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夢の試着でわかった本当の幸せ

こちらの記事は前回の記事の続きとなっております。
初めましての方は前回の記事から読んでいただけると嬉しいです。

2021年9月末に勤めていた銀行を退職し、すぐに移住先である蓼科へ向かいました。移住先で働くキャンプ施設には寮が完備されていたので、必要最低限の荷物を自分の車に詰め込み、片道4時間半、車を走らせました。

現地に着くと、施設のマネージャーが温かく迎えてくださりました。キャンプ施設や業務内容の説明が終わると、私が住むことになる寮も案内してくれました。

寮には私以外に7人が住んでいました。
実際にどのような方が住んでいたかというと…

・登山ギアを制作&販売しているご夫婦(元大手アパレル社員)
・6歳の女の子とそのお母さん(現役Webライター)
・元SEの男性(とにかくアウトドアが大好き)
・オンラインヨガレッスンの先生(私と同じく短期移住中)
・パラレルキャリアの男性(シェアハウスの管理人、カスタマーサポートなど)

皆さん、コロナ禍をきっかけに蓼科へ移住されたそうです。7人に共通することは、とにかく自然が大好き!復業をしながら、プライベートもとても充実していて、活き活きと毎日が楽しそうでした。

お仕事がお休みの日は一緒に登山に行ったり、焚き火をしたり、ヨガをしたり、お料理をしたり、おうちパーティーをしたりと、年齢も出身地もバラバラでしたが、あっという間に仲良くなりました。

移住生活がスタートして、1ヶ月が経った頃には、もうすっかり会社員時代のストレスはなくなっていました。それくらい移住生活が充実していたのです。

「今日は天気がいいから、湖畔一周を散歩しよう!」
「今週末は入笠山に登山に行かない?」
「みんなで焚き火しながら夕飯にしよう!」

大自然に囲まれながらの移住生活はまさに私が理想としていた生活でした。毎日が楽しく、寝る前には「明日は何しようかな?」とワクワクしながら眠りについていたのを覚えています。

そして、3ヶ月間の移住生活も後半に突入した頃には、1人で登山に行ったり、気になるカフェやコース料理のレストランに行ったりと、もう怖いもの知らずに行動していました。

しかし、美しい景色を見た時、感動するくらい美味しいものを食べた時に思い浮かべるのは、やっぱり新潟に住む大切な人達の顔。「これものすごく美味しいから〇〇にも食べさせたいな〜」「この絶景、〇〇にも見せたい!」私だけ独り占めするのは勿体無い!という感情でした。

私が理想としていた「夢」の暮らしは、大切な人達がいて、一緒に共有し合うことで、私にとっての本当の「幸せ」なのだと気づくことができました。もし、移住生活を経験していなければ「大自然の暮らし」に憧れるだけで、本質を見失っていたと思います。

移住生活で夢を試着した私の夢はこのように変化していきました。

「大自然の中で暮らす」
 ↓
「旦那さんと蓼科でキャンプ飯を食べながらお酒を飲む」

2024年4月19日、2年越しの夢が叶った瞬間でした!テント設営を手伝ってくださった、お隣の男性に感謝の気持ちでいっぱいです!どこかでまたお会いできますように…

キャンプ飯と美味しいお酒(2024.4.19に撮影)


最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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