【復刻ライブレポート】2010/3/26 Days Lead at Church@品川グロリアチャペル

※このライブレポは、2010年3月に品川の教会で開催されたRiddim Saunterのライブ感想を書いたもので、当時mixiにアップしていた完全身内向けの物を一部加筆修正してものです。拙い内容ではありますが、ご興味ありましたら。


行ってよかった!!!!

思わずそう叫びたくなるほど素敵なライブだった。riddimが教会でライブやるという告知があったのは、確かツアーファイナルの日。当日夜から先行受付も、すでに先行分終了。

諦めかけていたけどイープラで受付していて、申し込んだら無事当選。それからは、この日を楽しみに仕事をしていた。

当日は仕事を終えてなんとかぎりぎり、開演直前に会場到着。教会にある一般的なチャーチチェアに加え、左右に椅子が出されたんだけど、そこの最前列が我々の座席。

なんという視界の良さ。「ブーーー」という開演の合図も新鮮。天井が高く、どこか荘厳な雰囲気のなか、中央の通路、いわゆるヴァージンロードからメンバー入場。教会ってこともあってか、みんな正装です。

スタンディングライブのものとは違う、なにか整然とした拍手に迎えられ、ステージに上がるriddimの面々。

ものすごく近いところにkeishiくんがいる…。メンバー全員、いや、太一くんを除いて、座った状態でライブ演奏を開始します。

シーンと張り詰めた空気を包み込むように、keishiくんの美しい声が響き渡る。

この感じ、たまりません…! 感動ですよ。keishiくんの緊張感も伝わってきて、ぶるぶるっと、鳥肌もの。

最初はメンバーもなんだかちょっと戸惑っている印象を受けました。いつものように煽るわけでもなく。お客さんも座っているから踊れないし、手もあげない。できることは手拍子くらい。

ステージも客席も、どう楽しんだらいいか手探り状態ではあるものの、新鮮な体験をしていることは間違いなくて。途中、耐えきれなくなったkeishiくんが「もっと楽にしていいんですよ。お話しててくださいw」とか言い出す場面も。

MCタイムでは「僕らの顔、見えますか? 見えないですよね。そうしてるんです、恥ずかしいからw」なんてこと言ったり。

太一くんがピアノを弾く曲で、ピアノをトチったりもしてましたね。かなりプレッシャーを感じていたようです。だから、ピアノが終わってドラムに戻った時の太一くんの解放感あふれる表情がたまらなかった。

ステージ後方、パーカッション担当のCHABEさんがメンバーたちを見守る笑顔も超素敵。

ストリングスのメンバーも、ステージから近かったから表情がわかってよかった。すっごい笑顔だったり、時には苦笑みたいな顔を見せたりして。

今日みたいに、“きちんとやる”雰囲気のライブだと、余計に太一くんの末っ子キャラ的なはしゃぎ様に癒されます。バンドはファミリーだなあと感じる瞬間でもある。

「Hey, Please Tip Me Off」は、マイクレスで歌ってくれました…。 ヴァージンロードまで出てきて、みんなのすぐ隣で自分の喉だけを武器に歌うkeishiくんに感動です。

演奏のはじめ、自分は手拍子をしていたんですが、マイクを使わないで歌うって気づいて手拍子をやめました。でも同じように手拍子やめたのは一部の人のみだったようで、ステージ前に出てきた太一くんが「しーーーっ」と唇に人差し指あてて合図。

うわー、なんて微笑ましいんだろうと思いつつ。やがて教会全体が、ドラムレス、マイクレスでギター、ベースの音色とkeishiくんの歌声のみで包まれていく。

至福。なんという、至福の時間!

おそらく今日会場に来た人のほとんどが、幸福感で満たされたに違いない。ツイッター見ても「泣きそうだった」「泣いちゃった」「感動」という声であふれていました。いつもの、楽しい!!! 爽快!!!という感想が出るものとはまたちょっと違うライブ。

MCで本間の兄貴が「2月19日のバンザイについてには、メンバーからも、スタッフからも、ストリングスチームからも“空気読め!”と言われました。今日は神様の前でもありますので…やりません!」

空気読みました。

アンコール。「アンコールはおまけだと思ってますから。マイクスタンドも立ってる位置にセットされてるんで、(メンバーに向けて)立ってやりましょうか。お客さんも、立ちたい人は立っていいですよ」

そんなkeishiくんの促しでお客さん、全員スタンドアップ! 座りながら、かつ慣れない環境で体が緊張してたみたいで、強張った体をほぐすべく、いろいろグルグルまわしてストレッチです。

最後の曲は体揺らして軽く踊りながら楽しみました。keishiくんはあちこち動き回って、ありがとう!とご挨拶。

最後の最後は、退場しながら「Epilogue」。終わってからもしばらく余韻が残っていました。ライブハウスだとみんなサクサク帰るけど、今日は違った。名残惜しそう。

今日のために座席に貼られた席番号をはがしてる人がいて。「記念に持ち帰ろうかと思って」なんて話してくれたので、俺も持ち帰ることにしました。ゴミになるもんだし、これは別にいいでしょう。

その方たちと笑顔で挨拶を交わし、帰り際にちょっとぶつかった人とも、笑顔の交換。今日はみんなあったかい気持ちになってるんだろうなあ。

ライブ余韻のせい、というわけでもないですが、品川駅前で携帯落とした女性に、横断歩道渡ってまで携帯届けたりしてみました。あったかい気持ちのおすそわけです。

今日は一日、心がほっこり。

モッシュもいいけど、こういうライブもいいなあ。

品川教会に集ったみんなに感謝です。


1.Dedicated To You -Prologue-
2.Sweet & Still
3.Dear Joyce
(MC)
4.BIG YELLOW TAXI
5.The Three Wishes Of A Dwarf
6.Oh Baby, Why?
7.Intro (From the album of “Douse Yours From Acoustic Recollection”) ~ FRESH
(MC)
8.I Love Every Little Thing About You
9.Flapping In The Love (Translated in Japanese Ver.)
10.I'm Dabbling
11.Updated days
12.Breeziness
(MC)
13.Can You Catch Me?
14.Keep A Journal
15.C.H. Serenade For Strings #1 In E Major, Op.1. Adagio
16.Hey, Please Tip Me Off
(KC…A cappella)
17.Picture
18.Waltz Of The Twins
19.What Comes After The Parade

(Encore)

(MC)
1.The Moon At Dawn

Extra:Epilogue (From the album of “Think, Lad & Lass”)

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