|words|日々のこと - わたしという星を見つけるように
「わたしという物語」のなかにある「とある物語」、そのなかで語られる「とある物語」・・・
そんなふうに二重に三重に入れ子になったものがあらわれて、それぞれが同じような色彩を放つことがある。
どれが原因でどれが結果ということはなく。
濃度やテイストはそれぞれに、同じような色彩を、教えている。
物語は無限にある。
綴じられたもの、綴じることのできるもの、手にとることのできるもの。
どうしても手にとってしまうそれを手にとり、触れることで、綴じられているものをひらく。
わたしは、登場人物となる。
やがて、わたしが読む者だったことを思い出すころ、それはふたたび綴じられて、物語だったことを明かす。
入れ子構造のあちらもこちらも同じように綴じられた物語。
最初から完結していて、そうあった物語。
それを手にして、読んでみるということを、やってみたかった、もしくは、どうしても避けることはできなかった。
綴じて、物語とともに終わってしまう、ということではなく。
読む者であることを思い出している。
その場所にあるとき、囚われていない。
囚われずに、読むとき、たくさんの物語のいろいろを、愛おしく見つめている。
そして、星の数ほどのたくさんのなかから、「わたしだけのそれ」を、いつの間にかちゃんと見つけ、読んでいる。
まるで、わたしという星を見つけるように、読んでいる。
セッションのこと
room3 おてがみセッション 短編・長編
一通のお手紙からはじまる 魔法の時間 おたのしみください。お届け開始以来、たくさんのたくさんの星空に触れさせていただき、ほんとうにありがとうございます。
room 8 star tuning リーディング&チューニング セッション
リーディングとチューニングをセットでお届けしています。いまの状態を確認しながら、奥からの動きをすくいあげ、まあるく束ねて、本来の流れへ還してゆきます。
詳細はこちらより ▽
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