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【復刻ライブレポート】2013/12/28 CDJ1日目

毎年恒例、夏に4日間券を購入して5カ月待ちました。初日は観たいバンドがたくさん。でもそれほど被りもせず、楽しみな一日です。

本当の年末は今日から始まる。

それでは簡単ではありますが、振り返っていきましょう。


まずは海浜幕張駅。12時3分に到着しましたが、人・人・人。開演は13時なので少しだけ早めに着いてこれだもの。30分後とか相当なんじゃないでしょうか。

ちなみに初日、いつもはアストロホールで12時からDJやってたりするんですが今日はありません。前日である金曜日、しかもMステのスーパーライブがまさにアストロホールで収録されていた関係で設営間に合わないってことでの、お休み。ここ押さえるのって、どれくらい前からなんでしょうね。テレ朝あたりだと1年前から押さえてるんでしょうか。

メッセに到着すると、クロークや物販は思ったほど人がいませんでした。むしろ会場内に人がたくさん。フードコートのベンチがすでに人で埋まっている。みんなどんだけ早いのよ。

前田敦子

人生で初めて生であっちゃんを見ます。GALAXY STAGEのトップバッター。朝礼で山崎さんは「CDJは去年完成したので、今年は特に変化ありません」と豪語しておりましたが、唯一、出演者だけは変化があります、と。

つまりはアイドルと呼ばれる人が多数出演しているのが、今回のCDJのひとつの特徴です。その代表格ともいえるのが、前田敦子。彼女のステージを一目見ようと、たくさんの人がギャラクシーに集まりました。ぎゅうぎゅう、ってわけではないけれど。

バックバンドにはウエノコウジをはじめ、GREAT3の白根さんなど豪華な顔ぶれ。「こんなに早い時間からたくさん集まってくれてありがとうございます!」と感謝のセリフ。

以前テレビ出演で歌っていたときはハラハラする感じでしたが、今日のあっちゃんは堂々としたもの。アーティストなのかアイドルなのか女優なのか、立ち位置的にはいまいちわからない部分もありましたが、あっちゃん自身はしっかりステージでの役目を果たしていた気がします。

僕は3曲目の途中で移動したんですが、その後のMCでは、去年のCDJ大みそかに来ていて、年越しはくるりを観ていたんだそう。おんなじ場所・時間で年越ししてたのかあとちょっとだけ感慨深い(笑)

ちなみに、自分が移動したタイミングでかなりの人がやっぱり移動を始めていました。ファンというより、「前田敦子のステージを一度観ておきたい」という感覚なんだと思います。自分含めて。

フロア後方ではサイリウム持ってヲタ芸かなにかを披露しているお客さんがいたらしく、人だかりができていました…。

1.君は僕だ
2.タイムマシンなんていらない
3.頬杖とカフェ・マキアート
4.flower
5.Seventh Code

BLUE ENCOUNT

あっちゃん切り上げて向かった先はMOON STAGE。名前は何度か目にしていた、BLUE ENCOUNTです。ラストの3曲くらいしか聴けなかったけど、ストレートでわかりやすい音楽かも。

とても若くてまっすぐな雰囲気を感じました。「CDJ初日、ここで最初に観たのがBLUE ENCOUNTだった、って後になって自慢できるようなバンドになります!」と宣言。

「自分ではそう思っていないかもしれないけど」
「あんたらはすごい」
「すごいんだ!」
「だからその力を」
「誰かのために使ってあげてください!」

そんなピュアなMCが印象的。

ワンオクが歩いた道を辿っているように感じたりもするけど、この後彼らがどう変化していくのか、気になります。


SEBASTIAN X

BLUE ENCOUNTが終わって、COSMO STAGEでSEBASTIAN X。1曲目が唯一知っている『サディスティック・カシオペア』でテンションUP。

永原さんの歌い方はとても独特で、たまに叫ぶように歌います。そこがまだちょっと得意ではない部分だったりもするんですが、いつかハマる日がくるのかも、というなんとなくな予感もありつつ。同じコール&レスポンスを何度も繰り返す独特の粘り気があるライブでした。

時間が来たので最後までは観ずにシャンペへ。


[Champagne]

長崎のスカジャンでスイッチ入ってから、ちゃんとライブ観るのは初めて。
むかーし、「city」を発売したときのインストアライブとかも行っていたのに、スイッチ入るのが遅すぎました(笑)

EARTH STAGE左前方にてスタンバイしていましたが、スペースは結構ありましたね。後方がどういう状況だったのかはわからないけど、もうちょっと密集するのかな、と覚悟していたので踊りやすいという点ではラッキー。

SEでRiseの冒頭が流れ、メンバーが登場。スクリーン上ではぼやけた映像になっていて、まだ各個人をしっかりと認識できる状況ではありません。テレビ的には少しクールな演出から、1曲目が始まるかというところでSEが止まるトラブル。

「フェスってこういうことあるからねえ…」
「やり直し!」
「今日のライブ、放送されるんだよね」
「また出てくるけど初めて観る感じでお願いします」

という流れでライブ再スタート。

いやもうなんというかね。かっこ良過ぎましたよ。そしてやっぱり歌、曲が良過ぎました。

『Stimulator』も『Waitress, Waitress!』も新曲の『Run away』も爆発力満点。そのさらに上を行くKick&Spinなんざもう、声出さず歌いながらぐあーっと体温上昇していく感覚を味わいました。

まさかEARTHに立てるとは、と喜びを語る洋平。と同時に悔しさもにじませます。だってまだ昼間だし、と。次は夜会いましょう、と宣言する洋平。俺らは有言実行でここまで来ましたから、と力強く語る洋平は、やっぱりかっこいいなあと。

ラストの『Starrrrrrr』では感極まって泣いてしまうほどに、素晴らしいステージでした。ほんとこの曲、好きです。

1.Rise
2.Stimulator
3.Rocknrolla!
4.Waitress, Waitress!
5.Run away
6.city
7.Kick&Spin
8.Starrrrrrr

といいつつはりつけたのは新曲のMV。


HEY-SMITH

シャンペが終わって急いでGALAXYへ。ここ1週間で3回目のヘイスミだ(笑)
セットリストに組み込まれる軸となる曲もだいたい把握。

1曲目の『Endress Sorrow』から全力。前々回のZepp、そして前回のACBでも少しおとなしめに楽しんだので、今日ははっちゃけて。何よりスペースあるので踊りやすいんです。

いろんなジャンルの人が出るけど、小さなライブハウスで鍛えられてるバンドがいちばん熱いんだと証明する、というMCがいかにも猪狩氏らしいなと。ドサまわりっていう点ではアイドルもなかなか負けてないところがありそうですが、「おれらがいちばんだ!」という気概は欲しいですしね。

1曲が短いので、フェスという限られた時間の中で10曲も踊ることができました。

「ライブは再生ボタン押しても始まらん!」という叫びからの『Download Me If You Can』はいつ聴いても響く。

Vo.の突発性難聴という危機を乗り越え、今日こうして2013年のライブ納めをするヘイスミ。来年もさらなる活躍を期待して。きっとライブも、何度も観ることになると思います。

ますます楽しみなヘイスミでした!

1.Endress Sorrow
2.True Yourself
3.Living In My Skin
4.Like A Gentleman
5.Jump!!
6.Summer Head
7.Journey
8.We sing our song
9.Download Me If You Can
10.Come back my dog


キュウソネコカミ

入場規制が怖いので早めに移動。結果としてこの判断は正解でした。

リハでは『ネコ踊る』『JP』連投。
「まだ入れるぞー!」
「恥ずかしいやんけ」
「物販だけソールドして入場規制かからんてのは」

「物販身につけてんのに」
「目の前のメンバーをスルー」
「キュウソあるある」
「どうせオーラないですよー!」

ここでフロアから「がんばれー!」の声。

「がんばれじゃねえ!」
「がんばっとるからここに立っとんじゃ!」
フロアからは大きな拍手。

「まわりが空いてる人?」
お客さんがはーい、と手をあげる。
「でもこれ以上入ってきたらうざいなあって思ってる人?」
たくさんの手があがる(笑)
「うぉーーーい!」

ここまでがリハ中の出来事だからね…(笑)

本編は笑いだけじゃありません。時に激しく、でも常に楽しく。踊って踊って跳ねて跳んでと忙しい! 合間合間に笑わせてくれるし。

こういうライブ、そりゃあ若い人にはたまらんでしょう。ていうかおっさんだってたまらんのですよ。

『DQNなりたい~』ではウォール・オブ・デスを作らせてぐっちゃぐちゃに。この曲では、「ヤンキー怖い!」というコール&レスポンスがあるんですが、入場規制のため外で待機している人たちだけにやらせて、待機組もしっかりレスポンスするという、愛すべきバカたちのノリの良さになんかちょっと感動してしまった(笑)

『困った』という曲中にある社会のしがらみコーナー。昔RO69JACKのオーディションで決勝まで進むも、この曲の演出としてダイブを取り入れていたためにダイブ禁止のロッキンでは中途半端なパフォーマンスになってしまい、負けたというエピソードを紹介。

段ボールにいろんな不満を書いて、それをフロアに投げた上でステージからセイヤがダイブしてその段ボールを潰す、というパフォーマンスがあるわけですが、オーディションではそれができなかったと。

今日はやってやるぜ!と一度は叫ぶものの、実行したらロッキン出禁になって、そいつは父親になって子供に“昔お父さんはロッキン出禁になってん”と自慢するような小さいおっさんになってまうのでやりません、と宣言(笑)

この曲(困った)は2度とロッキンではやらねえ! 俺たちのRO69オーディションを今日ここで終わらせる!と言うセイヤ。何をするのかと思えば、段ボールをステージ端に置き、ステージ脇にある高さ3M近くはありそうな台の上から段ボールめがけてダイブ!

怪我しなくてなによりです…。

本当に盛りだくさんのライブであっという間に終わってしまいました。

あー楽しかった!

最後は青き衣をまとったメンバーを金色の板に乗せて退場するという、前日のナウシカ放送を明らかに意識した演出で爆笑、というか失笑(?)を買っていたキュウソ。

最高です(笑)

リハ
ネコ踊る
JP

1.ウィーアーインディーズバンド!!
2.良いDJ
3.ファントムバイブレーション
4.DQNなりたい、40代で死にたい
5.困った
6.サブカル女子


高橋優

遅めのランチ食べた後は、高橋優。BRAHMAN関連のイベントで数曲歌っていたのを観たことがあるくらいで、ちゃんとしたライブは初。

1曲目だったかな。『(Where's) THE SILENT MAJORITY?』が早々に聴けて早くも満足。初めて聴く曲ばかりだったけど、どれも楽しむことができました。
なかでも『泣く子はいねが』という曲が印象に残りましたね。

コール&レスポンスもあったりして、お客さんを巻き込み、ライブ自体も素晴らしいものになったと思います。

高橋優の歌声がすごく心地よかったです。伸びがあっていい声。ちょっとがなる感じが多いかなと思っていたんですが、実はキレイな声持ってるんだなと。

来年は、もう少し観る機会が増えるかもしれません。

1.(where's)THE SILENT MAJORITY
2.陽はまた昇る
3.こどものうた
4.ボーリング
5.現実という名の怪物と戦う者たち
6.泣く子はいねが
7.同じ空の下


東京カランコロン

KEMURIが控えているので3曲まで、と決めてMOONへ。結果的に、聴きたかった曲上位5曲のうちの3曲が聴けました。フロア後方での鑑賞でしたが、後ろのお客さんも手をあげていたり、曲にあわせてリアクションとっていたり。

だいぶ認知されているんだなあと思いました。新作アルバムを経て、東京カランコロンがどうなっていくのか、ますます目が離せません。

1.泣き虫ファイター
2.走れ牧場を
3.true! true! true!
4曲目以降不明


KEMURI

まさかのCDJにKEMURI。まったく想像しておりませんでした。ヘイスミ同様、KEMURIもつい1週間前にライブ観てますが、なんせ幕張なんでちょっと戸惑いもあり。

まあ、ふみおさんが出てきた瞬間に吹っ飛びましたけどね。シャンペに続いて、SEトラブルがあったせいかもですが(笑) 左手にマイクコードをぐるぐる巻きつけて「みなさんこんばんはKEMURIです!」の声。

そう、いつものKEMURIです。そしてそのままいつも通り、全力で歌い、踊り、汗をかいて。

『prayer』始まりってのもなかなかオツなもんです。

『new generation』。
「はたちでも40歳でも60歳でも」
「自分があたらしい世代だと思うか思わないかで」
「見える景色が違ってくる」
「そういう思いを込めて作った歌です」

ふみおさんMC。
「ここは海だったんだよねえ」
「しじみがとれたんだよ」
「肝臓にいい貝」
「海があったところでライブができて嬉しいです」
「CDJも初めて出演させていただいて非常に嬉しいです」

まさかフェスのセットリストに『Live Up To Ya Rights!』を入れてくるとは! 前回のライブでも入っていたけど、主催イベントだったしね。曲数が限られるフェスでってのが驚きとともに喜びでもある。

最初から最後までスカダンしまくりでちょっとふくらはぎとふともも付近にダメージが見え隠れ。いかんなあ。もっと鍛えないと、これではワンマンもたない。疲労困憊になるほど、全力で楽しめたので満足です。

1.prayer
2.new generation
3.sky without a cloud
4.Ohichyo
5.Live Up To Ya Rights!
6.Standing in the rain
7.Rules
8.Mr.SMILING
9.P.M.A.
10.Ato-Ichinen


dustbox

大作戦以来かな。約半年ぶりです。セットリストは、ライブ定番曲に今年の新作アルバムからいくつか。ジョージが「ちょっと緊張してます」なんて言ってましたが、ステージもフロアも熱い!

フロアからの「ジョージ最高!」の声にすかさず反応するジョージ。

「おまえが最高だよ!」
「おまえらが、最高だよ!」

こんなやりとりも、フェスというよりライブハウスをイメージさせてくれます。

フロアの中央付近ではあちこちでサークルモッシュが発生。若い子らが嬉しそうに、楽しそうにぐるぐると。しかも、無理やりスペース広げさせて、というパターンじゃなく。もともとあったスペースで発生したサークルなので周囲が迷惑がることもない、とても平和なサークルモッシュ。

そういうわけで見ているこちら側も楽しくなるわっかでした。

来年がこのメンバーで15周年ということで15年前に作った曲、『Promise You』を演奏。

ジョージの口からは「音楽やっててよかった!」 それ、LOW IQ 01先輩の〆のセリフじゃないですか。今年はイチさん観れないので、代わりにその言葉を聞けて良かった。

1.Riot
2.Try My Luck
3.Break Through
4.Still Beginning
5.Jupiter
6.Bitter Sweet
7.Imagine
8.Don't Worry, My Friend
9.Promise You
10.We Will Surely Meet Again
11.Hurdle Race
12.Tomorrow


BUZZ THE BEARS

今日のラスト、くるりを観ようと思ってました。でも友達のススメもあり、2曲くらいBUZZ聴いてからくるりに行こうと思い、まずはBUZZを観にCOSMOへ。

正直に言うと、フロアはかなりスペースが目立っていました。前方はともかく、中盤から後方は特に。

そんな中で始まったBUZZのライブは…すんげえ楽しかったんです。フロア最後方で、すでにクロークから荷物もとり出して、Tシャツの上にパーカも着込んで観ていたんですが。

気がついたらめちゃくちゃ踊ってました。なんなら、KEMURIより踊ったかもしれない(笑)

後方にいた人たちがまた、よく踊るんです。気持ちよさそうに。それにテンションつられた部分はありますが、それでも楽しい。

特に『光り』という曲が弩級の楽しさで。今日一番のスカダンスだったんじゃないかと。ひとりないしふたりの点と点が、フロア後方のあちこちでものすごいスカダンスしている光景。

メンバーやスタッフにはどう映ったんだろう。手ごたえを感じてくれたでしょうか。少なくとも、あそこでスカダンしまくってた人たちはみんな、
めちゃくちゃ楽しかったはず。

俺なんか、楽しすぎたせいか涙出てきましたもん。『光り』、ヤバイっす。

大好きな曲が1つ増えました。

1.サンライズ
2.ロンリーナイト
3.サタデーナイト
4.光り
5.ブラッディクロス
6.ダーリン
7.雨
8.花火
9.全てを
10.約束
EN.
11.マジックスパイス


くるり

予定外、まさかのBUZZアンコールまで観る、という事態が発生したためくるりは結果的に4曲しか聴けませんでした。でもその4曲が大好物ばかりだったので、なんの不満もありません。

トランペットが入って、より自分好みになっている気がします。ワンダーフォーゲルなんて、別の曲と言ってもいいくらい。トランペットはずっと鳴っているわけじゃないのに、こうも雰囲気が変わるものなんだなあ。

去年の年越しで味わったくるりの多幸感再び。踊れる音楽だけが音楽じゃないということを再確認。もちろん、踊れる音楽も大好物ですが。

1.トレイン・ロック・フェスティバル
2.ブレーメン
3.モーニングペーパー
4.Loveless
5.虹
6.街
7.リルレロ
8.Everybody Feel The Same
9.ばらの花
10.Remember Me
11.ワンダーフォーゲル



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