はちぶんぎ座の探索2(天文および占星術における座標系、地球と土星の南極星)
探索対象:はちぶんぎ座(八分儀座)
夢は断片のみ。
きょうは記事を書くのが遅くなった。
人と会う用事があったり、知人から電話があったり……きのう書いたエレメンタル関係の整理整頓 にエネルギーを喰われ、夢をノンキにみている余地がない感じ (ノД`)トホホ…
で、交通整理ゆえか? 唐突に、「地平座標」「赤道座標」「黄道座標」「銀河座標」「西洋占星術の座標」について整理したくなった。
1、地平座標
天体の位置をあらわす最も簡単な方法。方位(方向:Azimuth)と高度(高さ:Altitude)の2つの数値からなる座標系。
*方位:「南」が基点(0゚)。「西回り」に360゚までの数字で表す。真西が90゚、真北が180゚、真東が270゚。
*高度:「水平線」が基点(0゚)。天頂(頭の真上)方向に+90゚まで、天底方向に-90゚までの数字で表す。
2、赤道座標
地球の自転を基準にした座標系。日周運動 する恒星(惑星や月のように位置を変えない天体)の位置を表すのに適する。
*赤経:「春分点」が基点(0゚=0時)。「天球上の天体-天の北極-天の南極を通る大円」と「天の赤道」との2つの交点のうち、天体に近い側の交点まで、春分点から天の赤道に沿って「東回り」に測る。角度(度分秒)ではなく時間(時分秒)で表すのが通例。「東回り」に赤経1時=15°、さらにこの1時を60分割したものが1分、1分を60分割したものが1秒で、赤経1分=角度15分、赤緯1秒=角度15秒になる。
*赤緯:「赤道」が基点(0゚)。南(-)北(+)それぞれ90゚までの数値であらわす。天の北極は+90゚、天の南極は-90゚。
「春分点」や「赤道面」は、歳差運動(地球の地軸の移動による首振り運動)や章動(自転軸が周期的に起こす微小な揺れ)によってわずかに移動してゆくため、観測時における見かけの位置を視赤経・視赤緯(視位置)、変動分をならしたものを平均赤経・平均赤緯と呼ぶ。J2000.0の赤道・瞬時の赤道のように、いつのものかを明確にする 必要がある。
3、黄道座標
黄道を基準とした座標系。地球から見た惑星は、黄道帯(黄道の上下に9度の幅をとって空にできる帯)の中を動いてゆくため、主に太陽系天体の軌道や位置をあらわす際に用いられる。
*黄経:「春分点」が基点(0゚)。「東回り」に360゚までの数値で表す。
*黄緯:「黄道」が基点(0゚)。南(-)北(+)にそれぞれ90゚までの数値で表す。黄道北極(りゅう座の方向)は+90゚、黄道南極(かじき座の方向)は-90゚。
地球から見た天体の黄道座標と、太陽から見た天体の黄道座標では、値が異なる。地球から見た時の黄道座標を「地心黄道座標」、そのときの黄緯と黄経を「地心黄緯」「地心黄経」と称し、太陽から見た時の黄道座標を「日心黄道座標」、そのときの黄緯と黄経を「日心黄緯」「日心黄経」と称し、区別する。黄道座標も赤道座標と同じく、基点である春分点の移動によって変化する。
4、銀河座標
銀河系内の天体の分布や運動を表すときに用いられる座標系。
*銀経:「いて座A*と銀河北極を結ぶ大円」と「銀河面」(ほぼ天の川の流れの中心に沿って全天を1周)との交点が基点(0゚)。「東回り」に360゚までの数値で表す。
*銀緯:「銀河面」が基点(0゚)。南(-)北(+)にそれぞれ90゚までの数値であらわす。銀河北極(かみのけ座の方向)は+90゚、銀河南極(ちょうこくしつ座の方向)は-90゚となる。
5、西洋占星術の座標
ジオセントリック(地球中心)のホロスコープで解説。
西洋占星術における天体の座標は、サインと度数で表される。
*サイン:春分点を基点に、360°の「黄道」を「30°」ずつ「12」に分けたもの。牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座の順に、東回りに位置する。
*度数:度(°)分(′)秒(″)の表示と、小数点以下を0.0~0.99で表示するものがある?……のだろうか。ちなみに、いつもお世話になっている Astrodienst は「度分秒」の表示。
12サインの起点(牡羊座0度)は春分点であるが、「実際に天空にある星座」と「サイン」にはズレがある……という件については下記で言及。
占星術は天文学の母なのだ……ということで、座標系の話は終わり。
ここからは、はちぶんぎ座の δ星 について。
地球と土星の南極星が、そろってはちぶんぎ座にあることの意味は……ナンダロウ? 何らかの同期を取っている?
土星の南極には巨大な渦があり、
北極には六角形がある。
惑星を「太陽に近い方」から数えると、土星は6番目。その土星に六角形があり、5番目の木星に五角形がある件について、こちらの記事 で少し触れた。で、きょうは「木星の五角形が六角形になっていた」という記事をみつけた。
五角形が暗示する唯物、拝金、権力志向などの精神文化に、六角形(霊性)が芽生えつつあるのだとすれば、吉兆に思える。