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柿村物語(Minecraft)#5

いいところが見つかったのでここを永住の地として開発を始める。
まずは村人の家を全部訪問した。
1軒1軒、チェストをのぞいてまわり、いただけるものは頂いた。
「ありがとうございます。」

その中にエメラルドが入っていたのには驚いた。
なんて裕福な村なんだ。
今後、さらに発展させることを誓う。

○エメラルド (2)

ご挨拶も終わったところで、お礼に水漏れしている畑を修復し、穴の開いた道を塞いだ。
そして、ついに念願のマイホーム作りに着手する。

これまで長いこと野宿したり、村人の家に居候させてもらったりしてきた。
やっと、自分の家が持てる。楽しみだぁ。

せっかく作るならデカイ家がいい。
ミニマリストにも憧れたけど、この世界は欲しいものは何だって手に入るのだ。
気持ちに余裕を持つなら、まずはスペースから。
どんな家にしようかなぁ。整地しながら、考える。

拠点の整地

次に、家の材料となる石や原木をせっせと集める。
建築に関する知識はほとんどない。
これまでに見てきた家を参考に、見様見真似でブロックを積み上げていく。

ときどき村人が見にくる。
ときどき、豚や鶏が邪魔しにくる。
ときどき、雨が降る。

昼間の雨はスキップできない。
そんなときは、地下に潜る。
ここでもブランチマイニングは避けられない。
家からいつでも採掘に行けるように、家の床に穴を開けて掘り始める。

今度の採掘では水脈や溶岩や洞窟や廃坑にぶち当たった。
初めて生まれたところ(初期スポーン地と言われる)では、経験したことなかった新たな経験。

洞窟に入って迷子になったり、水に流されて溺れそうになったり、地下採掘は慢心創痍だ。
廃坑で迷子になったのが一番怖かった。
そういえば、干し柿は閉所恐怖症だったのに、よく廃坑なんかに行ったもんだ。(笑)


さて、材料も大分揃ったので、家の建築再開。
家は白樺、トウヒ、ダークオークの木材で作る。
大きい方がいいからって、サイズ感がわからなすぎて、バカでかい家が完成。
材料を入れるチェストをたくさん並べて、マイホームというより倉庫って感じだけどやっぱり屋根があるのは嬉しい。

初代拠点

村人さんにも好評で、よく遊びにきてくれる。

初代拠点2


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一時期、ミニマリストに憧れた。
最低限のものしか持たない生き方。
ものに執着しない生き方。

気持ちが軽くなるらしい。
そんな本も何冊か読んで、どんなんかなーーと想像ふくらせてみた時期がある。

しかし、モノに支配される生き方はどうかと思うが、モノでしあわせを感じる瞬間は確実にある。
私には一切のモノを排除する勇気はなかった。

要は、囲まれているモノが、今どれだけ生きているかっていうことなのだろう。
すでに役目を終えたモノがいつまでも幅をきかせていては運気が落ちるのかもしれない。
見渡せばそんなものが溢れている。

毎日の生活で役に立つもの、気持ちを上げてくれるものだけに囲まれている生活こそ憧れるに値する。
問題は、このモノたちがいつ役目を終えたかがわかりにくいってことだ。
それは静かに音を立てずに、気付かれないように終わる。
だって、わかれば捨てられるもの。

気づけば、役目が終わっている。
でも、また使うかもしれないと思わせる余韻というか哀愁を漂わせる。
だから、簡単に捨てられず、溜まっていく。

そろそろ、本気でモノと向き合わなければならない時期がきていると思う。
来年の春、一線から身を引いたら、考えようかなぁ。

当面、マイクラの世界では、でっかいお家を立てて、欲しいものは何でも手に入れる。
持てるだけ、持ってみる。
手に入れるのも簡単、だから捨てるのも簡単。
これからのリハーサルってことで。

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