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【ミニライブレポート】2023/9/18 TOKYO CALLING@渋谷【速レポまとめ】

9月18日に足を運んだ『TOKYO CALLING』渋谷エリアのライブについてツイートした、各ライブの感想をまとめてみた。

140文字からこぼれた部分もあるので、ツイート内容にほんの少しだけ加筆修正を入れている。



Czecho No Republic

これまで40本近く彼らのライブを観てきたが、コロナもあって今日が4年ぶりのライブ観賞。少し歳を重ねて、なんだか頼もしさが増した印象。ステージに立つメンバーから放たれる光が眩しかった。オープニングの「Amazing Parade」であっという間にフロアの心を掴み、「No Way」「ファインデイ」でさらに濃度を上げていく。新曲も織り込みながら、今のチェコを全力で表現。duoのトップバッターにふさわしい、華のあるバンドだ!

GOOD4NOTHING

キッズたちの開幕はO-WESTから。開演前から規制がかかるパンパンの会場で、堺印のパンクロックが轟き、溢れるダイバーがライブの勢いを加速させる。熱量豊富なステージで彼らが目当てではない観客も巻き込みながらの30分。「27」「IN THIS LIFE」「FLAG」「STOMPING STEP」「It's My Paradise」と25年の歴史が詰まったセトリに大興奮! 今が最強のふたりだ。

BUZZ THE BEARS

「22年、ずっと上を向いてバンドをやってきた。いちばんカッコいい状態で止まってやんぞ!」と越智(Vo/Gt)が吠える。

活動休止まであと20本のライブを残すのみ。おつりなんて1mmも残さないと言わんばかりのパフォーマンス。「約束」でのシンガロングに「全てを」でのダイブ応酬。小綺麗なVeats Shibuyaをいつものハコに変える劇熱ライブ!
最近はリハからそのまま本番のパターンが多いのか、登場SEの千住明「わが心の銀河鉄道」が聴けないのがちょっと寂しい。
セキュリティがいなくて結果ステージダイブするキッズに思わず笑顔な池田(Ba)。やがて増員されたセキュリティについて「暇してんぞ!」言い放ちキッズたちを煽る越智。瞬間を燃やす彼らの大切なライブを目に焼き付けた。

「機会があったら、またやろう!」の言葉を胸に、BUZZラストCALLING、終幕!

おとなりにぎんが計画

初音(Vo/Gt)と実優(Key)の連弾が飛び出したり、初音と嘉壱(Ba)のシンクロする振り付けでビジュアル面でのインパクトを生み出したりと、遊び心満載のステージ。加えて確かな演奏スキルに、小さい身体ながらパワフルで表現力豊かな初音の歌声も魅力。楽曲「300えん」の、音源を超える素晴らしさに感動し思わず物販でCD購入。「あー楽しかった」と素直に思える、幸せに満ちた時間だった。

Rhythmic Toy World

他バンドで発生したトラブルへの愛のある呼びかけや、リハでの音チェックでメンバーがなぜか次々と尾崎豊の歌を歌い出すなど、ネガティブな要素、殺伐とした空気を蹴散らして「心から楽しもう、楽しんでほしい」というバンド側の願いが随所に溢れたライブ。「僕の声」「CHAMPION ROAD」、そしてオーラスの「青と踊れ」までその歌唱力と激しい演奏力で圧倒しまくる。沈んだ気持ちも全部すくって空へ放り投げてくれるような、終わった後には笑顔しか残らないようなライブは、まさに彼らの真骨頂。

ケプラ

クアトロが若い観客で埋め尽くされるなか、臆することなく堂々のパフォーマンスで、その充実ぶりを見せつける。会場の空気を支配するパワフルな歌と演奏、そして特に柳澤律希(Vo/Gt)による、スター性を帯びた立ち居振る舞い。短期間でグンと成長する若いバンドだからこそ、常に「今」に注目したい!

Summer Whales


今注目の音楽シーンと言える京都から現れたバンド。「Pizza or Mac」に代表される、海外インディーロックな楽曲とややダークな印象があった彼女たち。初めて観たライブパフォーマンスでは素晴らしい演奏テクニック、そして予想以上に開けたStrawberry N(Vo/Gt)のボーカルが心に刻まれた。バンドとしてのグルーヴが最高で、迫力満点! 音源とはまた違う魅力の詰まったライブは、必見だ。

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