ハガキ職人から放送作家、そして。14
【放送作家10年目(31歳) 2011年】
そこから3年は、ほぼ仕事中心の毎日でした。作家10年目で、ある程度のレベルで書けるようになっていたことと、まだ30代前半で重宝がられたこともあり、僕は僕で金欠を味わった経験から仕事を断ることが出来ませんでした。
自らのキャパを大幅に超えた仕事量を抱えてしまったのです。
後輩の作家にお金を払ってネタ出しを手伝ってもらうも、そのクオリティに満足できず、結局は自分でやってしまう。僕は、何でも自分でやらないと気が済まないタチでした。