見出し画像

ピークエンドの法則について考えてみる

こんにちは、星乃です。
50代独身おっさんブロガーやってます。

終わり良ければ、すべて良し!

物事は、発端や経過が良くなかったとしても最終的な結末が良ければ問題ない。
という意味ですが、元々はシェークスピアの喜劇「All's well that ends well」が語源と言われています。

途中経過で失敗しても最後に上手くいけば報われるというポジティブな考え方として使われますが、逆に言えば「どれだけ経過が良くても結果が悪ければ全て台無し」と捉えることもできます。

「結果が全て!」

と言い換えることもできます。

マーケティングにおいても最後の印象が大きく影響するという法則がありました。

ピークエンドの法則」というものです。
今回は、このピークエンドの法則について学んでいき、どのようにブログに活かしていけるか考えてみたいと思います。

ピークエンドの法則とは?

人はある出来事に対し、感情が最も高まったとき(ピーク)の印象と、最後の印象(エンド)だけで全体的な印象を判断する

(一社)日本経営心理士協会WEBサイトより

一番インパクトのある瞬間が一番記憶に残るというのは、確かにそのとおりですよね?
日常生活のいろんな場面で、それを実感することがあったりします。

【長距離ドライブ】

家族で長距離ドライブに行くと、出発前からドタバタして、道中もさまざまなトラブルや不具合が起きます。

そんな中でも、美味しいお昼ご飯にありつけたり、楽しいアトラクションがあったりして、楽しい気持ちで帰宅できると、道中のトラブルも楽しい思い出になっていたりします。

【ディズニーの行列】

これはディズニーに限った話ではなくて、ラーメン店の行列などもそうですが、目的のアトラクションを楽しむために2時間並ぶことも珍しくありません。

ディズニーは至るところに行列ができる仕組みを作っているそうですが、行列をピークエンドの法則に当てはめてみると、

  1. 並び始めは期待感が高まっている

  2. 途中で並ぶことが苦痛になってくる

  3. もうすぐ自分の番となると期待感が最高潮に

  4. アトラクション体験で楽しかった記憶で終える

期待感が最高潮の状態でアトラクションを体験し、楽しかった記憶で体験を終えるため、結果として「楽しかった!」という印象だけが強く残るということですね。

マーケティングにおけるピークエンドの法則

この「ピークエンドの法則」をビジネスの現場で活用している事例をいくつか紹介して行きます。

【全体のストーリーを組み立てる】

マーケティングやビジネスの現場では、何かしらの商品やサービスを売り込む場面でセールストークが必要になってきます。

セールストークの中に、あらかじめストーリーを組み立てて、ピークとエンディングを用意しておくことで、効果的な印象を与えることができます。

「我が社のマスクは、中が臭くならないんです!」
「今までマスクを使っていると段々と中が臭くなってきませんか?」
「咳をしたり、くしゃみをしたり、普通に呼吸しているだけでもマスクに菌が付着していきます。」
「医者じゃあるまいし、数時間おきに新しいものに取り替えるって不経済じゃないですか?」
「毎日交換するのもいいですが、2、3日続けて使えたら経済的ですよね?」
「しかも清潔に!」
「なぜ我が社のマスクが臭くならいのか、気になりませんか?」
「我が社では、不織布に特殊な加工を施して、ニオイの原因となる物質が付着するとそれを分解して、心地良い香りに変えるという特許を取得しました。」
「これによって、マスクの中が臭くならないだけでなく、心地良い香りで満たすことでストレス軽減、リラックス効果、スッキリ刺激など、さまざまな効果が期待できます。」
「もうこれは口で説明するよりも、口にはめて体感していただきたい!」
「快適なマスク生活を応援する我が社のマスクをぜひ体感してみてください。」

【特別感を演出する】

「今回だけ…」「あなたにだけ…」「ここだけの話…」

こういう言葉が乗ったテレビCM、広告、通販サイトなど、たくさん目にしますよね?
こういった自分だけ特別扱いしてもらえたという印象は、心地良く感じられるので購買意欲に直結するものです。

しかし言葉だけじゃなくて行動で特別感を示すというのも大変効果的です。
以前、テレビ番組でも紹介されたりしていましたが、とある料亭のお話を紹介します。

2階にある個室で接客していた女将が、お客様がお帰りの際にエレベーター前で扉が閉まるまで丁寧に見送ります。

その後、急いで階段を駆け下り、1階のエレベーター前で何事も無かったように改めてお見送りしたというのです。

そこで見送りを受けた客は、こんな経験は初めてだと驚き、その心意気をいたく気に入ったそうです。

他の店では経験できないような特別感というのが、ピークエンドの法則で言うところのエンドで強く印象づけられたという一例ですね。

ではどのようにブログに活かせるのか?

ブログの記事をひとつのストーリーとして考えると、どこかにピークを設定し、最後(エンド)でしっかり印象をつけるような流れを設計しておくことことで、ピークエンドの法則をブログに組み入れることができます。

ストーリー(記事の流れ)がしっかりしていると、どこにピークを持っていき、最後の締めで良い印象で終われるような流れを作ることができるようになります。

よくブログの記事を書く時には、特定の一個人に向けて語りかけるように表現しなさいと言われます。
これは「あなただけでお話している特別な情報ですよ!」と読者に寄り添っている特別感を与えるものにつながっています。

ただ闇雲にこうした方がいいとか、こうしないと売れないとか、言われてもなぜ必要なのかを理解していないと、なかなか腹落ちせずに自分の身にならないですよね。

一個人に向けて語りかけるということは、ピークエンドの法則にしたがってピーク時やエンド時に特別感を与えて、強い印象を残すためのひとつの方法であるということが理解できます。

まとめ

ブロガーのあなたに向けて、マーケティングやセールスライティングの法則や手法について一緒に勉強していく企画として紹介しています。

私もマーケティングやセールスについて50代になってから勉強始めたばかりなので、もっと若いあなたならすぐにブログに活かして活躍できると思います。

私も負けずに結果を出していくので一緒にがんばって行きましょう!!

今回は「ピークエンドの法則」についてブログにどう活かしていくかを考えてみました。

【ブログで活かすポイントは2つ】

  • 記事のストーリーを組み立てる

  • 特定の一個人に語りかけるように表現する

「終わり良ければすべて良し」という言葉にもあるように、最後にしっかりとアピールして、読者に良い印象を与えて締めることが大事です。

なんなら今回の記事は、最後のポイントだけ見てもらえれば良いくらいです!
でも本当に自分の中に落とし込んでしっかりと身につけたいなら、本文全てに目を通してくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?