100冊チャレンジ完了と所感

100冊チャレンジ(本を100冊読むこと)を達成しました。普段継続して読書しないタイプの人間がどうやってここまで継続できたのか、やってよかったことや思ったことなどをつらつら書いていこうと思います。以下に書くことはあくまでも「自分の場合」なので、他の人には当てはまらない部分もあるかもしれません。

●やってよかったこと

・読書ノートを作る

読書ノートは読んだ本の情報や感想を記録するノートのことです。自分でオリジナルのノートを用意してもいいと思いますが、私は市販の子供向けの読書ノートを使いました。
読書ノートを用意する理由は、1冊記録したら次も読もうと思えるからです。市販の読書ノートはよくできていて、5冊ごとに読み終わるとめちゃめちゃ褒めてくれるのがよかったです。読み終わるたび達成感を得られます。達成感がモチベーション維持に繋がります。
オリジナルで読書ノートを作る場合、読み終わったら小さなシールを貼ったり、チェックマークをつけたりするのがいいかもしれません。感想文については、自分がどんな本を好むのかの傾向を知るために一言でも書いた方がいいと思いました。

・一本調子にならないようにする

一本調子というのは、例えば特定の作家のシリーズものの本を延々連続で読んだりすることです。私は綾辻行人さんの館シリーズやニック・シャドウシリーズなどを読んでいた時にこれを強く感じました。どんなに自分の好みにマッチしていても続けて読むと飽きがきてしまいます。私がそうでした。
防止策としては、別の作家の全く別のジャンルの本を挟むという方法があります。読みたい本がミステリばっかりだとしたら、たまに青春ものの本を挟んでみるとか。大人向けの長編小説が続くようだったら気軽に読めるラノベを挟んでみるとか。これは人によって好みが違うと思うので調整してみてください。

・素敵だと感じるしおりを使う

私は大人向けの小説を読んでいると一気読みはあんまりしないというか、何度も休憩を挟みます。本を開いたり閉じたりする回数が多いです。そういう時、当たり前ですがしおりがよく目に入ります。私は推しカプのしおりを使っていたのですが、本を開くたび推しカプのしおりが目に入るのでテンションが上がって、自然と本を開くハードルが下がっていました。心理としては「あの推しカプを拝むために本を開こう」的な感じです。
自分が「素敵だな…」と感じるしおりに出会うと読書が捗ります。私の場合はある特定の推しカプでしたが、推しカプじゃなくてもいいと思います。適当な紙を使ってもいいんですけど、どうせなら素敵だと感じるしおりを使ってみませんか、ということで。

・何回休憩を挟んでもいいことを知る

読書、と聞いたら「本を開いて何十分も集中して読まなければならない」という先入観がありました。メンタル疾患の関係上長い間一つのことに集中出来ない自分としては、けっこうきついハードルです。だから数ページ読む→5分休憩→数ページ読む→5分休憩…を繰り返していました。それでも継続していることに変わりはないので、いずれは本を1冊読み終えられます。何十分も集中して読まなければいけない、という先入観を捨てることは、自分にとってはかなり重要なことでした。何十分も集中して読める分に越したことはないんですけどね。

●100冊チャレンジを達成して思ったこと

100冊読むとなると自分好みの本に自然と手が伸びていきます。最初のうちは手あたり次第でしたが、だんだんミステリが好きで恋愛ものは苦手らしいことがわかりました。個人的によかったな~と思ったことは、自分と相性のいい作家が知れたことです。本選びはやっぱり出来るだけ失敗したくないので、この発見は本当によかったです。

上に書いたことと重複してしまいますが、自分好みの本に出会うためにはアウトプットが大切だということがわかりました。あらすじやネタバレなどはネットで調べれば大体紹介されているので最悪記録しなくてもいいと思いますが、最低限「面白かった or 合わなかった」はどこかに書いた方がいいなと思いました。なぜかというと、忘れてしまうからです。忘れてしまうと自分がどんな本を好むのかの傾向がわからなくなります。するととどうなるか→本選びの成功率が低くなり、無駄な時間と感じてしまう読書時間が増えます。読書に無駄な時間はあるかないかの議論はさておき、読んだら読みっぱなしではなく感想を書くことも習慣にした方がいいと感じました。

読書の継続についてはモチベーションの維持がとにかく大切だと感じました。わざわざ書きませんでしたが、「自分にとって無理のない範囲で読書する」ことが大前提です。読書を頑張ろうとしすぎてモチベが崩れちゃったら元も子もないので…。例えば、期限を設けることは私はあまりおすすめしません。「〇日以内にこの本を読み終わる」とか。「今年中に100冊読む」とか。設けるにしても、「できたらいいよね」ぐらいのゆるい感覚が一番いいのかなと思います。

モチベに関することで、人によって合う・合わないがはっきり分かれそうだなと思ったものがあります。私は合わなかったよ、という報告を。『みんチャレ』というアプリがあります。少人数で一緒に目標を達成していこうというアプリです(ざっくり説明)。過去にこのアプリを使ったことがあります。確かに頑張ろうという気にさせてくれるのですが、本を読むことがだんだん義務化していってしまうのを感じました。好きで読書していたはずなのに苦痛だぞ?と、本末転倒になってしまった過去があるため今回は使っていません。プレッシャーに強い人にはいいかもしれません。

以上、100冊チャレンジの所感でした。100冊読み終わった時点で、やれやれ終わった、と読書から離れていくのかなと思っていたのですが、結構楽しくて今も読書は続いています。200冊、300冊、と続いていくうちに何か変わったことがあれば、追記するか新たに記事を書こうかと思います。

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