絶望

【高校生の頃に書いたものシリーズ第一弾】

全部がめんどくさくなって
何もかも投げ出したくなることがある

どうせ自分なんて生きている意味ない
こんなつらい思いするくらいなら死んだほうがましだ
誰もわかってくれないし誰も信じられない
そういう気持ちに一度とりつかれると
呪いみたいにこびりついて離れなくなる
気が付けば死ぬ事ばかり考えてしまって
どうやって死のうか、とか
楽に死ねる方法ってないのかな、とか
頭がそういう考えしかできなくなって
授業内容なんてどうでもよくなる

何度も頭の中で自分を殺した
でもやっぱり死ぬ勇気なんてなくて
惰性にまかせて生きている

もしかしたら本当は
死にたいわけじゃないのかもしれない
ただ単に心配してもらいたくて
大事にしてもらいたくて
いつの間にか、死にたいが口癖になってしまっただけ
死ぬ死ぬ詐欺だ

本音を言うことができなくて
何度も人に迷惑かけてきた
勝手にいなくなったり
相手のことを無視したり
そのくせわかってくれる人がいないなんて嘆いてる
ちょっとわがままかな

たぶん、淋しいんだと思う
そばにいてほしかった
認めてほしかった
自由にさせてほしかった
傷つけられることも、傷つけることもなく
誰かにただ愛してほしかった、それだけ

子供が笑っているのを見ると
ほほえましいと思う一方
悲しみと怒りがこみあげてくる
なぜ自分は愛してもらえなかったのだろう
どうして生まれてしまったのだろう
子供は自分の意志で生まれたのではない、
親の勝手な都合で産み落とされただけ
それなのに愛情を注がず
叩いて
蹴って
閉じ込めて
なんて自分勝手な生き物なのだろう

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