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釣り合わないならバッサリと、それが「正義」

最近タロットにまつわるお話を書いていますが、もうそれなら大アルカナ22枚分の自分なりの考察を綴っていこうかな~と思っています。
順番も更新頻度もランダムに。思いつくまま。よかったらお付き合いくださいませ。


今回は【正義】。大アルカナ11番。手に持っている”天秤”が目印です。

11正義


この【正義】のカード、非常にクールで厳しさのあるカードです。
左に持っている天秤で、両者の釣り合いを計っているのです。どちらかが偏ってないか?公平か?ただ現実のみを見ています。そこで、「釣り合っていない」とわかると右手で持っている剣でバッサリ断ち切るのです。

感情は全く関係ありません。むしろ範疇外といった感じ。原因と結果がハッキリとしている世界観を表しています。

例えば、自分が学生だったとしましょう。
勉強があまり好きではない学生です。好きじゃないから授業もサボり、テストが近づいても勉強しませんでした。そんな状態なのでテストの結果は最悪。当然といえば当然ですよね、だって勉強していないもの。この状態が【正義】の世界観ともいえます。

11正義

勉強していないなら、しなかった結果が出る。たとえ「勉強しようと思っていたけど」とか「テストでいい点をとりたいと思ってたのに」という気持ちがあっても、その気持ちに同情することなく流されることなく結果を出す。
逆に、この例でいうなら、勉強したならした分の成果は出るのです。
やはりその場合も「睡魔と戦いながら」とか「まわりが応援してくれたから頑張れた」とか関係ない。どんな思いが胸にあったとしても、行動の結果としての成果なのです。

このクールさ、ストレートで好きと見るか、温情の余地なく厳しいと見るか、公平で正しい姿だと見るか。

現実で日常生活の中で、この【正義】のカードのメッセージが利くことはよくあることではないかと思います。
感情はとっても大事だけれど、時として悪い言い訳にもなるんです。
年齢が、時間が、お金が、周りの人が…それをうまく言い訳にすり替えてやらないでいる、やらない自分を正当化したとしても、やらなければやらなかった結果が出るのです。あとは、人に気を使いすぎても、過剰なほど誰かのためにと思ったとしても、かけた思いがそのまま形になるとは限らない。こんなに思ってやったのになぜこうなの?なんてことありますよね。

11正義R

そんな時は【正義】のカードが逆位置の状態です。
不公平、不平等、どちらかに偏っていてアンバランス。釣り合っていないのです。一度フラットに戻すためにも、右手の剣でバッサリ切った方がいいです。何を?その不要な感情です。

【正義】ってやっぱりちょっと厳しさがあるな~と思わずにはいられないけれど、正義のキャラからするなら「ベストなタイミングで大事な事を教えているだけ。だって必要だから」とってことなのでしょうね。クール!


今日もありがとうございます。


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