⑬【川瀬隆士 先生】宝生流能楽師をもっと身近に。
学生時代から大好きな曲だという「放下僧」を10月の五雲能で勤められる川瀬隆士先生。
「放下僧」の魅力をたくさんお聞きしました。
師匠との思い出、先生のやんちゃ時代もお伺いしています。
川瀬先生にとっての「つなぐ」とは?
――川瀬先生が「受け継いできたもの」は何ですか。
私は、ものを受け継いだというのがあまりないんですよ。両親が能楽師ではないので古い書付や謂れのある面はありません。
受け継いできた[もの]ですと、この仕舞用の扇ですかね。形は一般的な鎮め扇ですが、私の師匠であ