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カナダ中学留学スタートから3週間

先日こちらの記事でお伝えした娘(14歳)の話です。

娘は7月末生まれなんですが、9月が学期のスタートであるカナダでは、娘は早生まれの扱いで、現地では中学3年生(9年生)です。※こちらでは中学2年生。

ホストファミリーが最高らしい

メキシコの1つ下の学年の女の子と一緒にホームステイをしていて、ホストマザーの娘さん一家が近所に住んでいます。その娘さんには娘と同年代の男の子が2人と高校生のお姉ちゃんがいて、よく遊びに来るそうです。

カードゲームやボードゲームが大好きな一家で、ゲームをたくさんしているそうです。

食べ物は日本と感じの似たものが多く、ホストマザーがヘルシー志向で野菜やお米も出してくれるし、果物が好きと言ったら常に置いてくれていて、食事がとてもおいしいと喜んでいました。

ひどいところは食事が本当にひどいだろうから、娘、良かったなぁと思っています。わりと偏食な子だったので心配でしたが、好き嫌いに配慮して出してくれているようです。

食で満足できるって何よりですよね。

そんな優しいホストマザーが先日娘の写真を送ってくれました♡

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左上だけいっくんの写真が混ざっています(笑)

学校終わりにはホストマザーの息子たちに誘われていつも公園に行くそうです。サッカーしたり走ったりと、かなり健康的に過ごしているとのこと。

娘はカナダでは足が速い方で驚いたって言っていました(笑)鬼ごっこで男の子たちにも余裕で勝てると。

部屋は7畳くらいで可愛らしい白い部屋。

机は無いので、勉強や宿題はリビングでするように言われているそうです。

あとはお菓子を部屋に持ち込まない、ということだけ言われているそうで、他にはルールなどないとのこと。

朝食と昼食はあるもので毎日自分たちで用意するそうです。
我が家も昔から欧米式で、母親が準備して上げることなんてほとんどなく、勝手にパンを食べて、という感じだったので、娘は違和感が無いと思う(笑)寝ている間に勝手に子どもらが学校に行っていることがほとんどw

朝はパン、ヨーグルト、果物が多く、日本とあまり変わらないといっていました。

昼はサンドイッチをつくることが多いそうです。

学校から帰ったらわりとすぐに夕飯の時間になり、17~18時、今は夕食後もまだ明るいので外で遊んだり、その後に夜食をいただいたりするそうです。

学校生活

私のイメージでは、欧米の学校はわりと時間割がゆったりしていて、勉強も日本のカリキュラムの方が進んでいる印象だったのですが、娘の話では、授業から授業の間が5分しかなく、遅刻にも割と厳しいのでいつも追われている感じのようです。

ロッカーに物をとりに行って、教室移動をするのですが、キャンパスがとにかく広いので、5分で移動しようとするとトイレも行けないと。

なのでみんな授業中にどんどん「トイレ行ってきます」と言って出ていくそうです。

男の子たちは特に、授業中でもお菓子をよく食べているとか。

授業


宗教(日本で道徳っぽい感じ?)、理科、数学、英語(国語)、社会、体育があり、ほぼ毎日同じ時間割だそうです。

宗教の時間だけ違うのに変わるといっていた気がする。

理科と数学は日本よりも少し遅れているので、まだ理解できるといっていました。

問題は英語と社会。

英語はとにかく文章を読んでいくスピードが速くて、配布された教科書から一瞬でも目を離すと、どこを読んでいるかわからないから大変だといっていました。

でも、文法の勉強をしていたからまぁ、理解できるとのこと。

社会の授業は本当にレベルが高いそうで、
・カナダ人の平均所得が妥当か考えて述べよ
・ある国会議員の1日のスケジュールをみて、自分ならどのようにするか考えよう
・健康、環境、子育てなどの大臣になったつもりでこの法案について論点を考えてみよう

とか、聞かれたり宿題に出るそうです。

「こんなこと、日本では一度も聞かれたことない!でも面白い!」と思っているようです。

体育の授業は日本とは全然違くて、近所の散策だとかちょっとしたゲームをしたりとか、息抜きのようなアクティビティが多いみたい(笑)

あとは、クラブ活動でアーチェリーと絵描きを選んだそうです。
アーチェリーなんてめったにできないからいいですよね。楽しそう。

本当は踊りやピアノがやりたいのだけれど、クラブ活動の中になかったといっていました。

ファインアートの授業が入ってきたらやれるのかな、と。

カナダの教育レベルが高い、の本当の意味

暗記的な教育はほとんどなく、考える教育をしているのは本当に素晴らしい。

「なぜ私は今まであまり役に立たないと感じてきた暗記の勉強を頑張ってきたんだろう」なんて言っていました。

この辺の娘の意識変革は本当に頼もしいです。

私も、社会に出てからの方が生きた学びが出来ていると感じるけれど、それは自分の頭で考えて自分で提案する力を持つための学びだったから。

理科や数学は日本の単元の方が進んでいるから、日本の方が教育のレベルが高い、ではない。
娘は、「カナダの方が教育のレベルが高い」とはっきり言っていました。

私もそうだろうと思います。

留学前の日本での英語の勉強

うちは公立の小中学校の英語の授業以外は、スマイルゼミと参考書での独学だけでしかも英語の勉強を頑張りだしたのは、留学が決まった冬からの半年程度です。
留学するような子は、小さい時から英語の塾に行っていたり、語学に関しての意識が高い印象がありますが、うちは本当に全然何もさせてこなかったので、絶対に最初の数カ月は授業も友達の言っていることも全くわからないだろうと思っていました。そこは苦労するだろうな、と。

でも、ホストファミリーとの交流にしても、学校の友達とのコミュニケーションにしても、言葉が分からないとほとんど嘆かないので、本当にすごすぎる。

ひとつ反省していたのは、もっとリーディングを勉強すればよかった、ということです。

日本での英語の勉強はやればやるだけ留学先で楽だし楽しいと思います。

あとは本人の性格とか語学的なのを吸収する素質もあるのでしょうか。娘の逞しさに親ながら驚くばかりです。

日本での勉強は暇つぶしだった?本当に毎日が充実しているようです

毎日のスケジュールがわりとみっちりで、まだ3週間なのにもう3ヶ月はいるような気分だ、と言っていました。

驚いたのは「日本でわたしはなんであんなに暇を持て余していたんだ」という言葉。

私からしたら、娘は十分忙しそうにしていました。

毎日中学から4時半に帰ってきて、宿題、スマイルゼミ、読書、ピアノで1日を過ごしていたから、テレビやゲームで惰性的に過ごしている時間なんてほとんどありませんでした。
勉強がしたいから、と部活には入っていませんでした。
習い事も週に1度のピアノのみ。

クラスメイトに、「家では何をして過ごすの?」と聞かれ、「勉強かピアノか読書」って返したら、「え?すごww」ってドン引きされたといっていたくらいです(笑)

ものすごく勉強するなぁ、試験もいい点とるし…という印象だったので、そんな娘の口から「日本では暇を持て余していた」と出てきたのが驚き!

きっと、娘にとっては日本での勉強は暇つぶしだったんだな(笑)

それしかやることが無いからやっていた、みたいな感じかなw(笑)

カナダでは語学の壁もある中で、自分の考えを伝えることを求められるので、本当に学校の勉強が面白いようです。

これはとんでもなく成長して帰ってくる予感…!

もう日本の学校に戻れないのでは…とも少し心配です(笑)

カナダ人の気さくさ

とにかくホストマザーも学校のみんなも先生もとても気のいい人たちだと娘は言っています。

唐突に口に出していろいろと褒めてくれるそうです。

すたすたとこちらに歩み寄ってきて、「I like your~」といきなり声をかけてくる。

「よく褒められるのはね~」と娘が教えてくれました。
・名前
・髪の毛
・服(ファッション)
・スマホカバー(※日本の作家さんのステキなやつを使っています)
・字
…他にも何か言っていた気がしますが忘れました(笑)

特に向こうは、みんな服装はパーカーやトレーナーが多いから、娘がワンピースを着ていると毎回すごくいろんな人に褒められるといっていました。(ちょっと面倒に感じそうなレベルで(笑))

黒い真っすぐな髪の毛も褒められるとか。

あとは、わりと精神年齢が日本より低いというか、すごく素直な人たちだといっていて、
男の子たちが「お母さん好き?」「好き!」なんて会話をしているとか、

スクールバスの中でみんなが大きな声で歌っている。しかもそれがバスの歌(笑) ※The wheels on the bus

あとは意外とFランを使っているとか言っていました。

そしていつも、みんな気さくにハイタッチしてくれるみたいです。

あとは、カナダではあまり日本のアニメは知られていないそう。


娘からのいろんな話が興味深すぎます。

最初の頃は「毎日LINEしてね」「いっぱい写真撮ってね」
って話していたのですが、全然してくれないので(笑)
それだけ充実しているんだなぁ、とりあえず元気に楽しく過ごしてくれればいいや♡
と思うこの頃です。


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