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年度末恒例行事

2月も半ば過ぎた。
この時期になると恒例行事が始まる。

確定申告

毎度毎度、数字との戦い、領収書の整理との戦い。

父が定年になり、年金生活を始めた時から、
医療費控除の申請をするために父はこの時期になると、
税務署へ行って申請していた。

父が認知症になり、確定申告の申請ができなくなってからは、
母が確定申告の申請に税務署に行っていた。

この医療費控除の申請も必要とても手間がかかる作業である。
人ごと月ごとに領収書を整理して、1月から12月までの
総合計を出して、領収書も束めて。申請書に記入して。
書き方が分からないから、税務署に予約入れて赴く。
何時間もかかってようやく申請終了。
手間と時間のかかる効率の悪い作業である。

この作業を年配の方々がするのは容易なことではない。

今年は私が少し手伝うことにした。

一昨年の年末に、父が要介護4に認定されたので、

『障害者控除対象者認定書』

の手続きを行なった。
この手続きして、障害者(特別障害者:ねたきり高齢者)に認定されたら、
当年度の市・府民税の控除を受ける事ができる。

詳細はこちらから

なので、昨年(令和4年)は市・府民税をの控除を受けることができた。

この障害者控除対象者認定書は
毎年申請する必要がある。
代理の者でもすぐに申請が可能である。
※代理の者が行う場合は身分証明書の提示が
必要である。

それで今年(令和5年)も申請をした。
また役所から、市・府民税の申告書が
実家に送付されてきたので、
私が代理で申告も同時に行った。

市・府民税の申告は医療費控除の
手続きも行う事ができるので、
行く前日に、実家から医療費の領収書を
預かり、父、母の昨年の医療費の領収書の
整理と計算を行なった。

父の申告に行くのだが、母も確定申告するので
合わせて医療費の計算をした。

領収書の数はものすごく多い。
仕分けの内容としては…

  1. 通院している各病院の領収書

  2. 薬局の領収書

  3. デイサービス(通所リハビリテーション)の領収書

  4. 施設入所した時の領収書

  5. その他

1に関しては、通院の病院が多く、通院回数が多いほど、
それだけ領収書が多くなる。
病院ごとに仕分けるだけでも時間がかかる。
しかも、通院している人数が多いほど作業が煩雑になる。
実家の場合は、両親2人分、父で5つくらい、母で4つくらい。

2に関しては、通院する病院は多くても薬局を一つにまとめられる方がいい。
薬が多くても、領収書は1枚済で済むし、通院の病院ごとに分ける必要がない。
病院の近くの薬局で処方してもうらうと、薬局ごとに領収書を仕分けないといけないから手間がかかる。
薬局は父は2つくらい、母も3つくらいだが、ほぼ一つメイン薬局で、
あとの2つは枚数が少ない。

3に関しては、通所施設の請求書や領収書にの内訳に、
医療費控除になる項目に印が打ってあるので、その印の金額だけを掬い出して、
計算をすれば良い。
気をつけなければいけないのが、請求書と先月の領収書が一緒に同封されているので、
領収書の確認をしっかりするといい。

4に関しては、3と同様である。
医療費控除金額が別枠で明記されていたりする。

5に関しては、公的年金等の源泉徴収票、各種の社会保険料の納付証明書、
生命保険料・地震保険料などの控除が証明できるもの、他に申請する必要があるならば、所得・課税証明書等。

1から4までは医療費控除の対象になる。
5は申告を行う上での必要書類であるので必ず持参すること。(忘れたら、役所の方で照会できる)
他に控除を受ける場合は他の証明書なども必ず持っていくこと。


いざ、申告会場

窓口が4つ。書類確認する人が2人。
時間を決めて職員さんの交代がある。

受付で申告に来た事を伝えて、少し聞かれたりするが、
ファイルに番号が振られており、そのファイルに書類などを入れた。
待つ席も10脚くらいある。
私の番号は55。その時までに呼ばれていた番号は46。
待ち時間は30分程度ぐらいだったと思う。

自分の順番になった。
申告書と先ほど申請した障害者控除対象者認定書を提出した。
それから、申告書に必要事項の記入をし、公的年金等の源泉徴収票、
各種の社会保険料の納付証明書の提出もした。

職員の方は、金額を記入したり、源泉徴収票や納付証明書の金額を照会して
確認を行なって、書類の内容確認のためにダブルチェックする職員に書類を渡して
内容に不備がなかったので申告終了。
一応、医療費控除のことも伝えたが、父の場合は、非課税だったこともあり、
源泉徴収票と納付証明書だけでも還付金があり、確定申告が必要で、
それだけで十分だったとのこと。還付金の振込口座の記入して全ての申告が終了した。
父の医療費控除は母の確定申告に回す事になった。
この間の所要時間は30分程度だった。

これで父の税金関係の申告は全て終了。
あとは母の確定申告をすればいい。
領収書関係も終わっているので、税務署に行くだけである。

感想としては、やはり手間ひまがかかる。
領収書の整理と計算。
領収書を紛失したら、再発行はできない。
代わりに医療費控除証明書の発行ができる。
しかし手数料がかかるので要注意である。

時間がかかる。
申告書の記入方法がわからないので、
やはり、相談所とか申告会場に赴き、申告する事になるが、
待ち時間が長い。仕方がないことではあるが。
来場者は、ほぼ申告者本人が多いので、たいていは年配の人である。
職員の方と申告者とのコミュニケーションがなかなか噛み合わないので
時間を要することになる。
年配の人は、手続きもややこしいし、話の理解するのも一苦労だと感じた。

私のように、申告者の親の代わりに来てる人は見かけなかった。

そういう意味では、一人暮らしの年配の方や夫婦二人暮らしの方は
大変だなと感じた。

私が父や母の年齢になった時に、これらの手続きなどを
今のようにできるだろうかと考えたらできないかもしれないなと。
頼りになる子どももいない。
そう考えると、しっかりしないとって思う。
父や母の手伝いをすることは、未来の自分自身のためだと痛感。
しんどいとか言ってる場合じゃない(苦笑)

以上。ご参考まで。

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