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天王星のしごと

天王星は、だいたい7年ごとにそのサインを変えて進行していく。

わたしたち個人のネイタルチャートのどこのハウスに天王星が入っているかで、取り組むテーマがだいたい決まってくる。

水瓶座の支配星である天王星の役割は、変化・刷新・技術開発・IT関連・ネットワーク・cloud化など、実体の掴めないような分野。

時空的には、リアル現在ではなく未来であり、可視化されていないものに対して、よりよい変化を与えていくという作用をもたらす。

天王星は、1ハウスから12ハウスまで約7年ごとに移動していくので、1周するのに単純計算でも84年かかることになる。つまり、一生かかってすべてのハウスのテーマに取り組み、やっと1周というわけだ。

私の場合、ごく最近7ハウスにinしたところ。これまでの7年間は6ハウス分野がアップデートされたわけで、ハウスの移動を機に6ハウスを振り返ってみた。

6ハウスの前の子供に関わる5ハウスでは、他の保護者との関わり方に変化があり、いつの間にかPTA活動に参加している自分を実感できるようになった。もともと人と関わることの苦手な自分なので、意識的には距離を取っていたが、何せテーマとなっているので、隠れていてもお呼びがかかかる傾向にあることに気づいてしまった。

5ハウス期間に学んだのは、形成された集団が、より効果的な話合いができるための有効なコミュニケーションとは?とか、個々の得意を役割にする方が効率的なのでは?とか、意見や考え方の多様性と目指していくべき目的とのマッチングについて、じっくり考えるようになった。

5ハウスで構築された人との関わりをきっかけに、相手のペースに飲み込まれず適正な距離を保ちながら自分が属する集団に対し、どのようにアプローチしていくか?ということを、自然と考えるようになっていった。アプローチの仕方が整い立場と距離感が掴めたら、次なるものは、そこでの自分の役割ということになる。

「6ハウスのテーマ」

奉仕・ボランティア・仕事の進め方や段取り

6ハウスのテーマは。ボランティア活動や、奉仕すること、与えられた仕事や義務をこなしていく。どのように仕事を進めていったら効率的か整理整頓する。いつの間にか膨張したり拡大していったような担当のあいまいな業務体系を分野別に整理する。道筋をつける。

健康・体調管理

一生懸命で努力家の仕事人間は、自分の体や健康管理を後回しにしがちなので、勤労の奉仕と健康問題も同じ6ハウスのハウスのテーマとなる。

この7年間でやってきたもの

私に課せられた使命は、ずばり「カオス撤廃排除命令」

書類、通常業務の見直し、業務項目の見直し、システム改善、マニュアル作成。ついには、人間関係へも波及していた。

もちろん、体調も崩しがちになるし、免疫力の低下からアトピーも再発したり、胃腸の調子も下降気味になったり。

占星術を理解しているからこそ、”カラダメンテ&6ハウス”の文字がよぎる。リアルに体験することで、星って良くできているなぁと実感もするし、納得するもんで。

私の場合、6ハウス天王星と意識していたので、気持ち的にはまだ楽に取り組めた方だ思う。ただ単に仕事や義務でこれほどの量の改革はできるとはとうてい思えず、自分は何のためにこんな目に合うのかと自暴自棄になっていたかもしれない。今思えば、テーマならばこのタイミングでやってやろうじゃないか!星の力を借りて解決できるものなら流れにのっていこう!と自分を鼓舞しまくってた。

飲食業界で例えるならば、経営改善、メニューの見直し、レシピの研究、SNS発信、店のロゴ作成、さらには廃棄物の環境問題を視野にしたフードビジネスの展開・・・ざっくりこんな感じかもしれない。(我ながら結構ですな)

そして今は

今現在の天王星は牡牛座エリアを進行中。しかも、牡牛座には、太陽・天王星・水星・金星が同時に滞在。天王星が支配性となっている水瓶座には土星と木星が鎮座。

いうならば、心地よさ、フィーリング、価値観、この先ずっと所有していくもの、カラダメンテ、ボディケア、環境問題(地球のボディ)、食、等々にマイスポットとして当てていくことが重要。

具体的には、心地よい居住環境、価値観を認め合える人間関係、快適な職場環境、野菜本来のバイタリティを感じる食材、香料やケミカルなものを使用していないボディケア・ヘアケア・メイクというように、私たちが生活していくうえで、違和感なくすぅーと馴染むように所有していける物質や価値観。

こういったテーマについて、個々への見直しや改革が強烈に課題として突きつけられている現在なのです。土星・木星が滞在する水瓶座が言わんとしている個性とは、他人視点や経験値を度外視した”あなたのみぞ知る世界”のクリエイティビティの発掘こそ、取り組むべきテーマである。と、強烈なパワーを与える星たち(土星・木星・天王星。ほかにもあるけど。)はどっかりと鎮座しながら談笑しているでしょう。

最後に、7年間ですよ。7年。一つにテーマの改革期間は7年かけて向き合うのです。長期戦です。すぐに結果を出さなくていいんです。取り組むことに意識を向けていく。これが大事なんだな。



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