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怖い絵が描けるようになった=復活?

以前の記事『怖い絵を描かなくなった』でも書いたように、昨年以降何となく『香の抜けたような絵』しか描けない感じが続いていましたが、先月下旬以降以前に近い感じで描けるようになって来ました。

上の絵は最近描いた絵です。真ん中にある黒いものは目玉です。芋虫は記憶にある限り初めて描いたような気がします。

昨年は昔に回帰したようで女性ばかり描いていましたが、女性では無いものも描くようになって来ました。それでも女性を描くのは元々好きなので、今後もよく描くと思いますが、復活しつつあります。

きっかけは先月行われたクリニックでの勉強会でした。過去の振り返りで母からの虐待の話をしたのが発端となり、辛い記憶を全て思い出しました。一時ダークな感情に支配されそうになりましたが、それは何とか回避しました。しかし未だに少々その気分を引きずっています。
そのお陰(と言うのも変ですが)で怖い絵がまた描けるようになりました。

ここ10年間に私が描いた絵については、私自身は『私というフィルターを通して周りの人を見た情景を描いている』と思っていましたが、今思うと描いた絵の殆どは私自身を描いていたんだなと気付きました。
持病が寛解した2007年以降、寛解したのを理由に自分自身の過去と真正面から向き合うことをしなかったので、絵についての考えも勘違いをしていたんだと思います。

何を描くにしても、現在は私自身を描いています。
私自身以外の人を描けるようになったら、過去を受け入れられることに一歩近付くのだろうか。
笑顔の人物を苦無く描けるようになったら、過去を受け入れたことになるのだろうか?

今のところ、それは果てしなく遠い道のりです。これから少しずつ歩んで行きます。

怖い絵が描けるようになったので、昨年描くのを休んでいた『こころのめいろ』の絵を再び描いていこうと思います。
これは私のライフワークです。

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