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匿名展覧会 第三回「インタビューかもしれないの回」

はじめまして。

今回は新曲「百鬼夜行/ひとかもしれない」を発表するアノニマス太郎さんにお話をうかがいました。

アノニマス太郎といえば、ミクスチャー文化圏で育まれた、ジャンルに囚われない音楽性による、「浮世ポップ」サウンドでお馴染みですが、今回はどのような作品になっているのでしょうか。

ーかなり小柄な方なんですね。
アノニマス太郎「もともとは三人部屋暮らしだったんですけど、うるさくしてもいいように、一人部屋のロフト暮らしになりまして、そこの天井が160cmしかなかったので、背が伸びなくなっちゃったんですよね(笑)」

ー今回の作品はどのような作品になっているのでしょうか?
ア「季節も季節なので不気味なの発表しようかなって思って、怪奇な感じをテーマにして作りました」

ーなるほど。秋の夜長ですからね。今回は二曲同時発表ということなのですが、一曲目の「百鬼夜行」はどのような曲になっているのでしょうか?
ア「この曲は妖怪たちがゆっくり歩いてる様子をイメージして作りましたね。なのでBPMは控えめにして、あとは無駄にどんちゃん鳴らして妖怪たちが騒いでる感じにしました」

ー妖怪ですか。推してる妖怪とかはいたりするんですか?
ア「『火車』っていう亡骸を奪い去る猫の姿をした妖怪が今の推しですかね。猫派なので(笑)」

ー私も実は猫派なんです。一曲目のおどろおどろしい雰囲気に対して、二曲目の「ひとかもしれない」では奇妙さとは裏腹な印象を受けました。
ア「この曲は人に似た姿の生物が人に憧れて人になろうとするというテーマで作ったので、怖いというよりは切ない怪奇をイメージしました」

ー今回も映像制作をおこなったということですが、どのような作品に仕上がっているのでしょうか?
ア「今回も作画枚数は少ないんですけど(笑)。一曲目の『百鬼夜行』は昔夢で見た映像のことを思い出して作りました。モデルは僕の人差し指ですね。二曲目の『ひとかもしれない』はテーマ通りひとかもしれない生物を歩かせたくて、名前は仮なんですけど、モフモフくんって言います」

ーモフモフくん(笑)。なんだか一気に愛着が湧いてきました。それでは、最後にこの記事を読んでいる皆様へ一言お願いします。
ア「去年のこの時期はオムニバス太郎という企画をやらせていただいて、僕は自分の曲の変貌ぶりを大いに楽しませてもらえたんですけど、今年ももう終わりに近づいているというのに、まだまだ駆け抜けていく予定なので、宜しく御願い致します」

(加木 空人)

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