角だらけの消しゴム

嘉門達夫氏の「アホが見るブタのケツ」という歌に、「消しゴムの角を使っただけなのにめちゃめちゃ怒るヤツ」という歌詞がある。

ふつう、消しゴムの角というのは消しゴム1つにつき4つしかなく、しかもその角が最も消しやすいため、このように貸し借りなどがあると争いの火種になりやすい。

しかし、この消しゴムがあればそのような争いもなくなるかもしれない。

サンスター文具が今月下旬に発売する「ZIGZAG」は、元々多数の角を持つ上に、使い続けてもどこかに角が出続ける構造であるという。

同じ嘉門達夫氏の「小市民」に登場する「ビデオの録画予約をしてたら野球がおして、見たい番組、途中で切れる」という出来事はすでに過去のものとなった。

消しゴムの争いも、「そんな時代もあったねといつか話せる日が来る」かもしれない。

おっと、これは中島みゆき氏の「時代」であった。

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