スルーされた風景:納沙布岬
タイトル画像は納沙布岬灯台。2010年撮影
納沙布岬と言えば、北海道初の洋式灯台である納沙布岬灯台と北方領土。
注目されるのは岬の東側から北にかけての風景。
貝殻島灯台、水晶島、遠くは国後島の風景が注目される。
そんな中、どれほどの人が岬から南側を眺めるのだろうか?
それはあまり注目されないスルーされた風景。
スルーされた風景
スルーされた風景、納沙布岬南側。
遠くに見える家並は珸瑤瑁集落。
珸瑤瑁と書いて「ごようまい」と読む。
珸瑤瑁には日本最東端の珸瑤瑁郵便局がある。
珸瑤瑁とはアイヌ語のコイオイマイ、「波のあるところ」から来ているとのこと。
珸瑤瑁の隣の集落が歯舞。
水晶島は歯舞群島の一つ。
でも、北海道本土側にもその地名があるし、納沙布岬と歯舞群島の間を珸瑤瑁水道という。
良く調べていないからなぜこのようになっているかわからない(笑)
そして、最北端の地である宗谷岬。
この岬も最北端ということで注目を浴びる。
しかしその背後の台地にはなかなか目が向かない。
宗谷丘陵と呼ばれる、その場所は素敵な景色が広がるのだが。
恐らく宗谷岬に対して、宗谷丘陵はやはりスルーされた風景だろうと思う。
私自身も、宗谷岬には行ったが、宗谷丘陵なんて見向きもしなかった。
今思うととても残念だった。