内側の感覚を育む
幼い頃から痛みにはとても敏感でした。
転んで膝を擦りむいたらお風呂に入るのは一大事で、
びびりまくるのを面白がって、
父と姉は必要以上にお湯を膝にかけようとする、
そして泣きじゃくる。
でも痛み以外の感覚は敏感な方ではないと思っていました。
マッサージの仕事を始めてから、沢山の人のからだに
触れさせてもらって、色んな感覚がある事を知りました。
今年は、からだとこころの「感覚」「内側の感覚」に
もっと意識を向け、色々な角度から探求し、
その感覚を育んで行きたいと思っています。
その小さな感覚の発見を綴って行こうと、
今日noteを始めます。
外側からの沢山の情報、刺激の中を縫う様に進みながら
生活をしている今、信頼の出来るものを見極めて
選択する事は簡単ではないとつくづく感じています。
正解が無い問題ばかりの中で、それでも頭を働かせて
一生懸命考え、判断しようとするけど、これで良いんだ、
と自信を持てない。
そんな時、頼りにすべきは、いつも一番傍に在る、
からだ なんだと思います。
からだは無意識のうちに膨大な外側からの情報を処理し、
生活の色々な場面に適応して前に進んでいける様に、
その都度反応、処理を繰り返しています。
嬉しいニュース、辛いニュースを見て、
からだはどんな風に反応しているのか?
頭では仕方のない事、と思う様な時に、
からだはどんな風にそれを表現をしているのか?
澄んだ空気を吸ったり、自然の中でリラックスしている時、
からだはどんな表現をしているのか?
多くは分かるか分からないかの小さな感覚に
あまり意識を向けないまま、日々の生活を送っています。
からだとこころは相互に深く関係し、
反応し合いながら私達を人間たらしめています。
こころの反応がからだに現れ、痛み、緊張として表現されたり、
からだの反応がこころに現れ、恐れ、安心として表現されたりします。
外側からの刺激に目を向けるのではなく、
からだの内側で起こっている感覚や反応に気付く事は、
色々な事象に対するこころの反応に気付く事でもあります。
からだを知る事はこころを知る事に繋がり、
こころを知る事は自分もまだ気付いていない
本当の自分や望みを知る事に繋がると思います。
それは楽しい事ばかりではなくて、
時には苦しく辛い事もあるかもしれませんが、
何にせよ、きっと自分自身に対する驚きの発見
となるに違いないと思います。
無限に溢れ出る膨大な量の情報の中で生きるこの時代にあって、
とっても大切な自分の内側を感じる力。
触れること、触れられることは、
からだとこころへの気付きをもたらし、
内側の感覚を目覚めさせる助けとなります。
からだとこころを感じるすてきなセッションが出来る様に、
いっぱい気付き、いっぱい探求して行きたい
と思っています。
10年に一度の寒波の真っ只中、
10年に一度感じる何かがあるかも?
しれません。。。
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