痛みを光に変える方法
痛みや弱さを光に変える方法は必ず誰にでもあります。
星は必ずあるからです。
はじめに
これは私に起こった出来事を、占星術を通して受け入れることができたというお話です。「加害者家族」と言っても様々なケースがあると思いますので、あくまでも私個人のストーリーとしてお読みいただければ幸いです。
ある日突然加害者の家族になった
数年前のある寒い日の夕方、母から一本の電話がかかってきました。
「お父さん、詐欺してた。」と。
その事件はテレビでも報道されたし、家族は全員警察で取り調べを受けました。ネットニュースのコメント欄は見るものではないと悟り、外に出ることも気が引けました。
離れていく人はもちろんいたし、関係のない他者からの非難も多数。興味本位でいろいろと聞いてくる人も。
もちろん心配してくれる人、励ましてくれる人、変わらずそばにいてくれる人もたくさんいました。今私がこうやって記事を書けているのは、他でもない、その人たちのおかげです。
ある日突然、私は「加害者家族」になったのです。
「どうして私がこんな経験をしなければならないんだろう。」そればかりが頭から離れませんでした。でもこの出来事は、私の痛みを光に変えた出来事だったのです。
起こった「こと」を受け入れることができた理由
加害者の家族にならないとしても、毒親に育てられたとか、子供のころいじめられたとか、スポーツなんかで挫折したとか、離婚したとか、子供を持てなかったとか、旦那さんがギャンブル依存だとか、多かれ少なかれ「何故こんな辛い想いをしなければならないんだろう。」と嘆いたことがある人もいると思います。
そんな辛い想いをして「今が幸せだ。」という人と、そうでない人の違いって何でしょう。
たぶんそれは、「あれがあったから変わることができて、幸せになることができた。」と捉えることができるのか、「あれのせいで、不幸になった。」と捉えてしまうのかの違いだと思っています。
知り合いにとても子供を大切にしているなと感じる男性がいるのですが、その方はお父さんにあまり遊んでもらった経験がないと言っていました。だから自分の子供とはおもいっきり遊ぶのだそうです。
私の人生のバイブルである吉本ばななさんの「違うことをしないこと」の中にはこんな一文が。
私の場合はまさにこれでした。
引き寄せの法則を使えば、自分が望んでいることを引き寄せたということになります。
私は幼いころからいじめられっこで、大人になってもどこにいても誰といても独りぼっちのような気がしていて、いつか自分の居場所が欲しいと長い間願っていました。
父の事件があって「あぁ、これで本当に一生独りぼっちなんだな。」と思いましが、事件の半年後には遠距離で付き合っていた彼との同棲がスタートし、生まれてはじめて「自分の居場所」というものが出来ました。(プロセスがとんでもなかったですが。)
そして最終的に私がこの自分の身に起こった「こと」を受け入れることができたのは、占星術を知ってから。
生まれた習慣の星の位置を表している出生図(ホロスコープ)には、その人の青写真が描かれているといいます。人生で起こることがギュッと詰まっていると。
専門用語を使ってしまえば、私のホロスコープのICという家や心の拠り所、家族を表す場所に、冥王星と土星が重なっています。
冥王星は破壊と再生の星。
土星は試練とか時間をかけて形にする物事を教えてくれる星。
その場所に水瓶座の水星がスクエア。
私の水星のサビアンシンボルは「予期されなかった雷雨」。
「形あるものを壊して次に進む(月よみsmileLife占星術講座より引用)」という意味が込められています。
そして7ハウスにある水瓶座の太陽とトライン。
これは、居場所や家族という形あるものを一度破壊し、水瓶座という自由で公平なパートナーシップを築き、時間をかけて再生していくという読み解きができます。
「そうなるように、なってたんだな。」と受け入れることができたのです。
もし人が幸せになるために生まれてくるのだとしたら、私の身に起こった「こと」は起こるべくして起こった「こと」なのかもしれないと。
痛みを光に変える方法
辛い、痛い経験をしたときに大切なことは「捉え方」。
その瞬間は辛いし、痛い。
その感情はしっかりと味わいきるといい。
無理をしない、頑張らない。
すべて過ぎていく。
それでも生ききることが素晴らしい。
闇が大きいほど、光も大きい。
痛みを光に変える方法は生ききること。
最後に
ホロスコープには人生の青写真が映し出されている。
この人生で起こることがギュッと詰まっている。
もしそれを宿命(命に宿るもの)というのであれば、宿命はプラスにもマイナスにも運べる運命になるのだと信じています。
もちろん占星術に科学的な根拠などはありません。
でもそれでも私が救われたことは事実。
どんな痛みや弱さも光に変わるという願いを込めて。
Haru
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?