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今こそETFを見直せ~カレーなルー族②

 投資の世界でベンチマークに勝ち続けるのは至難の技だ。

 リターンの源泉をα(アルファ)とβ(ベータ)に分解できる。

 市場リスクがβであり、銘柄選択や配分などがαとされる。

 結果的に好成績でも不必要にβを増加させているだけだ。

 更に言えば、投資で一番削減すべきはコスト、即ち手数料だ。

 証券会社の言いなりで手数料の塊を購入させられている。

 もし仮に本当に儲かるならば、人には口外しない筈だ。

 既に資産を形成していれば、戯言は無視して下さい。

 これからであれば、長期分散効果以外に王道はない。

 投資に現を抜かす暇があれば、読書して自分を磨け。

 本来の趣旨から横道に逸れるので、この辺りにしておく。

 E(xchange)T(rade)F(und)ではない。

 

 E(arthquake)T(hunder)F(ire&ather)だ。

 詰まらない話をグダグダ続けたが、地震雷火事親父に他ならない。

 阪神大震災、東日本大震災、能登半島地震など説明は不要だろう。

 住宅の屋根だけでなく、休耕地や森林もメガソーラーだらけだ。

 中国の為に国土が侵食されて、その上に金属が盗まれる。

 火災が発生した際には、構造上の欠陥で放水は不可能だ。

 またしても本来の趣旨から逸れてしまったが、今回の主人公は父だ。

 

 母のことなら思い出に事欠かないが、父については皆無だ。

 地方銀行に勤務して、野球や組合活動も兼務していた。

 普段は家に居ないのに、帰ってくると不機嫌な人だった。

 疲労困憊しており、休養を必要としていたのだろう。

 僕と姉は父に恐怖を抱いていたので、静かにしていた。

 なぜか妹にだけ甘く、姉と妹が喧嘩をしても僕が怒られた。

 すぐ手が出るだけでなく、「男の癖に泣くな」手が出る。

 母が抗議すると、「女子供には手を出さない」不機嫌になる。

 子供は関係なく、男か女だけだと、不思議に思っていた。

 

 中学二年だった頃、一人の転校生によって秩序が破壊された。

 裕福な家庭に入り浸り、麻雀やポーカーが流行った。

 それは潤沢な小遣いを巻き上げる手段であり、黙認されていた。

 急激に不良になった旧友に仲間に誘われてしまった。

「今日は友達の家に泊まるから」促されて、母に電話を入れた。

「中学生が何言っているんだ、家の人に代わりなさい」

 その日は偶然に父が在宅であり、困って旧友に代わった。

「いい加減にしなさい、今すぐ帰って来るように伝えて下さい」

 狼狽した旧友は関係ないのに、僕と一緒に家まで走った。

「君のご両親は遅くまで遊んでいても、何も言わないのか」

「交通事故で亡くなり、伯父の家に厄介になっています」

「そうか、悪かったな、伯父さんは何も言わないの」

「離れでお祖母ちゃんと二人なので、全く干渉しません」

「そうか、悪かったな、お祖母さんを大切にしなさい」

 旧友の自宅まで一緒に送るように言って、解放された。

「お前の親父、怖かったな、でも大切にしなきゃ罰当たるぞ」

 その後、旧友は態度を改める訳でもなく、立派な不良になった。

 煙草銭欲しさに恐喝や教師にも暴力を振るい恐怖に陥れた。

 不思議なことだが、それ以降は僕が不良には絡まれなかった。

 旧友は恐怖の転校生と親戚であり、珍しい苗字だった。

 

 その後、高利貸しの母と共謀して、二人を殺害して山に捨てた。

 数年前にも特殊詐欺グループのリーダーとして逮捕された。

 僕が大学生になった頃、旧友と再会した時に寂しそうに言った。

「忌まわしい苗字で人生終わりや、母方の苗字に変えとけば」

 クラブDJをしていたが、怪しげなパケットを保有していた。

 僕は冷たい人間なので、旧友との交際を断ち切った。

 旧友も覚醒剤の常習で鑑別所、少年院で過ごした。

 戦後、パンティストッキングと女性だけは強くなった。

 一方、モーレツ社員という名の社畜になった父親は不在だ。

 盲導犬の訓練も最初の一年は、絶対的な無償の愛が必要だ。

 その経験が自己肯定感となって、厳しい訓練を乗り越えられる。

 今の日本を鑑みれば、母性に甘やかされ続けている。

 思春期を過ぎれば、反抗期が訪れて父性が必要とされる。

 敗戦によって、戦前の習慣が全て否定されてしまった。

 

勅語

朕󠄁惟フニ我カ皇祖󠄁皇宗國ヲ肇󠄁ムルコト宏遠󠄁ニ

德ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ

克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ

此レ我カ國體ノ精󠄁華ニシテ敎育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス

爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦󠄁相和シ朋友相信シ

恭儉己レヲ持シ博󠄁愛衆ニ及󠄁ホシ學ヲ修メ業ヲ習󠄁ヒ

以テ智能ヲ啓󠄁發シ德器󠄁ヲ成就シ進󠄁テ公󠄁益󠄁ヲ廣メ

世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵󠄁ヒ

一旦緩󠄁急󠄁アレハ義勇󠄁公󠄁ニ奉シ以テ天壤無窮󠄁ノ皇運󠄁ヲ扶翼󠄂スヘシ

是ノ如キハ獨リ朕󠄁カ忠良ノ臣民タルノミナラス

又以テ爾祖󠄁先ノ遺󠄁風ヲ顯彰スルニ足ラン

斯ノ道󠄁ハ實ニ我カ皇祖󠄁皇宗ノ遺󠄁訓ニシテ子孫臣民ノ

俱ニ遵󠄁守スヘキ所󠄁之ヲ古今ニ通󠄁シテ謬ラス

之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕󠄁爾臣民ト俱ニ拳󠄁々服󠄁膺シテ

咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶󠄂幾󠄁フ

 

明治二十三年十月三十日

御名御璽

 

 悪名高き教育勅語であるが、何が問題なのか一切分からない。

 どこの部分が問題なのか、指摘して頂けると大変ありがたい。

 

 僕が生まれた際、「今度は無事に男です」祖母に報告した。

「祖母は女の子でも男の子でも丈夫であればそれだけで」

 そう言ったが姉と妹と僕に矛盾する行動を取り続けた。

 僕にだけ父は厳しいと思っていたが、卑怯な行為に対してだった。

 ジェンダー平等を主張して、LGBT法が制定された。

 父が居なければ、男らしさを放棄していただろう。

 人間否全ての存在は次世代を育むことが最重要だと断言する。

 十月十日も胎内で守り、陣痛そして地獄のような出産。

 勤労は素晴らしい、芸術は素晴らしい、発明は素晴らしい。

 それでも新たな生命を誕生させて、徳育することには敵わない。

 

 今こそ地震雷火事親父を見直せ。

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