見出し画像

電車注意

山形県にあるJR左沢線の某踏切にあった標識というか、踏切で電車に注意をという意味を表す看板と思われる。
イラストが電車の電の文字になっている。
目が踏切の赤い点滅するライトを表しているのだろう。
パックマンにも見えるが(笑)
実はこの看板、おかしなところがある。
イラストデザインがちょっとダサいというわけではない。

実は、この踏切を電車は通らない。
左沢線は非電化路線なので、走行している列車はディーゼルカー(気動車)であって、電車ではない。
だからイラストのようにパンタグラフもついていない。
そんな屁理屈をと思うかも知れないが、鉄道好きとしては納得できない(笑)
一般の人がディーゼルカーが来ても電車が来たよと言っても別に構わないけれど。

以前、鉄道ファンとして知られている漫才師中川家の弟の方が、ロケ番組で、ディーゼルカーを見て「電車来たでー!」とのたまわっていたのには愕然としたが(笑)
だから、彼を真の鉄道ファンとは認められない(笑)

昔は、電車の走っていない地方などでは、ディーゼルカーや客車列車をそのまま列車とか、汽車と呼んでいたと思うが、昨今はみんな電車と呼んでしまっているのだろうか?
一般的にはどうでもいいことだけど。

ところで「左沢」、ちょっとした難読地名。
これをすんなりと読めるのは鉄道ファンか、地元山形の人だろう。
これは「あてらざわ」と読む。
語源は、こちらの沢、あちらの沢の「あちらの沢」が転訛して「あてらざわ」になったという説がある。

そして、この地は朝ドラ「おしん」のロケ地になったところでもある。

※2007年10月撮影