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音楽コラム

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2020年12月の記事一覧

ちょっとひと休み

どんなに調子が良いと思っていても、楽器のほうが正直だ。一音出して、はじめて自分の体調を知る。 きょうはどうもバイオリンの音が鳴らない。乾燥もあるけれど、それだけではないような・・・2時間弾いてもさほど変化がなかったので、諦めてお片付け。練習場として借りている蔵からの帰り道、 「疲れているんだなぁ」 と思った。 12月から書いている「目標達成ノート」 毎朝、左ページに大きめの目標設定を10項目。右ページには、1日の終わりにやったことを書いていく。 上記のままやると、

本番前に必ず飲むスピリチュアルなお茶3選!

音楽を奏でるとき、意識がふわふわと上にあがっていては、まず間違いなく、弾けない。 音という目に見えないスピリチュアルなものを表現するには、しっかりと地に足のついた現実的な歩みが、自分を繋ぎ止めてくれる。 いかなる状況においても動揺することのないよう、日々の練習を通してグラウンディングとセンタリングを徹底させる。 それはハイポジションを確実に取るために、重心をぐっと下へ降ろすのと似ている。 より高く枝葉を伸ばすために、より深く地中に根を張る。 天に祈りたくなるときは、

バイオリニストのドは高め?528Hzの音を弾いてみた(第3チャクラ)

20年以上前のこと。音楽学校の同級生Mちゃんが、バイオリンとピアノのデュオ演奏会へ行った感想を話してくれたことがある。 「おかしいところは何もないのに、ものすごい違和感を感じて・・・なんだろうと思ったら、バイオリニストの音程が完璧なまでに平均律で気持ちが悪かった」 それはそうだろう、と同情したのを覚えている。 現代のピアノというのは、どんな調の曲も弾ける利点はあるものの(そして個人的には好きな楽器だけれど)音程に関していえば、平均に割っているだけなので、美しくはない。

バイオリンの構え方、正解はど〜れだ?

昨日の記事に載せた、とあるフリー画像サイトから引っ張ってきた、笑顔の素敵なバイオリン弾きのおじいちゃん。 「バイオリン」で検索をかけたとき、いろいろとキテレツな画像があって面白かったのでシェア。 さて問題です。バイオリンと弓の構え方、正解はど〜れだ? いやいや、正しいっちゃ正しいけれど、そんな弓の持ち方をしていたら弾けないよねぇという匂わせ画像の中で、ひときわ目を引いたのがこちら。 左右逆!!指!! 左利き用の楽器も特注で作ればあるにはあるけれど、バイオリンの認知度

バイオリンの音を聴いて感動するのはなぜですか?

と聞かれて絶句した。なぜだろう? 全く答えられず、帰りの電車の中でひとり考えていると 「魂に直接届くから」 と声が聞こえた。では、感銘を受ける演奏と何も響かない演奏の違いは何だろう?それはテクニックというよりはむしろ、演者の本質と自我(エゴ)の差に依るのではないか。 その差があればあるほど、波動は荒く、届きにくくなる。 自分の中にある余分なものを削ぎ落として、削ぎ落として、その結果、あぁ余分なものなど何もなかったのだと気づかされたとき、はじめて愛の本質に触れる。