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お金を制するとは稼ぎ、守り、運用すること

お金を制する者が人生を制する

お金を制するとはお金を稼ぎ、守り、運用することだ。

多くの人が稼ぐことに重点を置いてしまうが、守ること、運用することも同じくらい大切である。

守ること、運用することの正しい知識や考え方を身に付けていないと、いくら多くのお金を稼いだところで真のお金持ちにはなれないだろう。

働き始めたすべての若者がまず最初に学ばなければならないのはお金についての正しい知識と考え方だ。
その全てを教えてくれる伝説の名著が「バビロンの大富豪」だ。

この一冊に書かれた通り行動できる人間に貧乏人は1人もいないだろう。

巷にお金についての本は数多くあるが、この一冊がトップオブトップのお金についての本なのは間違いない。
この本の発行は1926年だ。
名著というのは何年経っても色褪せず、語り継がれる。

収入の10分の1を貯金する

収入の10分の1を貯金するというこの鉄則が最も大事だが、意外とできていない人が多いのではないだろうか。

多くの人は収入が少ないが故に貯蓄ができないと思い込んでいる。そういう人たちはいくら収入が増えようとも貯蓄をすることができない。
 
収入が増えれば増えるほど支出も増えてしまうからだ。
これはパーキンソンの法則といって誰もが陥りやすい罠なので、予め対策をしない限り避けることは難しい。
 
1番成功率が高いのは積立預金や積立nisaのように毎月一定額が自動で引き落とされる仕組みでの貯蓄だ。
 
収入がいくらになろうと10分の1以上を自動で積立していく仕組みを作れば本人の意に関係なく貯蓄は増えていく。

欲望に優先順位をつける

10分の1の収入を貯蓄に回せと言うと、給料が安くてそんな余裕がないと言う人が多くいる。そういう人に必ず何にそんなお金を使っているのか聞くのだが、大体の人が何に使っているかわかっていない。
 
そういう人は大概どうでもいいことに多くのお金を使っている。毎日コンビニ弁当を食べていたり、高い携帯代を払っていたり、多くのサブスクに加入していたりと、お金を貯めるための工夫を一切せず、日常の欲求を必要経費として収入の限り満たすのだ。

日々の支出について向き合い、本当に必要なことかを考え選択すれば、必ず10分の1を貯蓄に回せるくらいの節約はできるはずだ。

そのためにも家計簿をつけることが必須となってくる。家計簿をつければ1ヶ月自分がどんなことにお金を使っているのかが明白となり、課題が見つかりやすい。

同時にある程度の相場も知っておいた方がいいだろう。世の中の人がどれくらい食費、光熱費、家賃を使っているのかわからないと自分がどこに過剰支出しているのかが見えてこない。

貯めたお金を働かせる

収入の10分の1を貯蓄に回せるようになればお金は着実に増えていくのは間違いない。

しかし、それだけではお金持ちにはなることができない。

お金自身にも働いてもらうことが重要になってくる。それは貯金ではなく投資をすることだ。
投資をしてない人間に本当のお金持ちはいない。
 
投資=ギャブルに近いものだという認識が日本人には多く刷り込まれてる。
もちろんギャンブルに近い投資もある。
リスクを限りなく分散し、株価指数に連動した運用を行う長期のインデックス投資信託ならリスクは限りなく低い。

更にインデックスの中でもより広い範囲の全世界株式や米国株S&P500を選べば、より少ないリスクで好成績を期待できる。

それを積立nisaで買えば運用益は非課税となり更にお得となる。

つまりお金を寝かさず増やすには収入の10分の1以上を積立nisaでインデックス投資信託全世界株式か米国株式に投資するのが素人が最も安全にお金を増やす方法だろう。

現に私も5年ほど前から積立nisaで世界株式インデックスファンドに投資しているが、2024年4月現在の運用益は+170万程度だ。

危険や敵からお金を守る

人生とは基本的に先の未来のために堅実な投資をできる人間が幸せになる。
しかし、待つことは難しい。
今目の前にある物を我慢すれば先の未来でもっと良い物が手に入るとしても、今目の前の誘惑を拒むのは勇気のいることだ。
 
簡単に手に入るということは簡単に失うことと同義だ。
 
簡単に稼げる
 
そんな上手い話は世の中にはない。
簡単に稼げるものは基本的にハイリスクハイリターンのものが多い。ハイリスクハイリターンはギャンブルと一緒だ。
 
それでもハイリスクハイリターンの投資をやりたいなら徹底的に勉強し、確実に理解した上でやるべきだ。
自分の頭で理解できていないことに自分の貴重な財産を委ねるべきではない。
 
楽して稼ごうとしている人にお金持ちはいない。
 
目の前の誘惑を我慢し、未来のために勉強し、面倒くさいことと向き合わずしてお金は稼げず、増えもしないということをまず認識するべきだろう。

それをせずに、知識もなく目の前の誘惑に釣られる人間はただひたすらに貴重な財産を搾取され続ける人生を送ることになる。

より良いところに住む

衣食住のうち多くの人は衣食に重きを置く。しかし、最も重きを置くべきは住むところだ。良い住環境がもたらす影響は身体的も精神的もかなり大きい。

例えば職場から家が近ければ通勤のストレスはなく、通勤時間の節約で多くの自由時間を確保することができる。多少家賃が高くても職場に近いというのは大きなアドバンテージだ。

逆に職場から遠かったとしても、環境も良く、良質な在宅時間を過ごすことのできる家があるなら長い通勤時間をかける価値もあるだろう。

家賃を節約したことにより、隣人トラブルで精神を病み、騒音で睡眠不足になっているようではお金を貯める以前の問題となってしまうだろう。

なので、良い家に住む代わりに衣食を節約していこう。
服は安くて機能性がある物はいくらでもあり、ブランドがほしいならメルカリで中古を買うなど節約しながら物欲を満たす方法はある。

食に関しては安くて美味しい健康的な食べ物はいくらでもある。時間がある人は自炊するのが1番節約できるし、時間がない人はスーパーの惣菜を買うなど、外食でも安くて健康的なお店はいくらでもある。
コンビニとファストフードのヘビーユーザーは貧乏人と不健康のダブルラリアットだ。

今日から未来のために備える

アリとキリギリスのイソップ童話は誰もが知っている物語だが、これこそがお金の真理の物語とも読める。

来たるべく冬に備え、コツコツと食糧を備蓄するアリと来たるべく冬を忘れ、ただひたすらに今を謳歌するキリギリス。
目の前の欲望を我慢し、備えることができなければ、未来を生き抜くことはできない。

今後起こり得るあらゆるリスクや行事に備え、今できる最大限の備えをしよう。

ただもちろんバランスは大事だ。
今後起こり得るリスクに備えるために高額な保険に入っているようでは本末転倒になる。

できる限り自力でカバーし、どうしても補きれない部分を保険でカバーすればいい。
ただ盲目に勧められるままに保険に加入する行為も理解してないものに投資して搾取されることと同義だ。

自分こそ最大の資本とせよ

最後に忘れてはいけないのは自分への投資だ。明確な目的を定め、その目的の達成のために自分がすべき課題を一つずつこなしていく。

何のためにお金をどのくらい稼ぎ、どのように守り運用していくのかを学び、実践していく。

その中で失敗することもあるだろうが、その失敗からの学びは自分への投資だ。

世の中お金が空から降ってこないかなと待ち続けながら人生を終える人が大半だ。

お金という切っても切り離せないものと向き合い、理解しようと努力し、コントロールできるのであればお金は良きパートナーとして人生に彩を与えてくれるだろう。

しかし、目を逸らし欲望のままに散財するようであれば、お金は人生に暗い影を落とす悪魔のような存在となるだろう。

バビロンの大富豪が教えてくれたことは、お金そのものよりもお金についての知識の方が価値があり、その知識を得るために学び、知識を実践し続けないとけして真のお金持ちにはなれないということを教えてくれた。

お金を稼ぎ、守り、運用できる真のお金持ちとなり人生を制するためのバビロンの教えを学び、行動していこう。




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