マガジンのカバー画像

バイオリン演奏

22
音源や動画をまとめています
運営しているクリエイター

#クラシック音楽

Trio Live plus2に ご参加頂いた皆さまへ

2022年7月30日、南青山MADALAでのライブが、終了致しました。 ご来場頂いた皆さま、そして配信で応援してくださった皆さまへ、心から感謝いたします。ほんとうにありがとうございました! 今回は、わがままと承知の上で、自分がこうしたいと思う音楽を貫かせて頂きましたが、それはわたしにとって、人生初の試みでした。 今年あたまから、ピアノ&アレンジの西原さんと打ち合わせを重ね、構成とアレンジの方向性を模索し、不安に苛まれながらも無事に終えることができたのは、メンバーの皆さま

40周年記念ライブのご案内&オブリビオン(バイオリン演奏)

音楽家にとってのエンディングノート いつも素晴らしい内容と気づきを与えてくれる、めぐまつさん の老GO勉強会。(至れり尽くせりの濃厚な講座に、毎回、脱帽です!) 前回のテーマは「終活」でしたが、仲の良い音楽家同士の呑みの席で、よく出る話題といえば 自分のお葬式の時に、何を弾いて欲しいか。 音楽家にとっての終曲は、エンディングノートにぜひとも加えたい、重要な項目のような気がします。 2度目の結婚式のときに、総勢20余名の弦楽器奏者全員で、結婚行進曲を弾いてもらいながら

Misty Rain バイオリン演奏

人が抱える様々な思い込みは、魂の目的を達成するため、生まれる前にあらかじめ設定してきた負荷、という場合が多いように感じます。 わたしの場合、無視されることなく、過小評価されることなく、普通とは違う人生を歩んでいくため 「愛される」という感覚を、人一倍感じにくくしたこと。 大事にされ、大切にされ、何もしなくとも、娘のように可愛がられる、という感覚をなくすことで、常に努力し、力をつけ、共感する能力を養ってきたように思います。 当初の目的を達成したのちも、その信念を手放さな

千と千尋の神隠し バイオリン演奏

バイオリンに張っている弦は、昔からガット弦を愛用していますが、体調を崩した8年前に、オイドクサから、パワーのあるオリーブへ変更。 (弦についての考えは、よかったら過去記事へどうぞ) オイドクサは女性性。変幻自在で繊細な音色は、月のよう。 オリーブは男性性。力強さと音域の幅、荒々しくも情熱的な音を出してくれます。 日常では平穏で穏やかな生活を望んでいるものの、こと音楽に関しては、喜びの中にある切なさや、深い悲しみの底に見える希望の光、といった喜怒哀楽の振れ幅が大きいもの

聴くだけで波動が整うモーツァルト(ビオラ演奏★フルバージョン)

モーツァルトを演奏すると、頭頂部が熱くなると同時に、意識が強烈に上へ持っていかれる。それは天から授けられたインスピレーションというギフトを使って、音の深淵を執念と努力で追いかけた鬼才、モーツァルト特有の体感だ。 その彼を生み出した父、レオポルド・モーツァルトは、1756年に【バイオリン奏法】という教則本を世に出している。 初版から260年以上経った今でも、資料として貴重なのはもちろんのこと、バイオリン奏法における叡智が存分に詰まっているので、バイオリニストであれば、一度は

ベートーベンはグラウンディングが要

250年続いたといわれる地の時代を経て、今日からいよいよ風の時代へ突入。折しも今年はベートーベン生誕250年。地の時代の申し子とも言える彼の半生は、過酷なものであった。 2021年4月10日に予定している、私のバイオリンリサイタルの中で、1曲目に演奏するロマンスは、ベートーベン28歳の作品。持病の難聴が悪化し、すでに最高度難聴者となっていた彼が、一体どのような想いで、何を拠り所として、このような優美な曲を書くことができたのか。同じ音楽家という立場で彼が経験した人生を想像した