【占星術覚え書き】クオリティ①

こんにちは、ベンディです。今回は12サインの区分のひとつである「クオリティ」についてお話したいと思います。度々登場している「○○座は活動宮で、○○は柔軟宮で~」というのがそれです。同じくサインの区分であるエレメント(火・地・風・水)はアニメ・漫画やゲーム等でも頻繁に扱われていて馴染みがあるのに対し、クオリティ(活動宮・不動宮・柔軟宮)と言えば世間一般的には浸透がかなり薄い印象がありますが、それが疑問に思うほど興味深いものだと個人的には思います。※1986年生まれの私ベンディの占星術の原体験は今になって思えばセーラームーンとファイナルファンタジー5。

エレメントとクオリティ

牡羊座から魚座までの12サインの意味をつかむためには、区分を理解することです。サインにはいくつもの区分がありますが、代表的なのが四区分であるエレメントと三区分であるクオリティです。※サインの区分は他にもいくつもの種類がありますが、今回は割愛します

エレメント簡易図

クオリティ簡易図

12サインはエレメントとクオリティの組み合わせで成り立っています。活動の火である牡羊座⇒不動の地である牡牛座⇒柔軟の風である双子座⇒活動の水である蟹座、といったように上の図で示した順番に進んでいきます。エレメントとクオリティの意味を掛け合わせることでそのサインの輪郭が浮き上がります。例えば12サインの始まりである牡羊座は活動の火、つまり内なる情熱や直観をもとに物事をスタートさせるというイメージとなります。

エレメントがそのサインの欲求だとすれば、クオリティはその欲求をどのように満たそうとするのかが示されます。そのため、実際の思考パターンや行動パターンとして顕著にあらわれやすい性質になります。

クオリティのバランス

例えば「自分は〇〇座だけどあまりあてはまらない」と感じる人もいると思います。前回の記事で書いた通り一般的な星座占いで扱うのは太陽星座のみであるのに対し、占星術では太陽以外の天体も含めてみていくので、主要10天体がそれぞれどのサインであるかを確認する必要があります。更にその上で区分のバランスを見ます。今回のテーマはクオリティなので、たとえば私ベンディの出生図を例にすると、以下となります。

活動宮⇒3 太陽(蟹座)火星(山羊座)海王星(山羊座)

不動宮⇒3 水星 金星(獅子座)冥王星(蠍座)

柔軟宮⇒4 月(双子座)木星(魚座)土星 天王星(射手座)

個人天体(太陽月水星金星火星)のクオリティがバラけているので、比較的バランスがとれているということがわかります。ただし、優位になる天体や位置するハウスによって数では均等でも特定のクオリティが強調されることがあります。たとえば私は柔軟宮の性質、特に双子座の月や魚座の木星の影響を濃く感じます。

例えばこのクオリティのバランスで、極端に特定のクオリティが多かったり特定のクオリティが少ない、または0という場合もあります。この場合、周囲から見た本人の性格、特に行動の出方に明確な特徴が表れると同時に、本人にとっても何が得意で何が得意でないかを自覚しやすい傾向となります。特出した個性であり、オールマイティ・均等ではなく限定的に働く力です。

それぞれのクオリティの詳しい意味や捉え方については次の記事に続きます。


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