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【復刻ライブレポート】2013/8/10 1st mini album『軌道上に不備は無し』リリースツアーFINALワンマン!!

※このライブレポは、初めてRhythmic Toy Worldのワンマンライブを観たときの内容を記載したもので、別ブログにアップしていたものを一部加筆修正してnoteに掲載したものです。とはいえ文体は基本当時のままなのでだいぶフランクかつ、ざっくりしております。

人の縁とは不思議なもので、仕事で知り合ったAさんからBさんを紹介され、次にBさんからRhythmic Toy Worldのプロデューサーさんを紹介していただきまして。そのプロデューサーさんから、ツアーファイナル来ませんか、とお声かけいただき、お言葉に甘えてお邪魔してきました。

O-CRESTは人生初。オンエア時代含めて足掛け10年ほど。やっとOグループのライブハウス制覇です。

5Fにあるライブハウスまでは階段でのぼります。しかし暑さが半端なく、腕から玉のような汗がだくだくと。途中あまりに汗が出るのでハイになってきました。サウナってこういう気分になるんだろうなあと実感。

列がなかなか進みませんでしたが、開演時間を少し過ぎた頃にようやく中に入れました。

■Halo at 四畳半

6月のグドモ企画で初めて観たバンド。佐倉市出身の4人組です。

曲はさわやかな感じの邦ロック。お客さんの大半はRTWファンだったと思いますが、そこまでアウェイ感が出ているような空気ではなかったです。

Haloのフロントマン・渡井翔汰くんのMC。

「昨日、中学のころから憧れてたバンドのライブに行ってきました」
「開場時間には中に入って」
「会場が人で埋まっていく様子を見て」
「泣けてきました」
「たった4人を観るために」
「数万人が集まるって光景がすごくて」
「そして今日も」
「僕たちとRhythmic Toy World、2バンドのために」
「これだけ集まってくれて」
「本当に嬉しいです、ありがとう」

佐倉市出身ということで、彼がMCで言ってたのは昨日(2013/8/9)スタジアムライブをやったバンプに違いないと思いますが、とても素直な感謝の言葉が印象に残ってます。

先輩バンドに追いつくのは容易ではないけれど、今のままの純な気持ちで大きくなっていくといいなと見守りたくなるようなライブでした。

ちなみに終演後の物販コーナーで、ずーっとファンの人たちと言葉を交わしたり写真を撮ったりしていました。感激したのか泣きだしてしまう子もいたりしてとてもほっこりする光景でした。

■Rhythmic Toy World

そして本日のメイン登場。今まで、タワレコでの試聴とグドモ企画の2回しか接触がありません。人の縁、というのを重視して足を運んだんですが、結果的には大正解でした。

CDには収まりきらなかった熱量を感じるライブ。曲も、記憶に残っている印象をはるかに上回るクオリティ。こんなにテンションあがる歌がたくさんあるなんて。

踊りたくなるような軽快なリズムの曲ばかりではなく、ちゃんと聴かせる曲も。ボーカル内田直孝氏の声も伸びやかで、耳心地よし。若いお客さんたちがすごいテンションで盛り上がっている姿も含めて、このバンド今勢いあるなあと実感しました。今日のライブもソールドですしね。

フロアのノリとしては、40%くらいがフロントでめちゃくちゃ踊ってて、40%くらいは後ろにいるけど手を積極的に上げてて、残り20%くらいが知り合いもしくは関係者(といった感じで大人見している)、っていう構図だったように思います。

ビジュアルおよびキャラ的にも個性派、バラエティ、イケメンとメンバー構成もバランス取れてます。MCではボーカル内田氏が自らのビジュアルを評して「聖☆おにいさん」と言いだすので思わぬシンクロにびっくり(※注:当時自分が「聖☆おにいさん」の公式モバイルサイトを担当していました)。確かに、イエスっぽいです、彼。

CDで聴いてるともっと爽やかで軽やかなバンドかなと思っていましたが、実際のライブはアグレッシブでひとりひとりのお客さんも本気で楽しんでるのが伝わってくる、濃い1時間半でした。

タワレコで試聴したりネットで動画や音源チェックするだけじゃ、いいバンド見つける行動としては足りないですね。お金も時間も限りがあるので頻繁にライブハウスにも行けないのは事実ですが…。

「みなさんに報告があります」という言葉があり、静まる会場。

内田氏は、この言葉でフロアが沸き立つイメージをしていたようですが、やはり最近よく目にする「バンドからの大切なお知らせ」にはいい報告なんかない、ってのがありますから。そこは彼もわかっていたようですが。今日の「報告」は正真正銘、いいお知らせでした。

秋に2ndミニアルバム発売決定。
さらに9/6にはアルバム先行試聴会。
さらにさらに、ツアー、11/24には代官山UNITでワンマン。

また1つ、注目するバンドが増えました。

終演後は、ご招待してくださったプロデューサーさんにご挨拶すべく、タイミングを伺ってましたが…プロデューサーさんは終演後もいろいろとやることがあって忙しそうで声かけるタイミングありません。

そうこうするうちにバンドメンバーが、残っていた顔見知りのお客さんたちと挨拶をはじめまして。物販ではHalo at 四畳半とそのファンの交流の場となっているし、もちろんプロデューサーさん以外顔見知りもいないから居場所がない…。

後日メールでお礼言えばいいかなという考えもチラっと浮かびましたが、やっぱり顔見て挨拶してから帰りたいと思ったので人見知りだけどがんばってみました。

順番逆な気もするけど、バンドメンバーに声かけるしかないな、と。最後に挨拶してた子が去ったあとに、ライブの感想も伝えつつ、プロデューサーさんにご招待いただいたことを告げると、裏にいた彼を呼んできてくれまして。

自分が「聖☆おにいさん」モバイルサイトを担当していることをお話するとめちゃくちゃ盛り上がってくれまして。
最後はプロデューサーさん、そしてバンドメンバーとがっちり握手してお別れ。

勇気出して声かけてよかったわ…。

イチ音楽ファンでしかないけれど、いいなと思ったバンドをもっとたくさんの人に紹介できればなあと思いつつ会場をあとにしました。

※(2021/11/10追記)これが始まり。「プロデューサーさん」こと川原祥太さんにはこれから先、とんでもなくお世話になることに。Rhythmic Toy Worldのライブにも何十本を通うことになりました。

CRAWLでのライブのたびに楽屋に顔を出して感想を伝えると、メンバーはいつも嬉しそうにリアクションしてくれました。ときには自分が記したレポでのフレーズに憤りを覚えたこともあったと伝え聞いたこともあり、勉強もさせてもらいました。

2021年11月9日で12歳を迎えたRhythmic Toy World。これからの5年、10年がますます楽しみです。そしてこの復刻レポ時、オープニングアクトを務めたHalo at 四畳半。今は活動を止め、個々の道へと進んでいますが、彼らのこれからにもたくさん期待したいと思います。

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