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ロケットに近いインターン!? SPACE COTANインターン生・髙橋慶悟くん インタビュー

2021年4月に設立されたSPACE COTAN株式会社は、北海道に「宇宙版シリコンバレー」の実現を目指しています。現在は、実現に向けた業務を積極的に行っており、会社には社員だけではなく、インターンをしている方もいます。この記事では、大出大輔COO(最高執行責任者)がインターン参加者にインタビューをし、今後の活動やキャリアビジョンについて聞きました。

<インターン参加者紹介>
髙橋慶悟 (たかはし けいご)
東京都出身。電気通信大学Ⅱ類先端ロボティクスプログラム。宇宙開発フォーラム実行委員会 (SDF) 所属。

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↑ 北海道・大樹町SKY-HILLSにて。

<参加のきっかけは、大出さんにナンパされたこと?>

大出:SPACE COTANへ参加するに至ったきっかけは何ですか?

髙橋:元々のきっかけは大出さんにナンパされたことです笑。S-Boosterという内閣府が主催する宇宙向けのビジネスアイディアコンテストがあり、そのファイナリスト向けの勉強会にたまたま自分も参加させていただきました。その時に大出さんに声をかけられました。それから何度かお話をさせて頂く機会があり、今回のSPACE COTAN立ち上げのタイミングで改めて大出さんよりお声がけを頂いたのがきっかけです。
もともと、宇宙に興味はありました。高校1年生の時に、スタンフォード大学に行く学校のプログラムに参加して、シリコンバレーやスタートアップに興味を持つようになりました。宇宙版シリコンバレーという話を聞いて「是非とも!」となり、参加させていただいています。

大出:S-Boosterの頃で出会った時、私は会社員でした。髙橋くんが「大出さんがいつか起業したら、インターンシップなどにも興味がある」と言ってくれて、いつか起業したら一緒に働いてみたいとずっと思ってました。だから、起業することが決まった時、一番に手伝ってほしいと声をかけましたね。

<原体験は「はやぶさ」と星出宇宙飛行士>

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↑ 日本時間12月9日、地球へ無事に帰還した星出彰彦宇宙飛行士。奥に見えるのが、アメリカの民間企業スペースX社が開発した有人宇宙船「クルードラゴン」運用2号機。Photo Credit: (NASA/Aubrey Gemignani)

大出:宇宙に興味を持ったきっかけは何ですか?

髙橋:私は一時期とても話題になった小惑星探査機の「はやぶさ」がきっかけです。「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーをされていた川口先生の講演を聞く機会があり、そのお話を聞いて宇宙開発に強く興味を持ちました。その出来事から宇宙についてよく調べるようになりました。

昔の思い出で記憶に残っているのが、筑波宇宙センターへ見学に行った時、会場で運良く星出宇宙飛行士に質問できる機会を得ることができました。

大出:つい先日ISSから帰還した星出宇宙飛行士とお話しされたんですね!

髙橋:そこで「打ち上げ前の時間は何を考えているんですか?」と質問したことを良く覚えています。ただ当時は小学5年生で、緊張と嬉しさのあまり、聞いたことは良く覚えているのですが、肝心の星出宇宙飛行士がなんと答えてくれたのか全然覚えていないんです、、、

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<間近でロケット運営に関われることが魅力>

大出:SPACE COTANにおける現在の活動内容を教えてください。

髙橋:現在はSNS広報やMOMOの打ち上げやイベントのお手伝い、MOMO発射時の音響に関する分析、研究をしています。MOMO7号機の打ち上げ時の音響を計測したデータを用いて、距離と音の大きさの関係や、音の種類などの関係性を調べています。実際にロケット発射時のデータを扱えることなんて滅多にないと思うので、難しいところもありますが、勉強しながら進めています。最終的には論文を出せたら、、と思っています!

大出:髙橋さんには、創業の時から手伝っていただいていて、会社設立記者発表会でもサポートしてもらいました。沢山の記者の方が来ていて、それを運営するというのもお互いに初めてで、非常に良い経験になりました。



私としても、インターンシップで手伝って頂いている人に対して、より多くの有益な経験とともに、出来れば論文など、目に見える成果を出せたらなと考えています。

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↑ 会社設立記者会見の時に撮っていただきました!

大出:髙橋さんご自身について教えてください。

髙橋:もともとは宇宙だけというよりも広く理工系、特にロボットに興味がありました。ロボットを作ってそれを制御してみたいと考えていました。また今の専攻を選んだのもソフトとハードの両方やってみたいと思っていたからです。
大学では、ロードバイクで色々なところを旅したり、ものづくりサークルでCanSatを作ったりしています。

大出:宇宙に関連して多くのことをされているのですね。

髙橋:その他、宇宙開発フォーラム実行委員会 (SDF)という東大のインカレにも参加して、宇宙仲間を探したりしてます。SDFでは宇宙法など様々な宇宙の分野に興味がある学生が集まっていて周りの仲間から学べることが多くあり、とても勉強になっています。

<研究活動を通して専門性を磨きたい>

大出:髙橋さんの今後について教えてください。

髙橋:今後は、大学院に進学し、研究活動などを通して自分の専門性を深めつつ、宇宙とも関わっていきたいと思っています。
私の専攻はロボティクスになるため、この専門性を活かして、ハードとソフトの両方に関して深く学んでいきたいです。

大出:最後にHOSPOにひとことお願いします!

髙橋:HOSPOが中心となって様々な企業が集まることで、宇宙版シリコンバレーが実現する日がとても楽しみです。いつか私も専門性を磨いて、技術を持って改めて参加できるようになりたいと思っています。
それからSPACE COTANのインターンとしては、一学生では、なかなかできない経験をさせて頂き、感謝しています。そして、ロケットの実際の打ち上げを生で見ることができ、本当に感動しました!改めてロケットの技術者ってすごいって思いました!

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↑ロケット開発を行うインターステラテクノロジズ社が、開発中の軌道投入用ロケット「ZERO」とともに。

<まとめ>

SPACE COTANでは高校生から社会人までさまざまな年齢層の方にインターンとして参加していただいています。年齢も専門もさまざまですが、宇宙に関わりたい、そして日本をもっとよくしたい!そんな生きがいを感じることができる対談でした。

HOSPOはみんなでつくる、みんなのスペースポートです。

もしHOSPOの活動に興味を持っていただけましたら、SNSでのフォローや、大樹町へのふるさと納税、クラウドファンディングや北海道宇宙サミット、インターンやプロボノなど、様々な取り組みにご参加ください!一緒に北海道スペースポート、宇宙版シリコンバレーをつくりましょう!!

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