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出産後しばらく専業主婦になりたい場合、してはいけないこと

自分のまわりをみていて、子供が産まれる前にこれをしてしまったせいで、専業主婦になれなかった、という人が結構います。


それは・・・


夫婦共働きをすることを前提にした、ローンを組んで、新居を購入すること、です。


新婚カップルは、結婚式を終えると、次は家を買おうか、という流れになることが多いかと思います。休日は住宅展示場やマンションのショールーム巡り、最新のシステムや美しい内装の魅力に心を奪われてしまい、「子供が産まれても保育園に預けて働けば買えるよね!」と、あまり先のことは考えずに高額のローンを組んで新居を購入する人は多いでしょう。

実際に私の知人、友人でも、子供が産まれる前にけっこうな値段の新居を、夫婦の収入を見込んだローンを組んで購入している人がたくさんいました。

でも、最新のキッチンやバスルームに夢が膨らむのは当たり前ですよね。私もそうでしたから、その気持ちもよーーーくわかるのです。


しかし実際に子供が産まれて保育園に行き始めると、風邪をひきやすい子だったり、夜寝ない子だったり、保育園や学校を嫌がったりして、肉体的にも精神的にも子育てと仕事の両立が大変すぎて、正社員から派遣社員やパートなどに働き方を変えたり、仕事をやめる選択をする人も多かったりします。

また、小学校入学後も平日習い事に通わせるためだったり、宿題をみてあげたいなどの理由から、フルタイム勤務から仕事を変える人もいます。

もちろん、子供は保育園にもすんなり行ってくれて、子育てにも理解のある職場で、親に協力してもらったりしながら、子供がいない頃と同じように仕事ができている人もいるでしょう。

ただ、その条件が揃う人は、そういるわけではありません。なので確実ではない、ということです。


また、著名人やSNSなどで「出産しても女性はキャリアをあきらめないで!」という意見を広げている方の中には、家事代行サービスを利用したり、子育てをシッターさんに頼んだりしているのも現実です。

しかし収入的にそれらを利用できるような余裕はなく、親に家事や育児の協力を頼めない場合、そういった人たちと同じぐらいの比重で働いても、余裕がなくなり毎日疲れて心身はボロボロ。そんな状況では子供や夫にも毎日イライラしてしまい、悪循環になっていくのではないでしょうか。


このようなことから、子育てをしていくうちに、仕事を辞めて子供と過ごす時間をとりたいな、という考えに変わっていったときに、ギリギリの住宅ローンを組んでいては、仕事を一旦辞めたり勤務時間を減らしたりすることはできなくなってしまいます。


なので、出産後子育てのために専業主婦、もしくは仕事はパートやアルバイト程度にするのもいいかな、という考えが少しでもあるのなら、

〇最悪夫の収入だけになったと仮定して新居の予算を考える

〇しばらくは新居を購入せずに賃貸住宅で暮らす


というどちらかの選択がよいかなと思います。

ちなみに我が家の場合は、子供が産まれてからもしばらく賃貸で暮らしたあと、夫の収入だけになったとしても支払える額の新居を購入しました。

なので、子供が産まれて私が専業主婦になることは、経済的な面ではそれほど問題ありませんでした。

私の収入がない分、貯金があまりできなかったりする悩みはありましたが、夫婦ともに「まあなんとかなるでしょ」というのんびりさもあったので問題ありませんでした。

子供が小学校に上がればまた仕事はできるのだし、その時は若くはないかもしれませんが、これまでの仕事の経験値ややる気と能力があれば、遅いなんてことはないと思います。最近では働き方も増えていますしね。


でも、なんといても、子供のペースに合わせて一緒にのんびりと過ごしたあの頃の日々の記憶が、私にとって、宝物の一つとなっていて、これはどうしたって、お金では買えないものです。

そして、その話しを子供たちにもよくしています。自分は大切にされているんだな、という自信に繋がっているように感じます。

これも、お金では絶対に買えないものです。


なので、お金でどうにかなるものは、お金の出入りをうまくコントロールして、人生をコントロールすることが大事になるのではないかな、と思っています。


特に支出で大きい部分を占める住宅購入については、その場のノリや勢いで決めたり周りに流され過ぎずに、子供が産まれたあとに起こり得ることもある程度考えて、天秤にかけてみることをおすすめします。


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