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大神神社に行ってきました2023

今年もまた奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社に行ってきました。

この参道がとても好き。ここを思い出すだけで癒されます。


東京からの遠征。わざわざ行くのは”推しの神社”だからです。
私にとって大神神社への参拝は、年に一度の推し事なのです!
去年はコロナもあって行けなかっただけに、2023年にリベンジできてとっても嬉しかった。



大神神社は御神体が三輪山で、「登拝」といって御神体である山を登ることができます。実はこの登拝がお目当て。もちろん今年も登拝してきました。

登拝口のすぐ近くにあるのが狭井神社。ここで登拝の手続きをします。


手続きをすると手渡されるタスキを肩にかけ登拝します。入山中は撮影も禁止です。


毎年参拝しているとはいえ、山登りはキツイ。
日頃の運動不足に加え、確実に増えている体重のせいもあるのでしょう。登り始めてすぐにゼーハー。息は上がるが足は上がらない、とすぐに体にきてしまいましたが、登り始めたらやるしかない!もう気合ですね。

たくさんの人が歩くことで踏み固められた段差や石でできた道を進みます。勾配がきつい場所もあるので、足元を見て一歩ずつ進む。
時々は周囲の木々やすぐ横に鎮座している大岩などをながめつつも、基本は足元を見て一歩、また一歩。とても地味です。でもその地味な行為で、自分の内側に入っていくんですよね。

登りながらふと思うのです。
よそ見をしていると足元が危なっかしいし、先ばかり気にしていても、目の前のこの一歩を踏まないと進めない。低い段差もあれば、よいしょっとペースを落とさないと登れない段差もある。常に一定のリズムですいすいは進まないのです。

大げさかもしれないけど、まるで人生みたい。
いろんな段差があって時には足を止めることもあるけれど、目の前のこの一歩が全て。その積み重ねで道を時を進んで行く。

道が狭いところばかりなので、人とすれ違う時にはゆずりあい。時には自分より後来た人に追い越される時は、こころよく道をあけて通ってもらう。焦っていても、ね。

下山する人とすれ違う時は、自分がはじに寄ってどうぞとゆずります。でもその方、すごくいい人なのでしょう「すいません」と答え急いで降りようとするのですが、そうすると転びそうになったり。
「ゆっくりでいいですよー」なんて声をかけたけれど、あ、これっていつもの日常の自分にかける言葉なんじゃないかと、ハッと思ったのです。

急いで下って足元が危うくなるよりも、一歩、一歩落ち着いて進めばいい。焦る必要なんてないし、”すいません”よりも、”ゆっくりでいい”という優しさの方がずっと安心なはず。それなのに、もっと早く!もっと急いで!と常に自分で自分を追い立てていたな。急ごうとしてもたいして体はいうこときかないのに。

人にだったらかけられる優しさを、自分にはかけていなかった。
人にだったらできることを、自分にはしていなかった。
そういうこと実はたくさんあるのかもしれません。


そんなことをぼんやり思いつつ、ひたすら一歩ずつ進むのですが、足が痛い、痛い。途中からプルプルしてきます。
が、この”痛い”という感覚も生きているからなんだなーと思うと、”痛い”も、道を横切るムカデも、風になびく落ち葉も、私の源がすべて見て感じて体験したいんだなと感じました。

あんなに汗だくになり、足も痛いのに、やっぱり帰りの参道を通る頃には「また行きたい」と思うのです。来年も絶対行く!と。
広くておおらかで清々しい気に満ちた大神神社が、やっぱり私にとっては”推し”なんですよね。今年もこうして参拝できたことが本当にうれしいのです。


大神神社は敷地も広くて摂社もたくさんあります。

薬草が植えられているというくすり道。狭井神社に向かう途中にあります。


ここからながめる三輪山も風情があります。


こちらは「なでうさぎ」。なでなでしてきました。

後で気がつきましたが、全然写真を撮っていなかった…。
実際はもっと見どころがたくさんあります。

まだそれほど日が経っていませんが、こうして書いているだけでもう行きたい気持ちになってきました。

やっぱり私にとって大神神社は”推し”の神社です。


今日もありがとうございます。


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