よいフリーライダーを許そう

現在、Xにおいて、生成AIへのパブリックコメントの中に含まれた文言である「才能の民主化」に反論する形でフリーライダー批判が起こっている。

個人的な心情においてフリーライダーを許さないのはいいのだが、それを言いながらXを使っていることには矛盾を感じる。
なぜならXは自プラットフォームの投稿内容を学習して作った生成AIモデルであるGrokをオープンソースの形で公開しているからである。

オープンソースとはすなわち明示的にフリーライダーの存在を許すということである。
このようなプラットフォームの内部において意見を発信するからには、やはり発信者にもフリーライダーを許す心が必要である。

しかし所詮我々は小市民であるので、そこまで大海のような心を持つことはなかなか難しい。
よってまずは「よいフリーライダー」を許すというところから始めたいと思う。

Xにおけるよいフリーライダーとはすなわち無料アカウントによる楽しいエックセズを投稿する者や、Grokモデルを用いた楽しい試みを行う者のことである。

まずは彼らと共に楽しいインターネットライフを過ごしてみるのが一興ではないだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?