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サンセバスチャンの旅 2023③

では3日目。この日は久しぶりのかみのプレー生観戦日です。

試合が14時KOなので、午前中は少し余裕あり。今回はホスピタリティでみたのですが、食事もついているという記載もあったので事前にクラブに何時に行けばいいか聞いたところ、1時間前でいいよと。ほんとかいな?マンチェスターシティは2時間半前にこいって言ってるよ?えっ?1時間前?と若干困惑。とりあえず1時間半前集合を目安に向かうことにしました。

まずはあさごはん。勇気をもってAntonio Barへ。英語が通じないかもてことと英語メニューないかもだから、写真を事前チェックしておきました。土曜朝だからか少し空いていて、立ちですが、のんびりごはんがたべられました。英語メニューはみあたらなかったです。そしてまわりは地元の常連さんばっかりに見えました。
わたくしはサンドイッチとオムレツをオーダー。これはスペインでたべたオムレツとサンドイッチの中でどちらもいちばんおいしかったです。オムレツはあめ色玉ねぎ入りでこってりコクがある味、サンドイッチはピーマン入りでまたおいしい。同行者も見つけてくれありがとうと言っていました。お店のひとは大忙しでお会計のタイミングもはかってしてもらう感じです。でもあのてきぱき感がすてきだった。

オムレツ
サンドイッチ パンもおいしい!

大満足で宿にもどる途中、これまた気になっていた雑貨やさんに立ち寄る。ここでかわいいバッグがありお土産に購入しました。このお店は布とかバッグとかを売っていて、すべてmade in スペインだとお店のかたが話していました。サンセバスチャンってお店の方々が本当にフレンドリーですよね。お会計の時に、このあとの予定は?おすすめの観光地教えようか?と言ってくれたのですが、わたくはにやつきながら「今日はサッカーの試合があるから予定があるんよね。わしはダビドシルバのプレーをみに来たんじゃ!」と誰も聞いていないことをぺらぺらしゃべる。このあたりが日本ではない外国にいるからこそのネジがぶっとんでる自分。そしたら、お店のかたが2階にいた息子ちゃんを呼んで、かなり美形の息子ちゃん登場。近所にゲバラ選手が住んでいることを教えてくれて話が盛り上がる。息子ちゃんもママも残念ながらサッカーには興味ないのだが、ペロタというバスク伝統スポーツ?が大好きなのだそうで動画を見せてくれました。とても楽しい話をしていたので、さいごにみんなで記念撮影しました。そしたら息子ちゃんが「こんどゲバラ選手からサインもらってきてあげるよ」と。いいこだ。「ありがとう。またくるね!」と話して、お店を出ました。

いったん宿にもどり、ひと休みしてからスタジアムへ。歩いて20分くらいなので徒歩で行くことにしました。が、またもやどしゃ降り。3回くらい雨宿りしたかな。スタジアムについたのが12:45くらいだったのだが、ゲートが開いていない。え?と思ったがだれも焦っていないので、まあこんなかんじなんだろうね。ほどなくしてKO1時間前に開場。席がわかりにくくてなんども行ったり来たり。練習開始時間がわからない中、GK練習がはじまってしまったのでわたしは食事をあきらめて、練習をみることに集中する。フィールドプレイヤーはなかなか出てこなかったけど、ついにかみが!アップしている姿をみて、やはり感動。ただのパス練習とかでもやぱりちがいます。尊いのう…

練習中のかみ

今回はdugout裏のいい席でみられてよかったです。そうこうしているうちに練習もおわり、試合開始。相手はペップの弟さん所有クラブ&シティフットボールグループスペインブランチのジローナです。この日はかみのゴールをはじめて生でみられて感動。もともとそんなに点とる選手じゃないから、こんな奇跡があるとは!ほんとうにうれしかった。そして号泣。得点だけではなく、試合をとおしてあのウェンブリーではじめて生でプレーを見たときとかわらない感動をもらいました。ちなみにいちばんよかったのは、前半わたくしの目の前でくるっと相手のプレスを回避したプレーがいちばん好きなプレーでした。あれがかみなんですよ!
試合自体は2-0から追い付かれての2-2、かみはめずらしくイライラしていたかも。わたしが見始めて以降シティのときはあまりイライラしている印象がなく、いつも淡々と仕事してくれていたイメージだったので、相当思うところがあったのかなと。やっぱりCL出たいのかな。本人はどこ直したらいいと思ったのだろう?とかわたしもいろいろ考えてしまった。なお、相手チームの1点目に素晴らしいゴールを決めたのは、マンチェスターシティからローンのヤンコートくんです。サイドバックじゃなさそうだったけど、もどってきてシティで活躍してほしいな。ただ身体がちいさいのが気になったけども。わたしはサッカーわからないからアレなんだが、個人的には前半失点前からクロスとかセットプレーでなかなかの確率で相手がフリーで触れていて、ただ外してくれていたから失点しなかっただけだったのが気になっており、こりゃ失点しそうだと思っておりました。まずはなおすべきところ改善してCL圏とりましょう!
そして、かみ以外の選手として気になったのが、オヤルサバルです。試合を見て、ものすごく好きになりました。右に左に守備に攻撃にほんとものすごい運動量で献身的。サブになってからも出ては行けないテクニカルエリアになんども出て、そのたびに4審に注意される、というのを繰り返していました。サブになってからもピッチ上の選手たちを鼓舞するリーダーシップとあつい人間性もなかなか素敵でした。かみはリーダーシップっていう感じじゃないからね。それぞれ特徴がありますね。試合後もファンサービスをすごくしていて、実際にスタジアムで試合を見てこの選手好きにならないひといるのかな、というくらいよかったです。同行者はオヤルサバルにはノーコメント。なぜだ?まあひとそれぞれですかね。

監督ばりに前へ

試合後、選手たちがゴール裏にあいさつに行っていてえらかったな。オヤルサバルはバック側のスタンドに入ってファンサしてたし、すごいなと思いました。かみは行かずにすぐにロッカールームへ。そういうところがなぁ。わたしは、かみにもちゃんとゴール裏にあいさつに行ってほしかったよ。その後、食事スペースにもどり、メディア対応をのぞく。

メディア対応中
ユニ交換中

普段どのくらい選手がでてくるのかはわかりませんが、この日はそんなでもなかったかな。でも、なかなか貴重な体験。マンチェスターシティも同じような構造ですが、あちらはマジックミラーなので選手には見えないのだけど、ラレアルは選手にも見えるので手とか振ってもらえます。残念ながらかみは現れず。そんな気分じゃなかったかな…

このあと手をふってもらった。かわいかった。

余裕がなくて食事は撮影できず。試合開始前はサンドイッチとかアスパラ、牛肉の煮込み、ハーフタイムはデザート、試合後はホットチョコレートがでたりしていました。

デザートたち ティラミスもあったよ
ホットチョコレート

だらだらスタジアムにのこってファンサしてもらうこともできますし、だらだらお酒飲んでてもいいし、なかなか貴重な体験でした。試合によるとは思いますが、今回はEUR120と非常に価格も安かった(マンチェスターシティはこれクラスの席は£600~とかじゃないかな)ので、とてもおすすめです。

私たちの席はこんなかんじ

試合後には雨もあがったので、また歩いて宿までかえりました。かえりぎわ選手の出待ちをしているみなさんの人数が多くてビックリしました。マンチェスターシティの4、5倍いた気がする。

みんなあついね

ラレアルのファンの方々は、すごく好感が持てるというか、落ち着いてはいるのだけど、あつい気持ちを持った人たちなのかなという印象です。スタジアムもめっちゃ声でてる!みたいな感じではなかったけど、すごくあたたかく見守ってくれる感じで、みんなやさしくていい感じ。スタジアムもファンの方々も選手もすごくいいチームだなと思って、サンセバスチャンという街もそうだし、全体として好きになりました。また試合見に行きたいな!

夕ごはんは、この旅唯一のミシュランスターに!Akelarreという山の上のレストランです。創作スペイン+フレンチ+いろいろって感じでおいしかったです。とくに前菜は独創的ですてきでした。お値段EUR300以下とお手頃なので、またいきたいなー。

えびの前菜 えびせんべいのしたに生のエビ
グリーンピースとマッシュルームバター
メインのイベリコショルダー
デザート①このあともうひとつ+プチフール

テイスティングメニューといいながらもかなりの量でお腹いっぱい。デザート一部とプチフールは残してしまいました。
きょういちはグリーンピースかな。イベリコ豚もおいしかったし、映えないので写真のせないけど、デザートのココナッツアイスもおいしかったです。
お店の雰囲気カジュアルで、スニーカーやパーカで来ている人もいたので、そんなに気合いいれる必要もなく、居心地がよかったです。サービスもよく、満足度の高い夕食でした。ただ同行者は「素材の味がしない。塩からい」と酷評でした。そもそも生ハムやバルの料理ふくめスペイン料理って塩からくてお酒にあう感じのイメージなんだけどな。わたしの印象が間違っているのかなぁ。
行きはバスで行きましたが、かえりはタクシーを呼んでもらい宿までかえりました。予約が20:45からなので、大分遅くなってしまいました。翌朝6:30のバスに乗らねばなので、早く寝たいところが、洗濯機が壊れて洗濯がうまくいかないので、ほとんど寝られず。ちなみにバスの乗り方は、一律区間のところはのる前に支払い。ドライバーさんに人数いえばコンタクトレスのカードで支払いです。
かえりのサンセバスチャン空港はほんとうにこじんまりしていて、7:30ごろにならないと荷物検査も開かず。なかに入ってしまうと、買い物できる場所もお茶する場所もありませんのでご注意ください。飛行機にのるなり爆睡。ほとんど起きずにバルセロナ空港へ。3時間の乗り継ぎをして、いまはパリにいます。パリの報告はまたのちほど~

サンセバスチャンは自然の風景がわたしの実家に似ていて、とても親近感がわきました。そして、おいしい食べ物とフレンドリーな街の人々がまたよかった。街も小さくて歩き回るのが楽だし、物価も他よりは安めです。そして、かみがいる。ぜひともまたいきたいなとおもっております。

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