北海道スペースポートから新年のご挨拶
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北海道スペースポートから新年のご挨拶

北海道スペースポート

皆様、こんにちは。SPACE COTANです。

2022年、明けましておめでとうございます。2022年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。

2021年4月に北海道スペースポート(HOSPO)が開港(本格稼働)し、事業推進するための会社としてSPACE COTANが立ち上がりました。スペースポート(宇宙港)という前例のない事業を進めるために、多くの方のご協力やご支援をいただきながら走り続けてきた約8ヶ月。これまでの取り組みと、私たちが考えるこれからのことを新年の決意も込めて、お伝えできればと思います。

《これまでのこと①》 北海道スペースポート、開港!SPACE COTAN、設立!

北海道大樹町が約36年、止めることなく続けてきた「宇宙のまちづくり」。当時人口8000人ほどだった大樹町で「宇宙のまちになる!」と宣言したベンチャーマインドも、そのコンセプトをぶらさずに進めてきたことにも驚きです。(歴代の宇宙のまちづくりの牽引してきた宇宙町長も現在の酒森町長で4代目!)
昨年は、北海道大樹町・北海道・北海道経済連合会・HASTIC等多くの団体ともに描いてきた北海道スペースポート(HOSPO)が計画段階から実行段階へと大きく前進した年。札幌市にて記者会見を行い、ビジョンや描いている未来のイメージ図をはじめてお披露目しました。

北海道スペースポート本格稼働_記者会見フォトセッション2 (2)

記者会見に登壇いただいたJAXA宇宙飛行士でスペースポートジャパン代表理事の山崎直子さんの記事。「スペースポートは、まちづくり」「日本のスペースポートはアジアのハブ宇宙港になれる」「一次産業や自治体も、宇宙を使う時代に」など、興味深いキーワードがたくさん飛び出しました。スペースポートがなぜ必要なのか?地域や社会に対してどんな良い影響があるのかがわかりやすく紹介されています。(まだ読まれていない方はぜひ!)

《これまでのこと②》HOSPOは、航空宇宙実験・宇宙ビジネスの聖地に!

民間ロケット会社のインターステラテクノロジズによる2機連続のロケット打上げ成功JAXAによる大気球実験や航空機・宇宙技術開発の実験(HOSPO内にJAXAの実験場があります!)、滑走路や格納庫を活用した民間企業や大学による実験など、HOSPOが航空宇宙ビジネスのフィールドとして多くの方に活用されたこともこの1年の大きな成果でした。航空宇宙実験・ビジネスの舞台として実績を積み重ねてきましたが、来年も多くの方々にHOSPOを活用いただきたいと思っています!

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↑2021年度のHOSPO施設の使用予定表(大樹町HPより)実はこんなに使われています!

《これまでのこと③》ロケット射場・滑走路の整備資金、ふるさと納税も続々集まる

新たなロケット射場や滑走路延伸などの整備資金を企業版ふるさと納税や個人版ふるさと納税等で集めてきました。企業版ふるさと納税をこんなに積極的に活用しようという事例は全国でも珍しいのではないでしょうか…?

今年度の目標金額は"5億円"と高く困難な目標ではありましたが、全国・北海道内にHOSPOプロジェクトの共感の輪が広がり、多くの支援が集まり、目標金額達成の目処も立ってきました。(こちらについては近々良いお知らせがありますのでお待ちください!)

整備資金集めでは、他にもあらゆる方法を試しています。資金が集まることは重要なコトではあるものの、まずは日本の未来に繋がるこのプロジェクトを一人でも多くの方に知ってほしい!面白がってほしい!できるなら関わっていただきたい…!という気持ちでした。

・CAMPFIRE様のプラットフォームを活用したクラウドファンディング(駆け出し手間もないHOSPOに約200名の方からご支援が!)、個人版ふるさと納税クラウドファンディング(滑走路1日貸切できる権利や、射場にお名前プレートなどのユニークなリターンもあります。現在募集中!)

JTB様のふるさとコネクト(既に360万円、18社からの寄付が集まっています!)

北海道大樹町が発表した、HOSPOの滑走路や宇宙交流センターSORAのネーミングライツパートナー募集も、大胆な取り組みとして話題を集めました。滑走路は「〇〇(企業名や個人名)空港」と5年間命名できるので、マイ空港を誕生させられるのも夢じゃありません!ネーミングライツによって航空宇宙事業への参画や地域貢献のPR等の効果もあるのでおすすめです。

《これまでのこと④》応援コミュニティ「HOSPO SUPPORTERS」もスタート!

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HOSPO開港から、多様な業界業種の企業・団体からの様々な形での支援が集まっていることを踏まえて、応援いただいている企業・団体の皆さま同士の見える化とつながり・事業連携の強化を目的として、応援コミュニティ「HOSPO SUPPORTRRS」を2021年7月にスタートさせました。現在38の企業・団体に加入いただいていますが、この後さらに追加される予定です。2022年はコミュニティの活性化や加入メンバー同士の連携を促せるような企画も考えていきたいですし、現在は道内の方が多い傾向にありますが、全国各地の企業・団体を募りながら、全国規模のコミュニティに育てていきたいと妄想しています…!

HOSPO SUPPORTERSは個人の方の入会も開始しました!入会金1万円で、年会費は現在無料です(今後変更の可能性はあります)。コミュニティ内でのワークショップイベントや、限定情報発信を予定しています。北海道スペースポートを応援いただける方はぜひ、お問い合わせください!

《これまでのこと⑤》宇宙港の未来を語る!「北海道宇宙サミット2021」、初開催!

北海道そして日本の宇宙産業の未来や可能性を語る宇宙ビジネスカンファレンス「北海道宇宙サミット2021」を11月4日〜5日に開催しました。Our Stars代表の堀江貴文氏や、日本宇宙フォーラムフェローの淺田正一郎氏、宇宙エバンジェリストの青木英剛氏など日本の宇宙ビジネスのキーマンが25名も登壇する(豪華!!)カンファレンスでは「世界の宇宙ビジネスの最新動向」や「宇宙産業の投資ポテンシャル」「スペースポートと地域創生」などの多様なテーマでトークセッションが繰り広げられました。宇宙ベンチャーと道内企業によるビジネスマッチングや参加者同士の交流を図るミートアップなど、熱気に包まれた2日間。当日は現地参加450名、オンライン2200名が参加し地方の宇宙関連イベントとしては最高の盛り上がりとなりました。実際にサミットをきっかけに出資やスポンサー、取引商談などの効果が生まれているのも嬉しい成果です。来年はさらにパワーアップさせたい!!

↑当日のカンファレンスのトークセッションはYouTubeで全プログラム配信中

2022年への抱負

2021年の振り返りが長くなってしまいましたが(笑)、宇宙港は多くの方にとってわからない・馴染みのないモノ。それをいかにわかりやすく伝えて興味を持ってもらうか、関わってもらうかをひたすら考え、思考と実行を繰り返し続けた1年でした。宇宙港だけでなく宇宙ビジネスが盛り上がるにはプレイヤーを増やし裾野を広げていかなければいけません。

2021年は有り難いことに、多くの方の支援が集まり、ロケット射場と滑走路整備の第一期工事に向けた資金集めも目処が立ち、航空宇宙ビジネスの舞台としての実績を積みながら、HOSPO構想の知名度も向上した1年目。2年目となる今年はさらなる飛躍の年にすべく、これからやりたいことを書いてみます!

日本はアジアのハブ宇宙港になるポテンシャルがある

ということをとにかく多くの人に知っていただきたい!と思っていますし、そのメッセージを広めていく活動を進めていきたい。

主要宇宙国ではロケットや衛星だけでなく宇宙港も含めて自国で調達し、他国に影響されない”自律的な宇宙輸送ができる体制構築”を目指しています。衛星や人を宇宙に運びたいときに、いつでも、必要なだけ運べる力を国内に備えることで海外情勢に左右されることなく宇宙ビジネスを推進することは、経済安全保障上も重要です。衛星や輸送システム(ロケット等)が話題にあがりがちですが、宇宙港のインフラ整備は不可欠!世界中の大陸間を高速で輸送できるようにするP2P(高速二地点間輸送)等の動きも、いち早く日本としてP2P受け入れの姿勢を示していかなければいけません。

早期に宇宙港を実現できれば、海外の需要獲得、アジアにおける宇宙ビジネスのハブ宇宙港としての地位確立も可能です。現在国内には大分、和歌山、沖縄県下地島などが宇宙港の計画を打ち出していますが、それぞれに専用or共用、水平打ち上げor垂直打ち上げなどの特徴があります。宇宙港同士で横連携しながら、オールジャパンで宇宙産業の海外誘致を進め、法律や体制整備、経済支援といった環境整備も国や自治体とともに進めていきたいと考えています。イギリスでは国の支援のもと、7つの宇宙港が選定、アメリカでは12の宇宙港が承認されているそう。日本も負けてはいられません。

ロケット射場LC-1、滑走路延伸に着手

2022年はふるさと納税で集まった資金をもとに地方創生交付金の申請を行い、人工衛星用ロケット射場のLC-1、滑走路1300m延伸の工事を着工させます。2022年は事業者の公募や選定、着工式なども行い、構想が具体化する重要な節目の年になりそう。現在、基本設計も山場です。

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↑左側が新たに建設されるロケット射場LC-1。2023年度完成予定。

HOSPOを活用した、プロジェクトをつくる

2022年はHOSPOを活用した事業やプロジェクトを様々なパートナーの方と一緒に生み出していきたいと思っています。やってみたいことをいくつか挙げてみるので、ピンときた方はご連絡ください(笑)スペースポートづくりはまちづくりと考えると、他にもモビリティ、医療福祉、エネルギー、教育などあらゆる分野でのコラボレーションが可能になりそう…!地域で社会実証してみたい案件がある方も募集します!!(大樹町では宇宙以外にも、害獣駆除ドローン、自動運転等の実証実験も受け入れてます)

・衛星データやドローンを利用した各種実証実験の誘致(農業、漁業、林業、防災等)
・大学/研究機関や民間企業の航空宇宙分野(ドローン、無人航空機、ロボット、空飛ぶクルマ、気球、ロケット等)の各種実験の誘致
・HOSPOを活用した教育旅行や観光ツアーの企画運営。企業研修やワーケーションの誘致
・牛の糞尿由来のバイオ燃料(メタン)を活用した実証実験

宇宙版シリコンバレー Big Vison

宇宙版シリコンバレー Big Vison (1)

↑宇宙版シリコンバレーのイメージ図。宇宙港が地域にどのように関わっていくかをまとめています。ワクワクするイラストです。

仲間、募集!採用をはじめます!

HOSPO設備の拡充や、プロジェクト(事業づくり)のほかにも、その先のロケット射場LC-2に向けた整備資金集めなどの営業活動、PR活動、宇宙版シリコンバレーのグランドデザインなどやらなければいけないこと・やりたいことは泉のように湧いてきます(笑)世界の動きに遅れないように、これだけの事業をスピード感を持って進めていくために、このたびHOSPOプロジェクトに参画していただける仲間を募集します!HOSPOは他では経験できない面白いプロジェクトが多数ありますし、新たなロケット射場や滑走路延伸を整備するここからの数年は間違いなく面白いフェーズ!宇宙業界の知識や経験は問いません。興味を持っていただけた方はぜひご連絡ください。

募集職種

1. ビジネスディベロップメント・企画プロデュース

2. プロジェクトマネジメント

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北海道・十勝の宇宙港「北海道スペースポート」の公式noteです。北海道スペースポートを背景や日々のお知らせなどをお伝えしていきます。