もくもくワクワクラジオ#3 家って本当に必要なの?(4回完結)
どうもみなさんこんばんは! この「もくもくワクワクラジオ」はリスナーと共に未来の住まいをクリエイションする ラジオ番組です!
登場⼈物 細川師匠
この番組では「師匠」として、みなさんのいろいろな疑問やお悩みに着いてお答えします。 前回、「持ち家はいらない」という驚きのご⾃⾝の考えを教えていただきました。今回はそ のことについてもっと深掘りしていただきます。
上さん(うえさん)
ヨシケン
消滅していく都市?
上さん:はい! 3回⽬が始まりました! 細川師匠とヨシケンと、上さんがお送りする 「もくもくワクワクラジオ」。さあ、みなさんはワクワクしてるんでしょうか? 話は変わりまして、最近ニュースで「消滅可能性都市」。「消滅可能性⾃治体」とかが出て まして。
ヨシケン:出てましたね。
上さん:それで、⾹川県讃岐市、東かがわ市、⼟庄、琴平。その四都市がね、消滅可能性都 市って出てましたけど。
ヨシケン:どういうことなんですか? あれは。
細川師匠:あれは、⼦供産む⼈がいなくなるっていう。
ヨシケン:⼥性が減ってるっていうことですかね?
上さん:そういうことです。もう何⼗年後かには、そういう⼈たちが少なくなってるんで、 どんどん⼈⼝が減っちゃって、消滅しちゃうっていう。
ヨシケン:うーん。でも、年寄りがいる限り消滅しないんじゃないですか?
上さん:(笑)。そうなんですよ。本当にそうで。でね、僕も⾊々考えたんですよ。で、思っ たのが消滅なんてしないんですよね。当たり前やけど。
ヨシケン:はい。それはそうだと思います。
上さん:で、もし⼈⼝が減ってしまったら、村になればいいし。それがもっと減ったら、字 (あざ)になればいいし。そこに⼈の営みがある以上、消滅せんわけですよ。
ヨシケン:そうですね。家もありますからね。
上さん:はい。じゃあ何かと⾔うたら、⼈⼝っていう⼀つの指標だけで、その都市の優劣を つけてるという話です。例えば⼈⼝の多さで⼀位から何位までとか。東京が⼀番です。⼀番 下はもっと少ないナントカ市ですっていう。しかもそれを、「市」という括りで。「町」もあ るけど。 だけど、たとえば僕がおった東かがわ市っていうのは三町が合体して、市になってるもん ですから。だから、本当にそうなんかなみたいに思ってて。
ヨシケン:なるほど。
上さん:まあ、結局何が⾔いたいかっていうと、⼀つの指標ではそういうふうに⾔われるけ ども、⼈⼝が多ければ経済発展があるって思うからの話で。経済が発展してればいい街なの かって。それよりも⼤事なことは、⼟地に住む⼀つの暮らし。そういうことの⽅がすごい⼤ 事なんじゃないかなとすごく思ってます。 というところで、まあ僕たちもこのラジオを通して⼈の暮らしとか、これからの暮らしみ たいなところを⾊々考えていきたいなということもあったりするんでね。そのニュースを ⾒ながら、なるほどなと考えさしてもらったところです。
ヨシケン:なるほど。ありがとうございます。 そもそも、「家」ってなんだ?
上さん:まあそんな感じで前段、家はいるかいらないかという話について細川師匠から「家 そのもの」というよりも、「暮らし」なんじゃないかと。その「暮らし」に対して、こんな 家がいるんじゃないかなという話になったと思うんですね。
ヨシケン:はい。
上さん:で、そこから僕思ったのが、じゃあその「暮らし」のための「家」ってなんですか? と。
ヨシケン:あ〜。家⾃体がですが? 上さん:そうそう。「家」ってなんなんすかね? 細川師匠。
細川師匠:「家」は、なんでしょうね......。「⼈をまもるもの」じゃないですかね。
ヨシケン:ほ〜。
上さん:というと? ヨシケン:それは、⾬とか⾵とかからまもるってことですか?
細川師匠:まあ、いろいろ。なんなんやろうね、「家」って。
ヨシケン:(笑)。なんなんでしょうね、「家」って。住むところですからね。家は。⽣活す る場所。拠点ですもんね? ⾷事して寝るところ。「暮らしの拠点」ですかね。家がなくて も、⽣活はできるのかなあ?
上さん:(笑)。家がなくて⽣活できます?
ヨシケン:キャンピングカーとか。
細川師匠:ホテルとかでもできますけどね。
上さん:あ〜。そういうこと。 ヨシケン:暮らしはできますからね。そう考えると、「家」の箱はなんなんでしょうね?
上さん:でも、そこで暮らしはせんでしょ? してる⼈もおるけど。
ヨシケン:はい。⼤体家に住んでますね。
上さん:ね。朝から晩まで⾞で暮らすんかって⾔われたらね?
ヨシケン:うんうん。マンションとかは、「家」ではないですよね? 細川師匠:いやいや、「家」です。
ヨシケン:なるほど。マンション、アパートとかも「家」ってことですか? 細川師匠:「家」です。
ヨシケン:じゃあ、「家」とはなんなのか......。「⽣活するところ」ですかね。僕は。
上さん:「⾐⾷住」ってあるじゃないですか? 僕はずっと服屋をしてて思ったことなんで すけど、三つ並んでて⼀番初めに「⾐」が来よるじゃないですか? これ、なんでかって思 ったら、⼀番必要ないからなんですよ。
ヨシケン:必要ない?
細川師匠:⼀番必要あるんじゃないですか?
上さん:いや、多分「⾷」です。「⾷」は本当に死ぬんで。
ヨシケン:あ〜。
上さん:で、なんでかって⾔ったら⼠農⼯商みたいなもんで、必要がないから頭につけられ るんですよ。こういうのって。まあ、⾔い⽅もあるかもしれないですけどね? 「住⾐⾷」 とかは⾔いにくいからとか。そんなんもあるかもしれんのですけど。
ヨシケン:うんうん。
上さん:明⽇死ぬかもしれんって時に百円出てきたら、100%みんな、⽔か⾷いもんを買う と思うんで。「そこで服買う?」っていう順序。まあ、家を買うっていうのとは額がちがう からあれなんですけど。まあでも、その持ってるお⾦でできることがあるとしたら間違いな く。もし家があれば、服は絶対に⼀番最後だと思うんですけど。寒いから着るとか、危ない から着るとか。 ヨシケン:なるほど。
上さん:ってずっと思いながら服を売ってて。服ってそういう嗜好品だったりするし、好き 好みもあったりするし。そういう世界だなってずっと思ってて。
ヨシケン:うんうん。
上さん:でも、「家」はみんな絶対住んでるし、元からあるし。これは僕の勝⼿な考えかも しれんのですけど、「家は住まなあかん」というか、「持っとかなあかん」っていう思いが強 いと思うんですよ。「服持っとかなあかん」っていう⼈もおるかもしれんのですけど。そう いうのをずっと思ってて。
ヨシケン:なるほど。確かに。でも住所とかあるじゃないですか? 住所がないと⽣きてい く上で不便なんじゃないですか? 何するにしても。郵便物も届かないでしょうし。学校と か免許証取る時とか、家の住所書けとか⾔われるんで。そういう意味では「家」はなんなん ですかね。「場所」ですか? 「⾃分の場所」。
上さん:「居場所」?
ヨシケン:そうですね。「居場所」とか。
細川師匠:⽣きていくためには「家」はいらんと思います。⽣活するためにはいる。
上さん:あ〜。「⽣活」ね。暮らしていくために。
細川師匠:そうですね。 ヨシケン:家がなかったら確かに、⽣活に困りますね。
細川師匠:うん。⼈間だからじゃないですか(笑)? ヨシケン(笑)。
上さん:あ〜。
ヨシケン:誰かが決めたんですかね。
細川師匠:そうでしょうね。 やっぱり家はいらない?
ヨシケン:そう考えると、家はいるんじゃないですか? あ、建てることがいらないってこ とですかね? 前回からの細川さんの持論としては。
細川師匠:そうそう。持ち家がいらないっていう。
ヨシケン:なるほど。賃貸とかでもいいっていうことですよね? 細川師匠:賃貸でもいいと思います。
ヨシケン:なるほどなるほど。
上さん:でもその中で、家を建てていくって何でなんでしょうね?
細川師匠:ビジネス。
ヨシケン:なるほど(笑)。 上さん:というのは?
細川師匠:お⾦のためじゃないですか?
上さん:あ〜。細川さんがお⾦のために家を建てていると。
細川師匠:家を建てる側はね?
ヨシケン:なるほど。じゃあ、施主さんみたいな建てようと思ってる⼈にとっては何なんで しょうね?
細川師匠:負債ですね(笑)。
ヨシケン:ほお〜。なるほど(笑)。
上さん:(笑)。
ヨシケン:まあ、新築建てるとそうですよね? ⼤体ローンを組みますもんね?
細川師匠:もう⼀⽣払い続けるんで。
上さん:なるほどな(笑)。
ヨシケン:建てようと思って、建てた時点からもう負債になるってことですもんね?
細川師匠:そうですね。そこまでしても欲しいかどうかっていうだけじゃないですか?
ヨシケン:そうですね。ただ、⽇本だと負債になるじゃないですか? 建てた途端に。でも 外国だと、資産じゃないですか? その考え⽅はやはり国によって⼤きく違いますよね。 細川師匠:家が建たないと、経済が回らないんですよ。
ヨシケン:あ〜。国として家を建てるように促してるってことなんでしょうね。
細川師匠:住宅ローン組んだら、国のお⾦がだんだんと増えていくんですね。なんやったら ローンを組ますようにしてます。
上さん:そうそう。そうやったわ。
ヨシケン:フラット 35 とかありますもんね?
細川師匠:はい。
ヨシケン:なるほど。そういうことですか。
上さん:そう考えたら、そこまで絶対に家を持っとかないかんっていうふうには......。
細川師匠:いらないですよね?
ヨシケン:住所があればいいっていうのだとね?
上さん:基本的には借⾦してね? まあ、キャッシュで払う⼈もおるかもしれんのですけど、 基本的にはその世界観でね? そこまでして建てていくっていう話なんで。
ヨシケン:なるほど。ただ、家建てようと思ってくる⼈ってみんな楽しそうじゃないです か?
細川師匠:最初はね?
ヨシケン:あ〜。そうですよね(笑)。
細川師匠:⾞でも、買う時だけじゃないですか。楽しいのは。買ったらもう別に、どうでも いいかなって。
ヨシケン:そうですね。確かに。僕は建てる時が⼤変でしたけどね。⾊々決め事が多いので (笑)。
上さん:なるほど。
ヨシケン:というわけでそろそろ時間になりましたね。 細川師匠:早いですね(笑)。
上さん:すごい、ネガティブな話で終わりますけども(笑)。
ヨシケン・細川師匠:(笑)。
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