった。

1980年代になって、友人と再訪したときは、少しばかり喜多方ラーメンも知られ始め、宿の人に勧められて、喜多方ラーメンを食べに行ってみた。
地元では知られたラーメン屋らしく少しばかり混んでいたが、味そのものは普通においしいという感想しかなかった。
それよりも、猪苗代駅に近いところで食べたラーメンが大盛りすぎてびっくりした記憶がある。
しかし、味も大味だった(笑)

話を1974年にもどすと、
おそらく、写真のあがのに乗って会津若松に向かったように思う。
そして、会津若松から会津線(現会津鉄道)に乗って会津田島へ。
当時は日中線のほか、会津線もC11けん引の列車が走っていた。
ただ、会津線のSL列車は貨物列車だけだった。
もう、記憶はほとんどあいまいで、間違いなく記憶しているのは、会津田島駅近くの踏切でSL列車の写真を撮ろうとしてカメラを構えているときに、おでこを蜂に刺されたという記憶。
半世紀以上生きてきて、蜂に刺されたのはこの一度だけ。
蜂もスズメバチのような毒性の強い蜂ではなく、驚くほど腫れたりはしなかったが、駅近くの薬局で薬を買い塗ってもらった記憶がある。

と、断片的ではあるがここまでの記憶があるが、その後どうやって帰ったのかはまったく記憶がない。
半世紀もたてば記憶はあいまいになる…。