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化粧しなくても女

「女を捨ててる」という言葉に違和感がある。


化粧をしないと、女を捨てている。
Tシャツにジーンズだと、女を捨てている。
いや、意味分からん。

20代の頃、海外旅行から帰ってきて、疲れてバックパックを隣に電車に乗っていたら向かいの席に座っていた男子二人が私の足をみて何か言ってた。


いわく、すね毛が生えてると。



おまえはー、今までの人生でー、人のすね毛みたことないんかーー



と思ったけど言わなかった。
(そういう彼らの足にもばっちりすね毛が生えていた事はいうまでもない)


でも、私のパスポートは常にFameleのF表記だし、化粧をしていないから今日はMにしとくね、ということにはならない。(なったらいいなあとは思う)。

化粧を一切しなくても、常にジーンズでも香水をつけたりしなくても、かわいいキャラクターグッズをぶらさげなくても、わきの毛をそらなくても社会的には女なのだ。
なので、「女捨ててる」とかいわれても、正直困る。

じゃあ女っぽいの全開が正解なのかというと
今度は「女丸出し」とかって言われる。

どないせーっちゅーんじゃ!!!


見た目で女とわからないとダメとか、でも主張しすぎちゃダメとか、
線引きがわからない。いや、世間的には「察しろよ」みたいなことになってるかもしれないけど、私には見えないんだ、その線引き。

とりあえずスカートをはいてればいいってことなのか、
化粧をしないと男と見間違われるということなのか、
それは社会にとって不都合だから女らしくあれって言うことなのか。


「女を捨ててる」の背景にある理由がわからない。


どこまでが女の領域で、どこまでが男の領域なの??


いちいち「これは女向けなの?」とか「これは紳士用なの?」とまずどの性別を対象に作られてモノなのか考えなきゃいけないのが嫌だ。面倒くさい。
で、後になって「それ紳士用だよ」と言われて赤っ恥、という自体になったりするワケです。時間の無駄だよー…。

別に女がいいとか女は嫌だとか思わないけど、男だったら
毛を剃っても化粧をしてもスカートをはいても、「男を捨ててる」
とは言われない。
そのあたりのバランス感覚もわからない。


そんな簡単にすてられるモノならとっくにすててる人もいるだろうに、
「女を捨ててる」なんて言う人がいるのは心苦しい。

女でも男でもなんでもいいけど、私は一人の人間として扱ってほしいし、
なぜそこに性別というフィルターが必要なのかわからない。

スカートもジーンズも私にとっては全部ただの服だ。
性別のせいで、着ていいもの、着てはダメなものがあるなんてナンセンスだと思うし、「すきなもん、着せてあげなよ」と思う。

私がスカートをはくのは、自分が女だからという理由じゃない。
単にそういう気分だからスカートをはく。
ジーンズをはきたいから、ジーンズをはく。
同じ事が全部の事にいえる。


女だからという理由でケーキを食べない。
女だからという理由でシャンペンを飲まない。
女だからという理由でアクセサリーをつけない。


「女だから」これをやろう、なんて思った事がないし、
「女だからこれはやめとこう」なんて思った事もない。

やりたいことに、性別を理由づけるイミが分からない。
なので逆にやりたくないことに、性別を理由づけるイミも分からない。

やりたくないと思ったから化粧をやめたし、
やりたくないと思ったから毛を剃るのもやめた。

それでなにか変わったか、というと何も変わってない。


私は相変わらず私のままだし、性別は男になってないし、
どこに行っても女として扱われる。

化粧をする事で、自信が持てるという人は化粧すれば良いし、
逆に化粧しない方が肌の調子がいいという人は化粧しなければいい。

自分の体に対してすること、しないことの自分の選択に対して他人からジャッジされることに違和感があるだけで、やりたい人はやればいいし、やりたくない人はやらなければいい。



積極的に化粧をする人もいれば、
積極的に化粧をしない人もいて、
肌が弱くて積極的に化粧をしたいけどできない人たちもいる。
逆に積極的に化粧をしたくないけど、しなきゃいけないからしてる人もいる。


だから単純に「化粧をしている」「化粧をしてない」というだけで相手を計るのは無意味だし、それをジャッジする事に対してどれだけ価値があるのか?



男だからって生まれつき機械に強く生まれたワケじゃないように、
女だからって生まれつき化粧が好きに生まれたワケじゃない。

「男のくせに」
「女のくせに」


なんて、不毛な言葉をはくまえに,

性別というフィルターをとっぱらって、
個人としてみる事ができたら、そんな言葉は消えてなくなるはずだ。


力が弱い人がいて、機械に強い人がいて、化粧が好きな人がいて、
それはその人がどんな見た目かで決まるものじゃない。
性別じゃなく、その人の個性がそう決めたものだ。


性別にとらわれずに、いろんな人を認められるようになればいい。



もっと楽に生きたいと思ってるなら、他人を楽に生かせてあげれば良い。
みんなが楽になれば、自分も楽になる。

みんなが楽じゃなくなった結果、自分が楽になるなんて事はない。
だから「男のくせに」「女のくせに」なんて言葉で
自分の首をしめるのはやめたい。

私はもっと楽になりたいから、性別なんかにとらわれたくない。
もっといい世界に生きたい。


男も女もLGBTQも関係なく、個人として生きていける世界にすみたいと思うのであります。

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35歳。オーストラリア在住ブロガー&デザイナー&農家。 パートナー有りのAセクシャル。 日本&海外ネタ、アート&デザイン、英語、心理学、わくわくできるものが好き。
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