音楽制作で何を使用しているか

「はじめまして。」の項目で「音楽制作、例えばキックの音の作り方、最近の旬の音楽の音作りに悩んでいるので、そこを知りたい」という方を対象にnoteするとしたので、早速noteします。しかし、あまり詳しく書くと有料系な気もするんで、ザックリとかもですが。参考になればです。

1. Logic Pro X

音源制作は基本Logic Pro Xで行なっています。クラブミュージックだとAbleton Liveの人の方が多いと思うんですが、自分はバンドやっていた頃、日本のレコード会社向けに楽曲エントリーをやっていた時期があったんですが、その時に会社の人から薦められてという具合ですね。なので、気付けばLogic 6くらいの頃からずっと使い続けていますかね。

Logic内蔵のシンセやエフェクターも結構使います。

ES Mは多用しますね。モノシンセで、303をモデリングした感じなんですが、プリセットも良いし、音色の変化の具合も良いし、自分が過去にリリースしたAcidな音はほぼ100%コレで作っています。最近、Safe Tripからリリースした"Hakkenden"のベースもコレですね。IもIIもコレを使っています。

エフェクターだとMatch EQですね。コレについては...いつかの機会で有料記事で色々紹介できればですかね...破壊力抜群なのでwww


2. UVI Workstation

ドラムやシンセ類のほとんどはUVI Workstationを使っています。2012年くらいから使っているので、Hoshina Anniversaryの2013年からのリリースはほとんどコレの音だったりするかもです。

自分はローファイ、アナログ、ロウハウス/テクノといったサウンド作りと評されることが多いのですが、UVI Workstation内のシンセでほぼそういった音は作れるし、アナログシンセで設定を保存したり機材を出したりが面倒なので、気付いたらUVIをずっと使っています。アナログシンセも一時期使ってたんですけど、それで作ったトラックが全然採用されませんでね...なのでUVIばっかりですw

UVIでオススメなのはVintage Valut 2ですね。コレさえ買っておけば、少なくともTechnoやHouseなどのクラブミュージックは問題なく作れますかね。ドラムマシンなら、コレに収録されているBeat Box Anthology 2より、Vintage Valut 1収録のBeat Box Anthology Iの方が好きなのですが...なんか古いバージョンの方が好きだったってのは、あるある、ですかね。とは言え、2でも同じ事が出来るので十分かとは思います。使い勝手の問題かもです。

あとこのVintage Valut 2でオススメのシンセはOB Legacy、特にUV-1が好きですかね、プリセットの時点で即戦力な音色が多いので、結構そのまま使っています。

UVS-3200もアナログで良い音というか、コードを弾くも良し、印象的なアナログリードシンセ、なんとなくReturn To Foreverみたいな気分のシンセはやりやすいかもってか、やりようではアルディメオラみたいなギターの音が出るって感じかな。

あとはDarklight IIx、Emulation II、WaveRunnerあたりがいいですかね。UltraMiniも良いんだけど、ちょっと重いんで、そろそろiMac買い換えようかなって感じかもです。


3. DECIMORT 2

続いてD16社のDECIMORT 2です。

コレは2013年ころ、The Subsとコラボしてトラックを作った事があったんですが、その時に彼らがコレ(Versionは2ではなく1でした)を使っていて、それ以来、自分も愛用しています。一時期は2より旧バージョンを使用していたんですが、最近はDECIMORT 2を多用するようになりました。

コレをエフェクターで使用することで、音をザラつかせるとか、ローファイにするとか、ノイズを良い具合に乗せるとか、とにかく、全トラックに挿しても良いんじゃね?ってくらい使い勝手が良いです。

D16社はコレ以外のエフェクター、ソフトシンセも発売していますが、自分は他は使ってないですね、DECIMORT 2の出来具合に比べると他は落ちる印象というか、自分はあまり使用どころがないかもです。


4. Soundtoys 5

なんだか紹介し過ぎな気もしますが、まあ、最初ですからガンガン書きますかwww

次はSoundtoys 5ですね。エフェクター類はSoundtoys社は本当に優秀です。基本、この会社のしか使わないんじゃってくらい使っています。

Soundtoys 5で全部収録しているはずなんで、コレを買うのが良いかと。
ちなみにSoundtoysはたまに無料でLittle Primal TapやLittle Alter Boyとかを配布していたんですが、それを持っておくと、Soundtoys 5が割引価格で買えるのでオトクです。ちなみに、自分はそれを持っているのに操作を間違えて割り引いてない価格で買ってしまったんですが、あとでSoundtoys社にそう言ったら、親切にも割り引くようにしてくれました。あざっす。

このパッケージでオススメはEffectRackですかね。
コレを挿せば、このパッケージ内のエフェクターの複数を組み合わせたプリセットが満載で入っているので面倒くさがりの方には良いです。
そのプリセットの中でも「Color - Old Tape」がローファイなサウンドに仕立てられるのでオススメです。ただ、そのままだと高音がキーンとヘブリカン(はっ?)なのでDecapritaotorのDriveをゼロにしたり、TONEをDark側にする、RadiatorもTrebleは少なめにと調整するとより馴染みやすいかと...って書き過ぎたぜwww

他にもオススメはあるんですが、Soundtoys社の話で1 noteやりますかね、そのうち。


5. Eventide H3000 Factory

最後にEventide社の名機のモデリングを。

これは2014年にBoys Noizeが来日した時に彼とすき焼きとしゃぶしゃぶ食べながら、「ホシナ、コレ、オススメだよ。Princeも使っててさ。」ということで紹介してくれました。(ちなみに海外のDJ/Producerのほぼ全員がPrince好きで、だから、ドラム類とかLinn Drum使うと、結構、反応してくる人って多いっすね)

これはまさに「飛び道具」として相当、重宝しています。SoundtoysでもcrystallizerというH3000派生のがあるんですが、それよりランダム感というか、いい意味で「使いにくい」音に加工されるんで、Electronic系とかWARP Recordsあたりの音っていうんですかね、そういうのに打ってつけな印象です。

コレで音を作る場合は、ある程度この設定でと決まったら、サッサとバウンスしてwav化しています。なんかデジタルで設定しているにも関わらず、毎回どんどん音が変わったりするので、、、ヤンチャ過ぎます。

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