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#呑みながら書きました 最近の試行錯誤の記録を残すよ

こんばんは、上田です。小説執筆に関しては、ずっとジタバタしておりますが、ちょっとだけ前よりは光が見えてきた感じになっています。いいご報告がそのうちできていくといいのですが。

小説を書くことは、なかなか思うようにできないし、壁にがんがんぶつかるし、そしてなにより商業で出してみて「こわいな」と思ったことは「商業で出した小説が売れなければ、出版社が赤字をかぶることになる」とおそまきながら気づけたことでした。正直、1冊商業で出すまでは、まったくその重みに気付いていませんでした。

自分が同人誌つくって、自分が赤字になるのとはぜんぜん違う世界。だから「売れる作品を書ける人が正義」となるのは、当たり前の世界がたぶん商業文芸界なのですね。ただでさえ、紙の本が売れなくて、紙も値上げされて本自体の値段も高くなっていて、そんななかで売れていく人は本当に猛者ですし、すごいです。

私は基本「創作小説界」というものは、もっとグラデーション的に豊かなものだと考えていて。いろんな色の作品があっていいし、稚拙であっても価値のない作品なんてないし、誰しもが「自分の作品を愛おしく思える」「他人の作品も尊重できる」世界が理想だったりします。

創作小説界という大きくて広い円のなかに、商業小説界という円があって、そこで作品は「ふるい」にかけられると思うのですが、私は「創作小説界」という広い円のなかで、まずめいっぱい楽しんで、いいと思うのですよ。

最近つねづね思うのですが「小説を書ける環境と健康があるだけで、恵まれてるし幸せ」と思えるようになってきていて。もし、視力を失えば。病気になれば、いくらでもいまのように創作することができなくなる日だって、来ないとは限りません。

ただでさえ、本を売っていくことが難しい時代。なので、もう開き直って、創作を楽しめることだけに感謝して、作品のストック数を増やしていくことだけが、誰でもができることなのではないかなと思います。

ぶっちゃけ、たぶんデビューできるとか、活躍できるとか、売れるとかには、本人の努力だけでなく運や先天的才能や先天的環境も関わってきます。私みたいに、1冊本を出せても、次の本を出すのに難儀している人もいます。努力を効率よくできることにも、資質が要ります。

私にとって創作は「人生が雨の日の友」です。つらいとき、いつも本を読んでいたから、本が寄り添っていてくれたから、自分も本を書きたいと思い、どれだけ上手く書けなかったとしても、本を書くことを諦められませんでした。

いま、やたら試行錯誤しているのは「自分にとって嘘のない本を書きたいから」です。「他の誰でもない自分自身の、本音だけで構成されている本を書きたくて」がんばっています。

フィクションはもちろん嘘で構成された世界ですが、作家が書いた本には、その書き手の血や涙や汗がぎっちぎちにつまっています。それが伝わる本に出会えると、いつも幸せなので、願わくば自分もそういう本を書いていきたいです。

私は、noteが大好きな場所なのですが、それは「自分自身の日常の暮らしや仕事を大事にしながら、創作文芸をやっている人の作品」に出会える場だからです。そういう人たちの創作を、かけねなくいとおしく思えます。

そんな人たちのきらきらこぼれる輝きを、これからもnoteで見られると嬉しいなと思っています。

私はたぶんずっと「自分の書くものが、商業作品じゃないとダメな理由があるのか?」と考えています。あくまで私の場合に限りますが、私自身の考えは「ダメな理由はない」です。個人同人誌でも、kindle自主制作でも、WEB投稿でも、たぶん全力で楽しんだもの勝ちだと思っています。

つくってつくって、楽しんで楽しんでいるうちに「小説を書くことがどういうことか」を掴めたら、私自身は人生のミッション達成だと考えています。たぶんそうできたら、笑って人生を終えられる。

ただ、それでも「商業で小説出したい!」って思ったら、やはり研究と分析は必須だと思います。私も、なんだかんだと月に10冊~15冊くらいは小説買って読んでいます。

どの作家さんの作品も読むたび、自分の現状の下手さと引き比べて「ああああ」ってなりますが「よっしゃ、自分もここまで書けるようにいつかなるぞ」とやる気も出るので。

お互い、楽しんだもの勝ち!で創作していきませんか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

今回の呑み書きも、お世話になりました!









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