【マンスリー星読み】4月の気配

こんにちは、ベンディです。明日から4月がはじまります。私が住む札幌でもようやく大量にあった雪が融け、風はまだまだ冷たいものの春めいてきているのを実感します。例年この時期は高揚感や解放感を感じますが、今年は積雪の量に反比例したのかそれが特に大きいように思います(特に、を連呼)。

毎年訪れる春のこの時期は太陽が牡羊座に位置します。3月21日春分の日周辺に太陽が12サイン最後の魚座からトップバッターの牡羊座へと移動し、ひとつのサイクルが終了するとともに新しいサイクルが始まります。12サインの始まりである牡羊座は火の活動宮の力、つまり物事の根本的な欲求、火花のような活発なエネルギーを司ります。大なり小なり粗削りで本能的な欲求が湧きあがりやすい時期と言えますが、具体的にみるには他天体、特に火星の状態に注目します。

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今月はまず牡羊座12度(数え度数)で起こる新月でスタートします。4月1日15:26頃に起こるこの新月は、他の天体とアスペクト(角度)をとらず太陽、月、水星と3天体が合(重なり)となっているのが特徴です。全体的にもタイトなアスペクトがほとんどなくそれぞれの天体が独立しているので、個のサイン本来の性質がストレートに発揮されやすいと言えます。牡羊座の支配星である火星は水瓶座の後半度数にあり土星に接近中です。また、ひとつ前の魚座の領域には海王星と木星が滞在し、こちらも接近中。牡羊座のエネルギーは具体性と理知性を帯び、遠大な理想の実現に意識が向かいやすくなります。ここで言う遠大とは遠い未来だけではなくて、過去も含みます。昔から抱いていた違和感やいわゆる暗黙の了解など、いままでスルーされてきた問題について、言及しないといられない・我慢ならないといった気分になるかもしれません。

4月5日には水瓶座で火星と土星が完全に重なり、その翌日には金星が魚座に移動し、新月のテーマが加速します。具体的にはごく個人的な領域を全体に還元していくというもので、たとえば自分の理想とする生活の在り方や大事に思う価値観を気負いなく発信していく姿勢がもとで、そこから次第に共鳴が生まれて予想しない方向へ広がっていくこと。自分のためであったものが、やがてみんなのため(コミュニティのため)に動機が移っていくこと。気負いのなさと問題提起の両立、といったものが4月のキーワードのひとつになりそうです。




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