東京リベンジャーズ No.1映画の宣伝考察note

7月第二週目の週末興収No.1は『東京リベンジャーズ』。昨年公開予定だった本作は、コロナ禍によって約1年以上も公開延期を経て、3日間興行収入は7億円弱の特大ヒットに。この数字は前週のゴジラvsコングを上回る。

原作の週刊少年マガジンでの連載は2017年開始、累計2000万部を超えた人気コミックに。2021年4月からはTVアニメシリーズが放送開始、同時に動画配信サービスでの放映もスタート。昨年の世界興収No.1となった『鬼滅の刃』を踏襲する、メガヒットの運命にタイムリープした作品となった(元の公開日だったらアニメ放送は公開後だった)。さらに2度の撮影中断を経たことで、登場する俳優たちの魅力/人気がさらにパワーアップ。殴り殴られのリアルな痛さで目を覆いたくなる乱闘シーンでボコボコにされる男たちそれぞれが、キラキラ輝いていて眼福、今旬の男祭りムービーとなった。

製作はフジテレビ、宣伝・配給はワーナー、講談社の3社が製作委員会。
フジTVではキャストのパブリシティ番組露出と出資枠でのCMオンエアー
講談社はコミックのOOH広告でサポート。渋谷の街中OOHでそこかしこに
メジャースタジオでは唯一ローカルプロダクションで実績を重ねるワーナーならではのオフライン、オンラインともに全方位のメディア戦略を展開。

特にYouTubeでの動画は公式の再生リストにあがっているのは12本ながら、累計1000万回再生を獲得。テレビcmの動画がアップロードされていないので、実際はもっと関連動画の再生数は多いことが想定される。
Twitterの公式は20万人のフォロワー、単体作品として立派な数字
https://twitter.com/revengers_movie

映画のつくりからも、コミック原作が連載中なこともあり、続編展開を見越した宣伝展開が見事でした。

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