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ランゲージアーツ(言語技術)を知ってからの変化について ①

こんにちは!

北イタリアのudine(ウーディネ)で日本語講師(6年目)/言語技術講師(1年目)をしています。 日本人がほとんどいないこの町で、2才の娘に日本語を話してもらいたいと思い、 限られた環境と言語技術を使ってバイリンガル教育に奮闘中のHotakaです。


前回はランゲージアーツを知ってからの娘との会話の変化について書きました。


今回は夫との変化について書きたいと思います。


一言で変化を言うと、「夫婦の会話がとっても楽しくなった!」です。


ランゲージアーツを勉強する前は

・「どうして伝わらないんだろう。」

・「聞いてくれない」

・「わかってもらえない」

と感じることが多かったように思います。


まあ、育ってきた環境も違うし、お国も違えば文化や価値観も違うし。と思って半ばそうゆうものだと諦め(?)もあったような気がします。ちなみにわたしの夫はイタリア人で日本語は話せません。


でもランゲージアーツを知って気付きました。



言葉はそもそも「伝える」ためにあります。

そして「伝える」作業が必要な時って、

そこに「違い」があるからだ。と


そう


まったく同じ考え、同じ気持ち、同じ価値観、同じ方向を向いている同士では言葉は必要ないのです。

だって言わなくてもお互いに何を思っているか分かるはずですから。


でも


そんな関係ってあるのか!?

ってかそんな関係の人って存在しえるのか?

ってかそもそもこの世に一人として同じ人間はいないし、同じ環境、同じ母親から生まれた双子だって全然違う性格になるし、

ということは旦那に100%わかってもらおうとおもうこと自体が、そもそも違うんじゃないか?


というところにたどり着きました。


そう、私たちはみんな一人ひとり違うからこそ言葉を交わし、伝えあい、聞きあって会話をしていくんです。


ランゲージアーツを始める前は

・「どうして伝わらないんだろう。」

・「聞いてくれない」

・「わかってもらえない」
ということが変えられない結果のように思えていましたが。


ランゲージアーツを学んでからは

・「どうして伝わらないんだろう。」

・「聞いてくれない」

・「わかってもらえない」
というスタートにいる。

ここから言語技術4技能+1技能(聞く、話す、読む、書く)+(観察)を使ってコミュニケーションをしていこうというマインドになりました。


それからは夫を観察し、話す言葉や内容に耳を傾け、関心をもって聞くことで自然と夫に対して質問が出てくるようになりました。そして夫も丁寧に答えをくれるようになりました。そこから私の意見や考えを踏まえて返事をすると、また一歩深まった話題が出てくるようになりました。


そんな会話を繰り返すうちに、


旦那からも

「今日はどんな1日だった?」

「〇〇の件、どうなったの?」

「〇〇さんと〇〇のこと話した?」

など、以前はあまり聞かれなかった日常の出来事に関して夫から聞かれるようになりました。


人ってやっぱり、関心を持ってくれる人に関心を持つんです。


家族だから、いつも一緒にいるから「分かり合えているはず」と思ってしまうのも分かります。でも一緒にそこにいるだけで「分かりあう」のはとっても難しい。というか不可能です。


そこに「会話」があって初めて、分かり合うために話し合うことを始めることができます。


家族は一緒にいる時間が長いからこそ、このランゲージアーツを使った会話を始めやすい環境です。←こことっても大事です!


誰かが話し出すのを待つのではなく、言語技術の1技能である「観察」をすることによって自然と見えてくる「なぜ、どうして」を言語化し、自分から会話を始めることによって自身が「主体性」を身に着け、「家族の会話」を深めていくことができます。


そんな家族時間を作るために、私達「ママ」から始めてみませんか?


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説明会を実施します。
第1回 7月28日(木) 15時~ (イタリア時間 8時)
第2回 8月6日(土) 22時~ (イタリア時間 15時)
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今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

Grazie mille!
alla prossima! ciao, ciao!

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