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2023.3.10

 卒業式から1週間ほど経った。もらった祝花が散り、高校生活の終わりを改めて感じた。

 卒業式の時に、1年の時の担任の先生と部活の顧問の先生たちに向けて個人的に手紙を書いた。きちんとお礼の気持ちを伝える機会もなかなかないし、お互いの生活がはじまるともう会えないかもしれない。1年の担任の先生はとても丁寧に話を聞いてくださった。優しい先生だ。写真部に所属していたが、部活の顧問の先生も親切だった。手紙はうまく書けたとは到底言い難い。それでも手紙を読んで、書いた内容や感謝の気持ちが伝わったら私は嬉しい。

 私の高校生活は人に恵まれていた。心がやさぐれてつらい時期もあったが、周りの優しさがあったおかげで卒業を迎えられた。これからはもう会わない人ばかりだろう。もし連絡が取れたとしても、おそらく会わない。会えない。各々の時間が各々の場所で進み続ける。それでもどこかで幸せでいたら、と思っている。


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