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竜とそばかすの姫

本日、細田守最新作「竜とそばかすの姫」を映画館で観てきた。

ネタバレを含みませんので、安心して読み進めてください🤗

サマーウォーズを彷彿させるバーチャル世界。
50億人が使う個人投影キャラクター「U(ユー)」は、実世界の個人とバーチャル世界のUをリンクさせ、心と体の状態をそのまま反映させる。主人公すずはバーチャル世界で「ベル」と名乗り、綺麗な歌声でバーチャル世界の聴衆を魅了する。元は自分に自信がない素朴な田舎の高校生だったが、バーチャル世界で「竜」と出会い、人として成長していく過程を楽しめるアニメ映画だ。

この映画で細田守監督が伝えたかったことは3つ。
①ありのままの自分を受け入れ好きになること。
②人に信頼されるためにその人の立場の立って同じ経験をすること。
③自分の中に軸を持ち、それを信じて行動する大切さ。

①ありのままの自分を受け入れ好きになること。
人は必ず長所と短所がある。その短所を直そうとすることは大切だが、そういうことも含め自分であることを受け入れ行動することだ。自己肯定感を保ち、他とは違う長所と短所がある自分を自覚することは本当に大切だと思った。

個人には差があるもの。それを恨んだり、妬んだりしても仕方がない。

「あの子、スタイル良くて可愛いいよね〜」
「年収1000万円ってすごいよねー」
そういった会話は不毛だ。あるがままの自分を好きになってあげよう。

②人に信頼されるためにその人の立場の立って同じ経験をすること。
「私の気持ちなんか分かるわけない」
「あいつがやってる事イマイチ理解できないな」
そんな会話を耳にすることは多々ある。批判するのは簡単だが、なぜその人がその不可解な行動を取るのか考えることは重要だ。その為には同じ立場に立って、同じような経験をしないと分からない。それには想像力が不可欠。女の子の気持ちになれないかもしれないが、一度考えてみるのもいいかもしれない。そうすれば好きな彼氏彼女の考え方が少しは理解できるかもしれない。

③自分の軸を持ち、それを信じて行動する大切さ。
自分の考えを心から信じることは難しい。なぜなら必ずといって良いほど他人から批判されるからだ。
「その夢は素敵だけど、実際お金とかどうなの?」
「あなたにできるとは思えないけど?」
そう言われることは、何か自分が決心して行動しようとする人には多い言葉だ。しかし、共通して言えることはそう言ってくる人は口だけの人が多い。なぜなら行動しない人はその後自分が過去と比べて大きく変化し成長していることを知らないからだ。

行動しさらに成長しようとする人にとって、壁にぶち当たることは日常茶飯事。しかし、それを乗り越えた人にとって、過去の自分ができたことは今の自分ができないわけない。それくらい毎年成長する人は自分の成長を自覚できる。

だからそんな批判気にしなくていい。今に見ておけ、一年のあっと驚く結果を出してやるからな!と思って行動してみよう。


「竜とそばかすの姫」は現代の若い世代に向けて作られた作品だと思う。変化をすることは怖いことだ。ただ、変化を常に求めない方がもっと怖い。社会から取り残され、生存競争では常に負け組の仲間入りだ。自分の殻を破り、大きな志を持って前を向けば必ず希望の光が待っていると思う。

さあ皆さん、今日から変わりましょう。

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