見出し画像

Note to Self 2020/05/29


こんにちは。


読みにきてくださってありがとうございます。


我が家は、2019年10月より、
市内国立大学の留学生のホームビジットの
ホストファミリーをしています。


2020年5月29日、
ハワイ出身の留学生の誕生日!
我が家でお祝いランチをしました。

画像1


献立

・お寿司屋さんのおまかせ握り

画像2

・お寿司屋さんの太巻き

画像3

・ローストビーフサラダ

・嶽きみの天ぷら

画像4

・バースデーケーキ

画像5

画像6

ホストファミリーになって初めて、留学生が日本滞在中に迎える誕生日。

本来なら母国で家族や友人たちと過ごしたいであろう誕生日。せっかくなので、ここ日本でもお祝いしてあげたいと思いました。

とは言え、小さな子どもではないので、その年頃のパーティーの仕方がわかりません…(息子のように小さな子どもたちのパーティーなら経験があるのですが、室内装飾いっぱいの息子仕様のそれではないはず。)

ということで、日本らしく?お寿司とホールケーキでお祝い、プレゼントも用意しました。            

誕生日は、お祝いする側も楽しいです✨      日本で迎える一生に一度の誕生日、思い出に残るといいなぁと思っていました。


ですが、この日、
予想外のことが起こりました。

食卓に座ると、
彼の顔色、表情がいつもと違うことに
気がつきました。

「体調が悪い?気分が悪い?」と聞くと…

すると、彼は、
自分が今パニック障害の発作中であることを
打ち明けてくれました。

本人の意思を確認し、

"このまま少し時間をおいて様子を見る"

という意思を尊重しました。

結果から言うと、
時間の経過と共に落ち着いて、
食事ができるようになりました。


ここでまず私が困ったことは、

パニック障害という英単語を知らなかったことです。
なので、会話で初めて聞いても、
パニック障害とわかりませんでした。

次に困ったことは、
私がパニック障害の症状や対応を知らなかったことです。

彼から、
「今、パニック障害の発作中」
と聞いても、
名前を聞いたことがあるという程度で、
実際は
どんな症状があるのか、
どう対応すべきなのか、
を知りませんでした。


私は、何もできませんでした。


それどころか、
水分補給に、
症状を誘発させるカフェイン入りの飲み物を
勧めてしまいました。

(後に留学生をアパートに送り、
帰宅してすぐにパニック障害について調べたら、カフェインの記載がありました)

この時は30分ほどで回復したようで、
彼の体調が回復したことに
本当に安堵しました。


この日、数年前を振り返り…

米国滞在中は、私は、
息子の体調を伝えるだけの英会話しか
話したことがありませんでした。

小児科は予防接種の数回しか行ったことがなく、
息子の予防接種の時は、
保険会社の三者通話を利用させてもらっていて、
医師と私の会話を保険会社の方が
サポートしてくれました。

当時、卵アレルギーがあった息子は
予防接種を受けるために…

ここからの記憶が曖昧で申し訳ないのですが…

小児科でワクチンを受け取り

その後すぐに(数時間以内)
小児科医ではなくアレルギー科の専門医に
接種してもらう必要がありました。              (小児科とアレルギー科が反対で、アレルギー科でワクチンを受け取り、小児科で注射だったかも…記憶が曖昧ですみません)

(当時はまだ、卵アレルギーを持つ子どもに
インフルエンザの予防接種をする場合は
アレルギー専門医のみ接種が可能で、卵アレルギーを持つ子どもへのワクチン接種はしていないケースが多い時代でした。
現在は予防接種できると思います。)

日本とは異なり、
卵アレルギーを持つ子どもの予防接種が
困難な時代でした。(約6年前)

我が家の場合は、
息子の体調不良や怪我は主人が診たので、
小児科を受診することが稀でした。

そして、
日本の処方薬と同程度の薬が
アメリカのドラッグストアで買えました。

なので、
医療英会話は他人任せ、
医療英会話の勉強不足でした。


快方に向かった留学生とのその後の会話で、

「最近はつまらない、
    授業は自宅でオンライン、
    現況より宿題が多い、
    友人に会えず寂しい。」

と話していました。

「留学期間が終わる8月頃に
    帰国できるかまだわからない」

という状況も教えてくれました。

(この日教えてもらった情報より
この記事投稿日まで
状況は良い方向へと変化しています。)


彼の顔が、
この日1番曇った表情に見えました。


今年は、
新型コロナウイルスの影響で
市内の夏祭りが中止になったので、
夏祭りの雰囲気が伝わるものを
誕生日プレゼントとして贈りました。

画像7

画像8


彼にとって、日本への留学が
辛いだけの思い出になること無く、
少しでも多く良い思い出を作りたい
と思いました。

そして今回、留学生が病気になった時の対応を考える機会になりました。                           本来なら、大学の国際連携本部に連絡をすべきだったのかもしれません。通院治療が必要な内科系、外科系疾患であれば迷わず連絡をしたと思います。

留学生本人の意思を尊重したことが、           私にとっての責任転嫁やリスク回避のように思えて、正解がわからないまま現在に至ります。ホストファミリーになると決めたのに、ホストマザーとしてこれでよいのか…

今の私は、                                                       『私の息子だったらどうする?』                  を判断の決め手にしています。息子が同じ状況の時に私が取る対応を、そのまま留学生にも対応しています。

まだまだ新米ホストマザーです…


読んでいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?