変な楽器
中学生ぐらい。学校。
怖そうな先生が、黒板に何か書いて募集してる。
楽器の奏者募集。各楽器は5つ。
何故か私は手を挙げて楽器の奏者に選ばれた。
みんなが勉強している間も、奏者は楽器の練習をしていいことになっていた。というかしなくちゃいけない空気。
私の楽器は、まな板の上の生肉?をバイオリンとかで使う右手側の弓を、包丁で切るようにして弾く…という、珍しい楽器だった。私は何度も挑戦するがうまく音色が出ない。珍しい楽器ということもあって、音色が出なくても仕方がない、というようなことを誰かに言われた。先生は、「今度別の肉を持ってくる。今の肉は傷んでいるから駄目なのかもしれない」と言った。
練習中、Aさんが隣に座ってきた。Aさんは当時の友達で、今は絶縁している。Aさんの言動が嫌になったからだ。
私は話しかけてくるAさんに対して、どこかに行って欲しい、と思っている。
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